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【V】血液一元論

しばらく振りのベジタスです。

今回は私たちヒトの身体の根源細胞の集まり、血液のお話です。あと、病気発症の仕組みも併せてお話します。

ベジラジオで先行してお伝えしている通り、特に東洋医学では血液こそが、全ての健康の基本と考えます。

「万病一元、血液にあり」

一般にはあまり聞き慣れない言葉でしょうが、東洋医学では常識的な言葉です。
健康が血液次第であれば当然、病気もその原因は全て血液です。

病気の始まりである不定愁訴はもちろん、感染症、膝や腰の痛み、免疫疾患、内臓・血管疾患、果てはガンに至るまで。全て血液の状態次第です。

使い過ぎ?トシのせい?
ええ、それらは全く、病気とは関係ございません(きっぱりw)。

だから、ハッキリ言えば血液に関する治療が根本療法であり、それ以外は全て一時凌ぎの対症療法ということになります。病態問わず。

対症療法を否定するわけではありません。対症療法はそれで必要とされる医療です。ただ、これがあたかも根本療法であるかのように誤認されるのは問題があると、私は考えます。
(たとえば、「ガンは切れば治る」等)

なかなかショッキングな事実でしょうか?
ただ、これは裏を返せば、血液さえ改善できれば、全ての病気の治療や予防につながるということです。

今回は完全に理論回(ウンチク回w)になりますが、ベジタスの重要な根幹部でもありますので、いつもよりさらに「前のめり」に、お伝えいたします。
どうぞよろしくお願いします!


血液の働き

まず、血液。その働きから。

いちばん重要でメジャーな働きと言えば、赤血球の「細胞に栄養と酸素を送り届ける」という働きです。
これだけではないのですが、もうこれだけと言ってもいいくらいw、重要です。

もしも、あなたの体内で「赤血球ストライキ」が起こり、身体の各細胞に栄養と酸素が届かなかったら。言うまでもなく細胞は死滅し、あなたも死んでしまいます。
いちばん耐久力が低いのは脳細胞だそうですが、脳細胞は栄養や酸素が絶たれると、5分と保ちません。心肺停止時に救命治療が秒を争うのはこのためです。

また、もうひとつ重要な働きとして、白血球の免疫システムがあります。

腸で生まれる血液細胞は、そのまま私たちの身体を守る兵隊にもなるわけです。
これまた兵隊たちがストライキ起こしてw働かなかったら…。言うまでもないですね、そういうことです。

だいぶ落ち着いたとはいえ、コロナだのインフルエンザだの、まだまだ収拾の目処も立っていません。それなのに、相変わらず医療機関はワクチンの話しかしませんね。

なぜ血液の「け」の字も言わないのでしょう?
やっぱりワクチンって、ボロが付くくらい儲かるんでしょうねw。

おっと、このくらいにしておきましょうw。

もちろん感染症だけでなく、血液の免疫システムは自己免疫疾患やガンにも深く関わります。軽視できませんね。

生命に直接関わる仕事を「これでもかッ!」というくらい任されているのが、あなたの身体に流れる血液なのです。
私たちの生命は、血液次第と言っていいでしょう。

病気は徐々に進行し、そして徐々に改善する

さて、その血液ですが、前項で言ったような「突然ストを起こす!」ようなことは決してございません。ご安心ください。(当たり前やw!)

ただ、血液が汚れ、弱ってくると「徐々に」その働きも鈍くなっていきます。
この「徐々に」がポイントです。突然はなくとも、「徐々にストライキ」はあり得るお話なのです。

「徐々スト」が進んでいくと、血液は身体のすみずみまで行くことができなくなります。すると身体の末端部、特に生命に直接関わらない部位の細胞たちが、残念ながら真っ先に見捨てられます

初期の「冷え」で手足が冷えるのはこのためです。
免疫細胞も届かなくなるので、手荒れや水虫なども発症しやすくなります。
同じ水仕事、同じ靴下をしているのに、病気になる人とならない人と分かれるのは、血液の差だったんですね。

これらの症状はとても辛く、ひどいものが多いです。
でも、どんなにひどくても、これらは「徐々スト」の初期段階です

初期段階でこれに気付き、根本的な対処をすれば問題は無いのですが、昔の私も含めw、お手軽な対症療法に逃げる人が大多数。
その結果、「徐々スト」が次の段階へ進むことになります。

実は初期症状がいちばん辛いのには理由があります。それは、まだ神経細胞が生きているからです。

神経細胞まで死んでしまう段階になると、もちろん症状が分かりにくくなります。
「冷え」が分からなくなり、「かゆみ」「痛み」は感じなくなります。

一般的に男性は女性に比べ、冷え症になりにくいと思われがちですが、これは男性が女性よりも生命力が弱く(これは生物の役割上、仕方ないですw)、「徐々スト」の進行が早いというだけです。
「冷え」には男性の方が弱い、というのが東洋医学では一般的ですね。

そしていよいよ血液のストライキが本格的に全身で起こるようになると、ついに生命に関わる器官や細胞にまで影響が及ぶ、というわけです。
これが病気の正体です。病態を問わず、その原因は全て血液なのです。

このように病気は必ず「徐々に」進行します。決して、ある日突然に発症するわけではありません
時間的にも充分な猶予を以て、病気は進行します。あなたがどの段階でそれに気付けるか!?がカギとなります。

ちなみに、血液を改善して病気を治療する時も、「徐々に」が基本となります。治る時だけ「突然」はありえません。

たとえば私のアトピーの場合、急性症状に約1年、あと寛解までに約5年はかかりました。うつはもう少し長くて7年くらいです。

今であれば身につけた知識や方法でもう少し短くできる自信がありますが、それでも時間はかかります。
治る時だけ「超時短!」は少々、ムシの良すぎるお話というわけです。

血液検査で血液の健康状態は分かるの?

ここで補足事項を少々…。

ここまで読んでいただいてありがとうございます!もうちっとだけ、続くんじゃw。

ここまでのお話で、このように思った方もいらっしゃるでしょう。

「じゃあ、血液検査さえ引っかからなかったら、病気になることはないんだな!」

うーん、スルドいですね!やりますね!
でも、惜しい!全然違います(惜しくないやん…w)。

結論から言いますと、血液検査では血液の健康状態は何も分かりません。「血液検査」とは言いますが、この検査はその時の血液の状態から病気の「発症の有無」を診断するだけの検査です。だから、この検査では発症していない病気は分かりませんし、血液そのもののことはほとんど分からないのです。
ちょっと、ややこしいのですが。

しいて言えば、血液を抜かれている時に見られる血液の色の方が、よっぽど参考になります。

まず、なかなか静脈が浮き出ない人や、採血に時間がかかる人は、相当血液の「徐々スト」が進んでいると思っていいです。あと、色がドス黒い人。(静脈血は鮮血色ではなくある程度は赤黒いのですが、明らかに黒い血の人)

私も会社の健康診断で血液検査を受けることはありますが、気にするのは血の色だけで、検査結果はあまり気にしません。(おいおいw)

特に数値はそもそも「刻々と変動するもの」なので、ホントにアテにできません。
血圧なんて、美人の看護師さんから測られようものなら+10くらい平気で上がりますしw。

病院では血液が「流れる」ことしか考えていないように思います。
もちろん血液は流れないといけませんが、流れるだけでいいってものでもありませんw。ちゃんと流れて、身体の各所でちゃんと働いていただかないと。

血液の状態は、睡眠・便通・食の状態にダイレクトに現れます
毎日この三項目が正常であれば大丈夫ですし、うまくいっていない方は快眠・快便・適食を目指すと良いでしょう。

結局、食べ物w!食性を守ろう

食性の時にお話しましたが、食べたものが直接、腸であなたの血液になります。
だから、食べ物は重要なのです。栄養うんぬんは置いといてください。ほんとにもうw。

食性に合うものをいただけば、血液が異常になることはないです。
毎日完璧に食性を守ることは難しくとも、意識するだけで食卓はぜんぜん変わっていきます。

血液はあなたのために、1秒たりとも止まらず働き続けます。
日々のお仕事をスムーズにやってもらい、将来の病気を予防するためにも、せめて最低限の食性は守っておきたいものですね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。

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