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2019年3月の記事一覧

おわりのやすけさ

おわりのやすけさ

くすしきやすけさ。

曽野綾子さんが産経新聞の連載を終えた。

その文章はネット上で読めないのでいちぶ書きぬく。

何かが「終わる」のは悲しいことだ、という人もいるけれど、私はすべての物ごとに終わりがあることを深く感謝している。(中略)

 アウシュビッツの拘束、政治的圧迫、病気の最終段階、すべて終わらないと困る。だからだろうか、世間の多くの制度や技術は何かを終わらせるために知恵を絞って開発されて

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タクシー配車アプリ

タクシー配車アプリ

山中の大学の式典に出席し、帰りが夜になった。

電話でタクシーを呼べば場所の説明がむずかしい。大学構内の奥深くの場所で目印も特にない。

そこで、配車アプリなるものを使ってみた。おどろいたことに5分後に配車と表示された。

やり方はかんたんで、現在地の地図でここに来てほしいという地点を指定する。あとは、〈ここに呼ぶ〉のボタンを押すだけ。

これでタクシー配車が完了する。ほんとに来るのか心配になるが

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アナスタシス

アナスタシス

聖土曜日には祭儀がない。

ところが、アナスタシス(陰府くだり)は聖土曜のできごとだという。以下の話は、T神父から聞いた講話を基にしている。



聖土曜は金曜日の日没から土曜日の日没まで。その間、カトリクでは祭儀がない。典礼による装飾がない。祭壇はむきだし。キリスト不在。喪に服す。イエズスは水面下で働いておられるとされる。



西方教会(ローマ・カトリク教会)ではそうなっている。

ところ

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ダークモード

ダークモード

PCやスマートフォンなどにダークモードが用意されていることがある。

夜間用という表示のこともある。OSで完全に対応しているものもあるかもしれない。

ダークモードにすると、バックが白を基調としたものから黒を基調とした画面に変わる(下)。

アプリやソフトウェアによっては対応していないこともある。



現代人は電子機器で目を酷使する傾向があるといわれる。

画面から目にむかってくる光が目を疲れ

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赤黒白青

赤黒白青

日本語における基本四色は赤黒白青だという。

アカ・クロ・シロ・アヲは「シ」をつければ形容詞になる。現代語なら「イ」をつける。アカイ・クロイ・シロイ・アオイ。そうなるのはこの4つの色のみ。

赤と黒がペア。白と青がペア。

現代人の感覚なら白黒がペア、青赤がペアになりそうに思うけれど、上代では違うらしい。



そこまではいいとしても、どういう性質のペアなのかがむずかしい。

赤と黒とは明暗のペ

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「よめない」ラジオ

「よめない」ラジオ

リクエストの曲名がよめない。アナウンサーも、司会者も。だれも。そのまま8時間つづく。そういう珍現象がある番組で起きた。

「今日は一日 三昧」(NHK FM)がケルト音楽を特集したためだ。

ケルト音楽はケルト語圏の音楽。アイルランド、スコットランド、ウェールズ、ブルターニュなどの音楽。

曲名はケルト諸語で綴られる。よめないのもある意味で当然。



アイルランド大使館からのリクエスト曲を赤木

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片づける

片づける

片づけることは単なる動作でない。

片づけることには何らかの感情がともなう。

考えてみればふしぎなことだ。その感情はプラスの方向が多い。スカッとする。気持ちいい。あーすっきりした。等々。片づけてマイナスの感情を持つとすれば、捨てたけどやめておけばよかった、捨てすぎて不便になったなど。

もう少し哲学的に考えれば、ミニマリスト的思考をおもうひともある。禅のような方向だ。持ち物を減らす。最小限の物し

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輝く

輝く

輝くという言葉の意味をあらためて考える。

特別なことでもあるし、身近なことでもある。たとえば

3コマめの赤ちゃんの顔。輝いている。

たとえば

9:28 この話をしてから八日ほどたったとき、イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。
9:29 祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。
9:30 見ると、二人の人がイエスと語り合っていた

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