就活がうまくいかなくても落ち込まない理由
クラウドソーシングに登録して数年、ようやく最近いくつかの案件に応募し始めている。とはいえ、なかなかお仕事につながることはない。
そんなとき、今までだったら「落とされた!」と落ち込んだりめそめそしたりしていたけれど、最近はそんなことがなくなった。その理由をこれまでの就活や転職活動の経験も含めて考えてみた。
新卒の頃は就活サイトや合同説明会で、転職や副業であれば転職サイトやクラウドソーシングをメインにお仕事を探す。
よさそうだな、とピンとくる企業に出会ったら、自分のアピールできそうなPRポイントや実績をかき集め、どきどきしながら書類を出したり応募ボタンを押したりする。
そして結果が不採用だったとき、私たちは「選ばれなかった」と感じる。
「こんなに実績あるし技量もあるのに、なんで私は選ばれないんだ」と思うこともある。(しかもめちゃ真面目にがんばるのに!!!)
でも。
選ばれなかった私たちと同様に、選ばれなかった企業があることも忘れてはいけない。
私だって、アプリで求人一覧をばーーーーっとスクロールするじゃないか。
求人サイトを経由してオファーをもらったって「条件が合わないな」とか「なんか雰囲気違うかも」という理由でスルーしているじゃないか。
私たちだって企業を選んでいるし、スクロールされた求人は私たちに選ばれていない。
個人としてダメージを受けるかどうかの違いであって「選ばれない」という事実は企業側も同じだ。
新卒で入った会社の人事の人が当時「私たちもみなさんから選ばれる立場にあります」と言っていたが、それがようやく理解できるようになった。
選考が思うようにいかなくても落ち込まなくなった理由、それは
「きっと何かしら条件が合わなかったんだろう」
「私より優秀な人が応募したのだろう」
と早めに割り切れるようになったからだ。
「採用」「合格」に結びつかなくても「そっか」という気持ちで流せるようになった。
むしろ「ミスマッチしちゃわなくてよかったわね」くらいに思うこともある。
最近の新卒の就活は、求職者側にとって有利な「売り手市場」だと聞く。けれど、就活ってどちらが有利ということはなく、実際はイーブンなのかもしれない。
そんなことを思った春でした。
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