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657/1096【揺れて流れて変わる】”自分”ってなんだろう?

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で657日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

657日目、ここ数日ネットが途切れ途切れで、猛烈にどうしたのかと思いきや、プロバイダーに来てもらったところ、モデムにもケーブルにもWi-Fi拡散機にも問題がないというのに、このそばの建物あたりで電気系統に問題があって、ネットが大変不安定になっているとのこと。こ、困る・・・!

そんなわけで、急遽朝から夫に一ヶ月110GB分のホットスポット用SIMカードを3ヶ月分買ってきてもらってこれを書いているのだけれど、ネットがすぐに止まってしまうあいだ、久々にイライラ棒(古)をやっているような気分だった。

毎日の更新が不確定になると、こんなにも困ってしまうなんて、こういうときに自分のこの毎日投稿にかけている思いが強くて驚いてしまう。
いや必死かよ!

毎日、さぁ~て今日も書かなきゃなあ~などと呑気に思っていられるって幸せだ。いざ更新できないかも知れない状況に陥ると、急に死にものぐるいになってしまう。

こんな、『まあ大丈夫だろうと高をくくっていたら、彼女が自分と別れようとしていると知っていきなり慌てる男』みたいな気分って、毎日投稿でしか味わっていない気がする。

最後まで無事に添い遂げられますように。(笑)

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みなさんはひどい貧血というものに陥ったことがあるだろうか・・・
わたしにはもう何年も前になるけれども一度だけ経験があって、これがまた想像以上に日常生活を脅かされるものだった。

まず、手脚を使うことが著しく重労働になってしまう。階段を登ることはおろか、シャンプーや歯磨きさえも難しくなってしまうのだ。一番ひどいときには、包丁できゅうりを切ることがウエイトトレーニング並みの重労働だった。

血液検査をすることになって専門の機関に出向いたはいいが、血管に針を刺しても血液を少しも採取できず、何度も水を飲んだり30分以上歩いたりして何度か場所を変えて刺して、やっと必要な量を採ることができた。フェリチンというものの値が70nmg以下になると精神障害が出るということだったけれど、それが3nmg以下という結果が出た。こうなると、貧血性うつというものになるのだそうだ。唇に血色があることも、立っていることも不思議だと言われて帰ってきた。

そのころ、特に悲しいことがあるわけでもないときに、箸が落ちただけで涙が出てきたことがある。なんで落ちるのよぅ~~みたいな感じで、もう心がもともとアップアップになっているような感覚だったのだ・・!

調べてみると、あまりにフェリチン量が少ないと幸せホルモンのセロトニンが出なくなってしまうそうで、つまりはわたしの人格とは関係なくストレス耐性がなくなり、悲しみに暮れやすい状態になっているということだった。

この経験があって、わたしは自分のコンディションが自分の反応を作っていることを身を持って知ることとなった。以来、今悲しい気分なのはもしや寝不足のせいではないか?とか、今「これが嬉しい!」と思ってはいるけれども、それはつまりは自分のコンディションにちょうどぴったり合ったことを脳がこじつけているだけで、実はさっきまで踊っていたからではないか?と疑ってかかるようになった。

するとたしかに、人と話して楽しかったあとなどは、さっきまでイラついていたゲームの失敗などどこ吹く風だし、

夫にムカついていたのがご飯を食べるとどうでも良くなるし、

寝不足時に悲観していたことが、ぐっすり眠ったあとには楽観視しかできなくなっていたりするのだ。

そういうことっていっぱいある。
もう、アホちゃうかというくらいに。

同じ事象に対しての反応が違うのだ。

それから、
 
わたしに牛乳の匂いを嗅がせると、嫌な匂いを嗅いだという反応をする。
わたしに集合体を見せると、拒絶反応が起こる。
 
これはすべて、わたしの母とまったく同じ反応だ。

だったら、

わたしの思考とはなんだろう。それは「わたし」なの?
わたしの反応とはなんだろう。それは「わたし」なの?
わたしの人格とはなんだろう。それは「わたし」なの?

わたしってどういう人なのだろう?
・・・わたしという人は、一体どこにいるのだろう?

自分にやってくるもの、自分で調整した覚えある?
それは自分で選んだもの?
ほんとうに、自分で握ってる??動かしてる??
そこに「自分らしさ」ってあるの??
そしてそれはほんとうに「自分らしさ」というものなの??

そう疑問に思うようになった。

「わたしらしさ」とはどこにあるものなのだろう?
それは固定的なものではなく、こうして常に揺れて動いて変わっていくものなのであれば、それらは果たして、「これがわたしです」と言うのに使える要素なのだろうか・・・

こうした疑問に触れながら、そんな自分を眺めてみてしみじみと、「この人はそんな疑問を持っているんだな」と、まるで他人事のように思ったりしていた。そして、ある日気がついたのだ。

自分氏は、そうしていろんな反応をしながら、この広大な宇宙に生きる【ひとつの生命体】だった。これは、生命体だ!!という発見!その出会いよ!!
自分に対して、「うわーこの人【生命体】なんですねー!」と思ってしまった。自分というものに対する、この新しい観点、新しい見方・・・!

その気付きは、それまでもっていた疑問への理論的なひとつひとつの解答などではなく、それらを疑問としてもつ自分すらもその「いろんな反応」のうちのひとつとして眺め包み込む、それらを完全に凌駕した「在りかた」だった。

それは、

パパ、なんで一緒にゲームやれなかったの!!やってっていったじゃん!!
それに、なんで今朝一緒に起きてくれなかったの!!昨日の夜約束したのに!!ねえねえねえねえねえねえ!!なんでよ!!答えてよ!!ねえ!!

と言って泣きながら癇癪を起こしてパパの膝をバチバチ叩いているときに、
 
パパがしゃがみこんで思いっきり高く持ち上げてくれて、抱きしめて、頭を撫でて涙を拭ってくれたら、もうその質問に答えてくれなくてもよくなってしまう子どもの気持ちとよく似ていた。自分の全部に気がついてくれたから、根本から、どうでもよくなってしまう、あの気持ち。
 
質問の答えがほしいんじゃない。
頭で理解したいんじゃない。

自分でも気がついていなかったけれど、そこにこだわっていたんじゃなくて、ただ自分に起きているなにもかもを、なんの根拠もなくまるまる愛して赦してほしかったのだ。

生きて、いろいろ反応して、動いてアレコレしている自分という生命に、
「ああ、生きて、居るね・・・・!!ただがんばって生きているね!!!」と、思ってほしかった&思ってあげたかったのだ、、自分自身に・・

生きていて、動いていて、反応していて、思っていて、考えていて、感じていて、あれこれと、もそもそやっている。

それに気づいて「そういう命なんだな!」と思ってほしかっただけだなんて。当然気がついていると思っていたのに、気がついていなかっただなんて!!

眺め観れば、壇珠さんは、くせ毛に悩みながら、たまに残り物を食べたりしながら、ベッドが暖まるまで中で震えていたり、靴下を履いて暖を取ったり、買い物に失敗したりしながら生きている。

彼女が母やなにかからコピーした反応を起こしたり、外の様子に驚いたりしながら、生きている。心臓が動いている。

あなたがそこでそうしているのと同じように。
猫が物陰に隠れるように。iPodが再生ボタンを押すと音を鳴らすように。
地球に風が吹くように。

自分がそうして生きていることを、はじめて「そうか、そうかよ・・・」と思ってあげられた。言葉で表現できるものではないけれど、質問も答えもない感覚だった。

壇珠さんという動物。その哺乳類を観て、「生まれたからそのままそこで生きているなあ」と思った。種の落ちたところに生え伸びた草を見たような気持ち。家の中でモゾモゾしていて、たまになにかに怒ったりして、たまになにかにしょぼくれたりしていて。

わたしは、わたしに対して、もっと気楽でいていい。
生きるわたしにご一緒しながら、この「生きる」という旅を堪能していい。
どこに責任を求めることなく、味わって、味わって、生きる。

自分がいるというこの不思議な感覚、この五感、いや六感、いやもっと?兎にも角にも、この「生きている人間」の体験を、奇跡というよりは「無くしたらきっときっときっときっといや絶対、おもろかったわーーーー!!と思うに違いない感じ」として、めいっぱい謳歌したいと心から思う、

そのことを幸せだなあと思う日々であります。
(※壇珠さんは弱くておバカな人ですが!)

というわけで今日は、自分ってどこに居るのかな?と思ってからの、「そんな自分をひとつの生命体だと思ったときに、めちゃくちゃに感動したよ!」という体験のシェアでございました。どなたかに響きますように!!

それではまた、明日ね!

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