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日本人は「やめる練習」がたりてない
「商売はあきない、(商い)
飽きずに続けることが大切」
実家が小さな商売をしていて
そんな言葉を
耳にタコができる(死語)くらいに
聞いて育ちました。
就職する時には
「何事も石の上にも3年。
がまんしなさい。」
と送り出されました。
*
けれど
20歳のとき、就職した会社を
「ここは違う」と
半年で辞めてしまってからは
地方の実家には帰らず
興味のあることは、全部試そう。
と決めて
20、30代の時間を費やして
転職をくりかえしました。
*
家族には
「転職はステップアップのため」
などと言いながらも
心のどこかで
自分は中途半端だなぁと反省したり
一社に長く勤め続けている人には
かなわないなと密かに思ったり
していましたが
近年、勤めていた会社で
年齢が近く、勤続20年以上になる女性に
「すごいですね。」と声をかけると
「だんだんと辞めるのが怖くなって
辞める勇気がないだけなんです。」
思いもよらない答えが返ってきた。
*
「日本人は「やめる練習」がたりてない」
というタイトルを見た時
その元同僚の彼女の言葉が思い浮かんで
読み始めましたが
まるで自分ごとのように共感して
あっという間に読み終わりました。
特に著者が、自分の適性を
考えながら仕事を探す過程に
自分自身と重ねたり
子育てのためにマレーシアに移住して
経験する日常も
留学していたころを思い出したり
*
淡々と描かれる
マレーシアと日本の生活や文化の違い
多様性とはなにか、寛容性とはなにか
そしてグローバルとは
という考察の中に
今まで自分の意識から離れたことがない
「石の上にも3年」を
かなえられなかった罪悪感が
徐々に消えて
心が軽くなっていく気がしました。
著者のような人生の選択を
誰もが出来るわけではないけれど
いままさに子育てをされていたり
行き詰ったり我慢をしいられている方の
視点を変えるきっかけとなる
一冊ではないかと思います。
*
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