【占星術】映画パプリカと精神分析
今回の記事はいつもと雰囲気を変えて、
映画を題材に占星術についてお話をしていきます。
繰り返し観た傑作
映画、パプリカは私の人生に大きな影響を与えた映画のひとつです。
中学生の頃に筒井康隆にハマって手当り次第読んでいたのですが、
その流れでパプリカを観て
「なんじゃこれは?!」
と衝撃を受けたことを覚えています。
この動画を見るだけでどんな感じの映画かわかると思います。
ちなみに重度の誇大妄想患者の夢なのだそうです。
この映画を見たことにきっかけで、精神分析や無意識といったものに興味が出て精神世界に関する本を手当り次第読み漁るようになりました。
そうしているうちにタロットや西洋占星術、易が心理学の大家であるユングに研究されていることを知り、
「占いで精神分析が出来るんだ!」
と感動をして今日まで占いの勉強をすることになりました。
(占星術にはまるきっかけになった本です)
占い師はカウンセラー
この記事を読もうとしている方の中には映画好きではありものの、
「占星術とはなんぞや?」
という方も多くいると思います。
そんな方に向けて、まずは占い師の仕事というものを簡単に説明をしていきます。
占い師と仕事とカウンセラーの仕事の共通点は対象の話を聞いて心理分析をするというところです。
カウンセラーはクライアントの行動や言動を元に科学に基づいてカウンセリングをするのに対して、
占い師は占術を媒介にして対象のカウンセリングをしていきます。
占星術は、
ユングの心理学を取り入れた「心理占星術」というものが確立されており、
カウンセリングに特化した占星術が存在します。
西洋占星術の基本的な考えである四元素論を元に、ユングは人間の心を4つの機能に分類したものが元になっています。
四元素論とは、西洋哲学の根本的な考え方である
『万物は全て火、地、風、水で出来ている』
といったものです。
この四元素は占星術で使用する天体にも当てはめることができ、
この元素の割合でどのような性質の人間か読み解くことが可能です。
これをユングの心理学に当てはめていくと、
となります。
西洋占星術でカウンセリングを行う際は、この4つの区分を使用して相談者の思考の傾向を読みといて話をしていきます。
パプリカとカウンセリング
話を映画に戻しますが、
パプリカで印象的なのは、
患者の精神問題を解決するために、パプリカが夢の世界に一緒に潜って原因を突き止めるところです。
パプリカの場合は、無意識の集合体である夢の世界に入ることによって患者の精神分析を行いますが、
占い師は相談者の星の状態を見てカウンセリングを行います。
自分の心理傾向を使ってカウンセリングのスタイルを決める
占い師が相談者の星の状態を見て心理傾向を読み解いてカウンセリングを行うのはとても重要ですが、
それ以上に大切なのは自分のホロスコープを読みといてどのような鑑定スタイルに持っていくか判断をすることです。
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