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見えてしまった画の話。


※少し怖い話です。苦手な方は、読むのをご遠慮ください。


私は子供の頃、よく予知夢を見ていた。

当時、ある運動部に入っていて自分達が、活動をしている横のグラウンドでは、いつも女子ソフトボール部が活動をしていたのだが、その日は何故かサッカー部がジョギングをしていた。そういう何の変哲もない夢を見た。

翌日、土曜日の部活動に参加すると夢で見た通りのことが起こってサッカー部がジョギングをしていたのだ。何のことはない夢だが、こういう日常で起こることを予め予知してしまうことが度々あった。

そんな予知の中でも、忘れられない画をみてしまったことがあった。

ある夏休みに、神戸に家族旅行に行ったときだった、異人館の前の道を家族で歩いていたら、何故かふらつき、よろめいて道路に並んでいた緑色の柱のようなオブジェに手をついてもたれかかり、顔を上げると驚愕した。

道路は、割れてめちゃくちゃになって、横に見えていた異人館・うろこの館にヒビが入って傾いている画が、一瞬だけ見えた。

一体、これは何なのだ?どうしてこんなに街が壊れているのだ?まるで戦争でも起こって、街が破壊されているみたいじゃないか、、!と思った。暫く呆然としてから我に返り、私は、慌てて前を歩いていた母にその事を伝えると【恐いこと言わないでよ!】と言われた。

そうだよね…そんな怖いことが起きるはずがない。でもどうしてこんな画がみえたの??本当に戦争でも起こるの?そんなバカな!こんなきれいな風景が壊れるのをみるなんて馬鹿馬鹿しい。と、頭を振って気持ちを無理やり切り替えた。続↓


その一年後、、、、


その一年後…テレビにあの時と全く同じ風景が映っていた。

阪神淡路大震災が起きたのだった。あの夏の日、私が見た画は、この大震災の未来予知だったのだ…と背筋が凍った。当時は、怖くて誰にも言えなかった。

#私の不思議体験

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