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ドラマ好きはマッチョがお好き?エンタメと恋愛の意外な関係を調査!

こんにちは、見える化エンジン情報調査部です。

みなさん、異性がついつい好きになるのはどのような人か、簡単な質問から分かったら楽だと思いませんか?

例えば次のような質問をします。
普段どんなテレビや動画を観ていますか?

これに対しての答えが「アニメ」なら、その人は「優しい人が好き!」みたいなことが分かったらとても楽ですよね。質問自体も一般的なので、初対面の人に対しても質問しやすいかと思います。

今回は、「エンタメ(テレビや動画)と恋愛の関係性」について、見える化エンジン(※1)を使ってアンケートから調査を行いました。

アンケートでは、「よく観るテレビ・動画のジャンル」と「好きな異性の特徴」を回答していただきました。

この2つの間に関係性があったのか?それともなかったのか?

一緒に見ていきましょう!

(※1)見える化エンジンは、テキストマイニングの技術によりTwitterなどのSNSや様々なテキストデータを収集、分析、視覚化するツールです。

※調査概要
データ収集:アンケート
データ収集機能:瞬速リサーチ(アンケート収集機能)
アンケート自由回答:3つまで、「好きな異性の特徴」を教えてください。
アンケート単一回答:「アニメ」「スポーツ」「ドラマ」「映画」「音楽」「教育・教養・実用」「その他の娯楽番組」の中で最もよく観るジャンルを1つ選択
対象期間:2022/05/19~2022/05/26
分析件数:1135件

人気のテレビ・動画ジャンルは何?

まず、男女ごとにどのジャンルのテレビ・動画が観られているか確認しましょう。

「よく観るテレビ・動画のジャンル」に関するアンケート回答を分析し、ジャンルごとの割合を示したものを男性(図1)と女性(図2)にグラフ化しました。

図1

図2

図2と図3では、年代によって割合に大きな差があるジャンルを赤枠で囲み、年代関係なく観られている割合が高いジャンルを青枠で囲んでいます。

年代によって割合に大きな差があるアニメから確認していきます(図1と図2の赤枠、青色の項目)。

アニメは男女かかわらず若い世代に人気があります。
20代では、アニメが全ジャンルの中で最も割合が高く、男性は43%、女性は27%という結果になっています。

しかし、男女ともに年代が上がるとアニメの割合が低くなり、60代以上では、男性は3%、女性は1%となっています。

アニメと同じ赤枠で囲まれた報道を確認します(図1と2の赤枠、黄色の項目)。

アニメが若い世代に人気があるのに対して、報道は中高年で割合が高くなります。60代以上になると、男性は53%、女性は38%となり、全ジャンルの中で最も割合が高くなりました。

また、男性だけでみるとスポーツが年代にかかわらず一定の割合で観られています(図1の青枠、ピンク色の項目)。

女性に関しては年代によらずドラマの割合が高く、特に30代で26%、40代で33%、50代で33%と、これらの年代では全ジャンルの中でドラマが最も高い割合となっています(図2の青枠、緑色の項目)。

どのような人を好きになる?... 男女別で調査

今回のアンケート調査の結果を先に言ってしまうと、男女全体では「性格が良い」人が好かれているようでした。

でも、これは男女全体の結果であるため、男女別で好きな異性の傾向を調査していきます。
好きな異性についての回答結果で、全体と比較して男女別に特徴の偏りが強い順(特徴度順)で表したものが図3です。

図3

左から順に男女全体、男性、女性と並んでおり、注目する部分は赤枠で囲んでいます。

男女全体で見ていくと、「性格ー優しい」「性格ー良い」の2つが上位に入っており、「性格が良い」人が好かれていることが分かります(図3、左の赤枠)。

男性だけでは、「顔ー可愛い」「スタイルー良い」「笑顔ー可愛い」などの容姿に関するワードが上位に入っており、「可愛い顔でスタイルの良い」女性が好きな傾向があります(図3、中心の赤枠)。

女性では、「頭ー良い」のような知性に関するワードに加えて「身長ー高い」「背ー高い」のような容姿に関するワードが上位に来ているため、「知的で背の高い」男性が好きな傾向がありました(図3、右の赤枠)。

男性は容姿を重視し、女性は容姿と知性を重視しています。
男女どちらも容姿を重視していますが、その中でも男性は「顔」、女性は「身長」を重視していることが分かりました。

ドラマ好きはマッチョがお好き? …テレビ・動画のジャンル別で好きな異性の傾向を調査

ここでは「よく観るテレビ・動画のジャンル」別に好きな異性の傾向を調査していきます。

アンケートでは、よく観るテレビ・動画のジャンルを「アニメ」「スポーツ」「ドラマ」「映画」「教育・教養・実用」「報道」「その他の娯楽番組」の5つの選択肢の中から1つだけ選択してもらっています。

ジャンル別に「好きな異性」を確認していきましょう(男性:図4、女性:図5)。ジャンルごとに赤枠でグループ分けをしているので、その中の単語を見ていきます。

図4

図5

よく観るテレビ・動画に「報道」を選択した男性は、「人を立てる」「時間を大切にする」のような他人に気を使える異性を好む傾向があります(図4、左上の赤枠)。

アニメ」を選択した男性は、「笑顔が可愛い」異性を好む傾向があり、アニメのキャラの影響がありそうでした(図4、右上の赤枠)。
最近のアニメでは、主人公やヒロインなど、可愛いキャラが登場する作品がほとんどなのでこの結果は納得ですね。

アニメ」を選択した男性は他にも、「食べるのが好き」な異性が好きという傾向も分かりました。
一見ではアニメとの関係がなさそうですが、好きなキャラがおいしそうに食事をするシーンが描かれることもあるので、このような傾向が出てもおかしくはないですね。

報道」を選択した女性は、「人を尊重する」「オシャレ」のように、他人に気を使えるだけでなく、「オシャレ」な異性を好む傾向があります(図5、左上の赤枠)。
最近では、昼の報道番組でファッションのコーナーもあるため、オシャレという特徴が重要になっているのかもしれません。

ドラマ」を選択した女性は、「細マッチョ」「嘘をつかない」「頼れる」異性を好む傾向がありました(図5、中心の下の赤枠)。
ドラマに出演している俳優の容姿や、その俳優が演じているキャラから影響を受けているようでした。

好きになる人を5つの要素で分析!…テレビ・動画のジャンル別

テレビ・動画のジャンル別でもう少し分析していきましょう。

前の分析では、「マッチョ」や「笑顔」のような特定のワードについて分析をしていました。「マッチョ」「笑顔」はどちらも容姿を表しているため、好きな異性の要素として「容姿」のように1つにまとめていきます。

「優しい」や「明るい」なども「性格」として1つにまとめて、、、

このように好きな異性の要素を以下の5つにグループ分けしました。

「容姿」>マッチョ、笑顔、イケメン、、、
「性格」>誠実、明るい、穏やか、、、
「知性」>賢い、頭が良い、論理的、、、
「金銭」>お金持ち、金銭感覚、、、
「安心感、気が合う」>落ち着く、センスが良い、、、

要素5つを使って、テレビ・動画のジャンル別で分析したので、それぞれがどのくらい重視されているかを見ていきましょう(男性:図6、女性:図7)。

図6

図7

男女ともに、すべてのジャンルで、「性格」と「容姿」に言及しているが割合がとして高いです(性格:40~50%くらい、容姿:20~40%くらい)。

「性格」のほうが割合としては高いので、一般的に「性格」を重視する傾向があります。

「金銭」は男女ともに割合が低いので、重要な要素ではないですね(0~5%くらい)。

男性で見ていくと、「教育・教養・実用」において「知性」の割合が16%と高くなりました(図6の赤枠、緑色の項目)。「その他の娯楽番組」では、「安心感、気が合う」の割合が25%と高くなっています(図6の赤枠、水色の項目)。

女性では、「知性」の割合が10~20%くらいと高く、女性のほうが異性に知的な要素を求める傾向があります(図7の赤枠、緑色の項目)。
また、「アニメ」「音楽」で「安心感、気が合う」が割合として多くなる傾向があり、アニメで20%、音楽で23%という結果になりました(図7の赤枠、水色の項目、アニメ:左、音楽:右)。
異性に対して同じ趣味を持っていることを重視しているかもしれません。

「年代」と「よく観るテレビ・動画のジャンル」で好きになる人の傾向を分析!

最後の分析では、「年代」と「よく観るテレビ・動画のジャンル」の組み合わせによって、異性にどの要素を求めるかを分析します。

図8に男性、図9に女性の結果を表として示しています。

図8

図9

男性の1番上を左から右のほうに見ていき、「50代」の「ドラマをよく観る」人は、「容姿」を重視している傾向があります(図8、赤の下線)。

このような見方をして、上位にあるほど傾向が強くなります。

そのまま男性を見ていきましょう。

2番目の結果から、「40代」の「報道をよく観る」で「容姿」を重視していることが分かります。それに続く3番目の結果から、「50代」の「報道をよく観る」で「性格」を重視してる傾向があります(図8、赤枠)。

同じ報道を観ていても、年代の違いによって重視する異性の要素が変わりそうですね。

続いて女性です。

1番目の結果から、「30代」の「ドラマをよく観る」で「容姿」を重視しています。2番目の結果から、「40代」の「ドラマをよく観る」で「安心感、気が合う」を重視していました(図9、赤枠)。

年代によって観ているドラマの違いなどが、好きな異性の傾向の違いに影響しているかもしれませんね。

まとめ:「よく観るテレビ・動画のジャンル」が分かれば、「好きな異性」も大体分かる

今回の調査で、「よく観るテレビ・動画のジャンル」と「好きな異性の特徴」が分かりました。

一般的には、「性格が優しい」など性格を重視する傾向がありましたが、男女別や「最もよく観るテレビ・動画のジャンル」別で分析した結果では、それぞれ違った傾向が見えてきましたね。

男性のアニメ好きは「笑顔が可愛い」女性を、
女性のドラマ好きは「マッチョ」な男性を好きといったような細かい傾向も分かりました。

とはいえ断定できるほどの大きな傾向は見えないので、恋バナなどで場を盛り上げるためのきっかけとして使い、好きな異性との距離を縮めることが出来たら良いですね。

この記事をきっかけにして好きな異性と仲良くなり、より良い関係をつくる結果となれば幸いです。
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担当:新井
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今回の記事でもご紹介している『見える化エンジン』を活用した調査記事ですが、

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