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☆本#503 罠「煽動者」ジェフリー・ディーヴァ著を読んで

キャサリン・ダンスのシリーズ4作目。
2つの事件、子供たちの問題、キャサリンの恋愛事情の急展開の8日間。

キャサリンが尋問をして無罪と判断した男が、実は殺し屋だとわかる。男は姿を消し、キャサリンは捜査から外され、民事部へ移動。拳銃の携帯も禁じられる。が、責任を感じ、こっそり調査に協力することになる。

民事部で対応することになった仕事は、満員のコンサート会場での観客のパニックによる事故。調査するうち、原因は火事ではなく、非常口もトラックでふさがれていたので、仕組まれたものだと気付くも、次の事件が発生。

ふたつの事件は後につながり、犯人の意図が明らかになっていく。

他方、キャサリンの子供たちはそれぞれ悩みがあるようだけど、様子を見ることにするキャサリン。が、一人はある事件の渦中に…。また、自身も恋人との関係を深めつつも、離婚した仕事上のパートナーのことも気にかかり…。


パニックによる人間の将棋倒しという状況は、想像するに恐ろしい展開。この犯人は何故かキャサリンを同類と見ており、今後も登場しそう。
事件の展開も、子供の行動の理由も、キャサリンも最後の選択も、いつものようにどんでん返しあり。アメリカでは5作品目が既に出てるんだけど、日本ではいつ出るのだろう…。



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