第3頁 タルタルソースと醤油のどちらを選ぶ?
皆さんは、欲しいものがあったとき
どのようなことを基準に選んでいますか?
勿論、その時々の持ち合わせや状況によって変わりますが
たとえば食事なんかについては
基本、欲に忠実なスタイルでいいと私は思います。
※以下、作品のネタバレを含みます。
ネコシェフと海辺のお店 標野凪さん
🔖今回は、気まぐれや自然体で有名なネコに登場してもらい、“欲しいものがあるときの選び方”についてお話しをしてみたいと思います。
食べもの、食事、友だち、恋人、仕事、これから進むべき道や夢のこと…
人は日々、大なり小なり無数の選択をして生活しています。
私自身、これまでの人生で
大きな選択をするときは、いつも以上に頭を使って色々なことを考えて決断をして来ました。
いつも答えなんて、分からないことばかり
分からないなりにも自分で選んで進むべき時はみんな必ずあって、
だからこそ人は悩んだり困ったりしますが
本当は答えはとてもシンプルで、自分の外側ではないところにあるんじゃないのかと感じます。
自分が何かを欲する時、
そこにはその時の自分にとっての必要性があって
理由をつけてその欲求(自分の欲しいもの)を抑え込むことは
想像以上に自分を圧迫してしまうのです。
多くの人が人生の分岐点に立ったとき、これからどの道を進めばいいか分からないと嘆きますが
余分な情報や周囲からの声を取っ払うことが出来れば、本当はそれほど難しいことではないんじゃないかと最近は思うようになって来ました。
得意を活かせる夢か、自分の心がときめく夢、
また、親の期待に応えられることも考慮すべきかと悩む主人公にネコシェフがかけた言葉がこちらです。
まだいろんな世界を見ていきたい気持ちと、
自分がしたいことは人の期待に沿えなくてもいいと、くっきり分かった主人公は明るい足取りで生活に戻っていきます。
また、ネコシェフが話しているように
この主人公だけでなく皆、答えは自分の内側の感覚が分かっているのです。
本当は分かっているけれど、思考や周囲からの声を採用していると、分からなくなって来てしまう
そして、このお話のように
必ずしも今どちらか?の2択で選ばなくてもいい
という場合だってきっと多いと思いました。
自分の『いいな!』の感覚が織り混ざった
ちょうどいい要素のものは、突き進んでいくと案外見つかったりするものです。
『どっちかじゃなく、どっちも、だな。』
このセリフを、これから度々思い出しては使っていきたいと思います。
ネコシェフとの時間を過ごしていると
私もアジフライを食べたくなって来たので、
きのう今日と続けてそれぞれの食事で
タルタルソースと、醤油の両方を食べました。
どっちも最高においしく、最強にしあわせな日です。
はたまた、明日の朝食にクロワッサンと食パンとで迷った私がどちらも買い物カゴに入れたのは話すまでもありません。
🐟🐟🐟
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