へたくそな小説/第44回すばる文学賞3次選考落選
9月5日発売の【すばる10月号】にて、第44回すばる文学賞の2次、3次選考通過作品の発表がありました。
結果は2次選考通過、3次選考落選でした。
30/1146篇。
第35回太宰治賞では27/1201篇。
第54回北日本文学賞では30/1037篇
僕の実力って1000人あつまったら上位30人くらいらしい。一見すごい。
でも、文学賞において1000人中30人という実力はまったくなんの意味もなさないことを、今回の結果をうけて痛感しました。
賞レースに参加するからには、いちばんでないと意味がないからです。いちばんでないといけない、という発想は苦手なのですが、送っているからにはしかたないです。
はじめて太宰治賞で選考を通過した2019年はめちゃくちゃうれしかったのに、いまではくやしさしかありません。
名前をみつけたとき、一瞬だけよろこびがやってきました。しかしその数瞬後にはよろこびを感じている自分を嫌悪していました。よろこぶ要素がどこにもない。
やっぱり才能だな、なんておもいますよね。へたくそなんだよな、小説が。あるいはつまらない。もしくはその両方。
もはやこれはくやしさではないのかもしれない。くやしさは、もっと高次的なところであらわれる感情なのかも。だとしたら、まだほんとうのくやしさすらわからないみたいです僕は。しんどい。
とはいえ、いま小説を書いています。またあたまのおかしい小説です。太宰治賞用の小説です。まだ30枚も書けていないので、ふつうに間に合わないかもしれません。結末もまだあいまいさがあります。
とりあえず、へたくそなりに年末までがんばるつもりです。
きょうはこのへんでおわり。
ミチムラチヒロ
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