ミチムラチヒロ

僕は作家になりたいのだろうか? 第35回太宰治賞2次選考通過、第54、55回北日本文学…

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僕は作家になりたいのだろうか? 第35回太宰治賞2次選考通過、第54、55回北日本文学賞4次選考通過、第44回すばる文学賞2次選考通過など。

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最近の記事

最近のモチベーションについて。

ミチムラです。 最近のモチベーションについて軽く。 モチベーション。 あんまり好きな言葉ではなくて、モチベーションって浮き沈みするじゃないですか。 そんなふわふわしてるものを動機になにか作業してしまうと、やるやらないの差がまったくはっきりしてしまうので、それに頼らないように淡々とすすめていきたいのです。 が。 いまの僕の執筆のペースは完全にモチベーションに掌握されていまして、ぶっちゃけ目標らしい目標もないし、動かしたい物語もキャラクターも思想もありません。 まずいな

    • 無理ですね。

      ミチムラです。 題名どおりなんですが、もういろいろ無理でございます。 先日2連休だったのですが、ほとんどぶっつづけ35時間寝てました。地方に半分仕事半分趣味の遠征に行く予定だったのですが、まったく実行されず。 なにか頭のなかにあるものがぜんぜん処理しきれずにショートしてしまったかんじでした。やりたいことがまったくできていないのに、どんどんやりたいことがふえていく。 やりたいこと。それはいまやるべきことなのかなー、ぜんぜんそんなことないんですよね。 小説もいま書かなく

      • ひらかれる

        ミチムラです。 つい先日から小説の模写をしています。小説の模写、けっこう効果あるらしいと聞いたことあります。 で、誰の小説の模写をしているかというと、自分のやつ。 自分の小説、模写してるやつ、たぶん僕だけです。 正確にいうと、模写というよりは大々的な推敲作業。小説そのものを現在の僕のフィルターにとおして一文一文書き写しています。 むかし書いた小説とはいえ、内容はわかっているので、ただ印刷して読むだけだと、きちんと推敲できないような気がします。そのとき書いた良さみたい

        • 無謀なことかな?

          ミチムラです。 執筆活動を再開する、というと意味もなく仰々しいのですが、再開するにあたってなにをしていくべきなのかをきちんと明確にしておきましょうね、自分のために。 しかし、そう、なにからはじめるべきなのか自分でもよくわかっていないんです。 無謀なのかな、無謀なんだけど、3月末のすばる文学賞に送りたい。 なにを言っているのか僕は? 無理すぎる。 でも、僕はこの数年で肌身に感じたのです。無茶しないとどこにもいけないって。 僕はどこに行きたいのでしょうか? べつに受

        最近のモチベーションについて。

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        • なりゆき
          5本
        • よそゆき
          0本

        記事

          立て付けのわるい引き出し

          ミチムラです。 文章というものは、書いていないとなまります。これはどんなことにも言えることですが、文章、特に小説というのはその傾向が強いような気がします。 なんというか、引き出しの立て付けがとにかくわるい、そんな感覚。 だから、いまの僕はその引き出しを開くのをあきらめて、新しくあつらえた引き出しを開いて文章を書いています。 この引き出しは文章を書かず、小説も読まず、小説を書く上でなにもせずに2年半過ごしてきて生み出されたものです。 つまりはシンプルに人生経験がすこし上

          立て付けのわるい引き出し

          執筆は自己治療と言っていたけれど。

          ミチムラです。 いきなり本題で申し訳ないのですが、僕にとって文章を書くという行為は、病んでいる自分に対するささやかな内的治療だとずっと考えていました。今回はそんな話です。 もともと内向的な性格で、少々ものを考えすぎてしまうきらいが昔からあります。それでいらない気苦労などもたくさんしてきたし、それはこれからもたぶん変わらないのですが、そういった内向きにかかる力みたいなものを外に流すという意味で、文章を書いているつもりでした。デトックスに近いですよね。 でも、2年半ものあい

          執筆は自己治療と言っていたけれど。

          帰ってくることにしました。

          ミチムラです。 2年半ぶりにnoteに戻ってまいりました。戻ってくるまでにいろいろなことがありましたが、ひとまず割愛します。 知らないひとがほとんどだし、僕自身もすっかり忘れていたので申し上げますと、僕は作家を目指していました。そう、僕はかつて作家を目指していたみたいです。 なので、3年まえに掲載している記事を見てみると、必死に文章を書いては文学賞に送っていた形跡が散見されます。 いまの僕からしてみたら想像もできない分量の文章を書いていたようで、あんまり記憶もない。それ

          帰ってくることにしました。

          文学賞進捗/日々.9

          ミチムラです。 ここ最近noteの更新をしていませんでした。なにか書きたいなとは常々おもっているのですが、べつに書くべきことなんかとくにないな、という瑣末な理由でなにも書いていませんでした。これを言い出すと、そもそも自分が書くべきものなんて最初のはじめからないことになってしまうので、書かない言い訳かな? とも思えてきます(ほんとうにひさびさに文章を書いているので、こんな書きだしでだいじょうぶかな? 日本語になっていますでしょうか? もう疲れてきたのですが。息切れしてきました

          文学賞進捗/日々.9

          パティシエたくとさん/一食千会

          ミチムラです。 一食千会という企画をはじめて、1年以上が経ってしまいました。はじめたといってもまだほとんどなにもできていない状態で1年がすぎてしまったわけですが...... 「あの企画、もっとやってほしいので、たのしみにしてますよ」 などというお声もいただいていたのに、長らく放置してしまい申し訳ありません...... というわけで、ひさしぶりのインタビュー記事になります。今回お話をうかがったのはパティシエたくとさん!! 大宮にある有名パティスリーの息子として生まれ、

          パティシエたくとさん/一食千会

          できない自分と向き合うために/日々.8

          ミチムラです。 先日、新作小説を書くにあたって、読者を募集しました。 最近、僕のことをストイックだというひとが非常に多いです。しかしそれはまちがいで、僕はなにかにつけていろんなことをさぼってしまう怠惰な人間です。なので今回、小説を完成させたい思いから、さきに読者を募集するという行動をとりました。そうしたら、書かずにはいられないと思ったからです。 ですが、今回どうして小説を書こうとしたのか、今一度考えなおしてみたのです。 そもそも、今年は小説をほとんど書く予定ではありま

          できない自分と向き合うために/日々.8

          太宰治賞に応募した。(3回目)

          2020年12月7日、太宰治賞の応募しました。はやいもので、今年で三度目の挑戦となります。 第35回太宰治賞は、すでにできあがっていた小説をそれとなく力試しのつもりで送ったのですが、それが2次選考を通過(27/1201篇)。はじめて小説賞の選考に通過したので、飛び上がるほどうれしかったし、これがなかったら、いまごろこんなにきちんと小説を書いていなかったと思います。 だから僕のなかで、太宰賞というのはほかの文学賞とはすこし意味合いがちがっていて、なんというか、見つけてくれて

          太宰治賞に応募した。(3回目)

          へたくそな小説/第44回すばる文学賞3次選考落選

          9月5日発売の【すばる10月号】にて、第44回すばる文学賞の2次、3次選考通過作品の発表がありました。 結果は2次選考通過、3次選考落選でした。 30/1146篇。 第35回太宰治賞では27/1201篇。 第54回北日本文学賞では30/1037篇 僕の実力って1000人あつまったら上位30人くらいらしい。一見すごい。 でも、文学賞において1000人中30人という実力はまったくなんの意味もなさないことを、今回の結果をうけて痛感しました。 賞レースに参加するからには、い

          へたくそな小説/第44回すばる文学賞3次選考落選

          北日本文学賞と樋口さん

          先日、第55回北日本文学賞に応募しました。 去年の北日本文学賞は【相好】にて4次選考通過(30/1037篇)。2度目の最終選考手前での落選だったため、非常にくやしさが残りました。 とはいえ、この【相好】が僕にあたえてくれた影響は多大なものがありました。 この小説はnoteの有料記事として販売させていただきました。ありがたいことに購入してくださる方もおり、自分の文章がお金になるというのはほんとうにすばらしいことだなと実感しました。 そして購入してくださった方のなかに、小

          北日本文学賞と樋口さん

          第44回すばる文学賞/1次選考通過

          ミチムラです。 先日、すばる文学賞の1次選考の発表がありました。 文学賞選考における恒例行事である「電話待ち」。すばる文学賞は7月上旬から下旬に連絡があるとされていて、その時期はネットがざわつくわけですが、今回も電話はなく。 今回はそれほどの熱狂を持って選考を待っていませんでした。小説を書くモードにそもそも今年は入っていないということも大きかったのかもしれません。これまででいちばんお祭り感がうすい。 さらに言うと、今回応募した小説は太宰治賞で2次選考に通過した作品で、

          第44回すばる文学賞/1次選考通過

          日々.6/罪と罰を読んでいる

          ミチムラです。 先日、村上春樹の「騎士団長殺し」を読み終えました。 村上春樹、好きなんですよね。長編小説はこれでぜんぶ読んだことになります。とくに好きなのは「ノルウェイの森」、「羊をめぐる冒険」、「風の歌を聴け」など。 短編はまだ読めていないものもいくつかあるかな、読んだものもほとんど内容を忘れてしまっているので、あらためて読み返したいです。好きなのは「螢」、「パン屋再襲撃」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「めくらやなぎと眠る女」など。 ですが今回の話はドストエフス

          日々.6/罪と罰を読んでいる

          とにかく締め切りはすごい。

          ミチムラです。 先日、小説を公募に出すのをやめるという記事を書きました。 しかし、数日後には前言撤回し、公募には出すよー、なんてツイートしました。 なんなんおまえ。 って思われるかもしれません。僕も思ったもんなーー。 ですが、僕にとってTwitterは思考を言語化する場であり、完全な決定事項を報告する場ではありません。むしろ言語化して、ことを起こして、ああ、こういうことか、と気づいていく過程がTwitterにあらわれているのだと思います。 ですので、前言撤回はこれ

          とにかく締め切りはすごい。