幸福感を感じる心の筋肉

皆さんはどんな時に幸せだなと感じますか?


幸福を含めた、感情を感じるのは心ですが、
“しあわせだ”と感じるのは、素敵なことが起こったり、欲しいものが手に入ったりと


目の前で起こる現象を受けて
はじめて幸福を感じるという順序になっている気がしますが、



実は、
特別なイベントや高価な物など外的要因自体が
直結で自分を幸福にしてくれているのではなく


自分の内側にある心の筋肉が
幸福を感じられる状態になっていてこそ、幸福を感じることが出来ています。



これまでは、遠くにある何か素敵なものを手を伸ばして来ました。

何かを見つけられたら、何かを所有出来たら、と



だけど本当は、特別なことなど何もないことを喜んだっていいのだということが分かりました。


日常と呼ばれるありふれた、ごくごく平凡な生活をとても心地良いと感じられた時、


簡単に幸福になることができます。


ハッピーなイベントが来ないと、喜べないよりも
朝日の眩しさやコーヒーの香りなんかに感じる小さな幸福は、自分の心の状態を教えてくれます。



幸福を感じる筋肉は、自分で育むことしか出来ません。



この筋肉がついていないと
どれほど高価な物を手に入れても、幸福を感じらず、

人からの称賛や美しい物など
もっともっと、とどこか遠くにあるはずの何かを手に入れることに頓着していくことになります。




究極は事実じゃない

事実が幸福を左右しているわけじゃないことは、なかなか信じ難いような気がしますが


一見幸せに見える生活を過ごしていても、一向に心が満たされないのは
心が硬く閉ざされている=心の筋肉がカチコチになってしまっていることなのだと感じました。




体が硬いとケガをしやすい(受け身を上手にとれないため)ことは有名だと思いますが、
ケガだけではなく病気にもかかりやすいことを、私は去年知りました。

同じく、心が硬いと正しく感情を感じらことが出来ず
最終的には何も感じられない、ウツ的な状態になっていくんだと思います。


自殺をしてしまう人を見て、「生きたくても病気で生きられない人がいるのに。」と話す方が居るかと思います。

だけど自らを殺めてしまう人は「生きたくても心が硬くなりすぎて生きられない人」なのです。


分かりやすく病気という形で体が病んだか、
見えないが尋常じゃない程に心が病んだか、

の違いだけだと思います。




この国では生きることを諦めてしまう人は、年々増加しています。

一見、制度も治安も良いはずなのにと
不思議で仕方ありませんが、それくらい多くのひとが健やかな状態とはかけ離れた状態になってしまうというのは、

どこか、人間が生きる自然と離れてしまっているということです。


これからを生きていく上で
これまで、曲がりなく正しいとされて来たことを疑ってみることが大切な視点になって来ると感じます。


“そもそも人間は大自然の中の小自然。
人間にとっての、本来の自然な状態”とは??

※宗教やスピリチュアル的なものではありません。

↑体質改善にその知識は本当に必要??栄養学の問題と根本改善に必要なことが読み解けます。


体の健康と精神の健康は、同時に変わっていく。


体を動かしながら感情を伴うことの両輪で生きている人間からして、

体か、心か、どちらかだけというのは不自然ではないかといった視点による指導(体の手入れ)です。



私は、体を手入れすることで、長年治らなかったアトピー、不眠症、精神的な問題などを改善して来ました。


人間の造られ方や、不調の根本原因を知らないままだったら、今の私の健やかな生活はないです。




これまでの知識や教育、医療や民間療法、心理的な学問、自己啓発などではその場凌ぎの対処を出ず、けっきょく解決しないことがどれ程多いことかとしみじみ感じています。



精神にアプローチしたメソッドが沢山ありますが
自分の心の問題を根本から解決できるのは、けっきょくは自分だけで

自分の手で、ひとつずつ向き合っていくしか解決し切ることは出来ません。


そして必ずしも、心の問題解決が先(心だけにアプローチする)というのも不自然だと感じます。 

体感を伴って心が病んでいる場合、どれだけ心を変えようとしても物理的な、抜けられない離れられない肉体が苦しいのに心だけ変えるというのは不可能に近からです。


心を先に力づくで変えようと意気込むのではなく
体からアプローチをして、体感を変えていくことから始めてみるのが経験上、何よりも近道でした。



体を健康に近づけて、余裕が出て来ると精神の問題に向き合っていけます。

右足と左足の両方が正常に動く方が、真っ直ぐ行きたい方向へ進んでいけるように、
体と心はふたつに分けるのではなく、両輪だと捉えてみるのが良いかもしれません。



体が柔らかくなると体感が変わり、体感から精神にゆとりが出来ると考え方や感じ方も変わり、



やがて心にもしなやかな筋肉がつけば、
大きな幸せが起こらずとも、人生はとても楽しく豊かなものになります。






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