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#読書感想文
☆本#473 多様・複雑化、でも悩みの根源(人間関係の)は不変「カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ」サリー・ルーニー著を読んで
著者のデビュー作。2作目は既読。これと共通点多数。ただ本作は語りは主人公の女子大生ひとりで、2作目は女子学生と男子学生の二人。この展開は1作目を踏まえているかも。本作では最初の方ですれ違いがあるけど、それは最後までわからない。一方、2作目ではふたりが交互に出てくるので、すれ違いの背景がすぐわかる。 今回も主人公がアイルランドのトリニティカレッジの学生。ちなみに、著者もそこの大学・大学院を卒業している。本作は大学院時に執筆。 フランシスは21歳、大学生で詩人。元恋人で現在ただ