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☆本#502 温暖化 「生きもの「なんで?」行動ノート」きのしたちひろ著を読んで

内容やイラストがよかったので、なんとなく読んでみた。
著者は農学博士で、本作では生きものに関する様々な研究者の研究内容(行動・生態等)を学術論文の流れに沿って、イラストと共に紹介。

マルハナバチがせっせと葉に穴をあけると、その植物の開花が早まる(理由はなぞ)とか、動物の涙を吸うガとか、火災現場にいるトビとか、チンパンジーの母・息子の強い絆とか、シャチのおばあちゃんの存在が群れの中の子供の生存率を上げるとか、プラスチックごみを食べるウミガメと食べないウミガメ(食べる方はそもそも雑食(木、石、ウニ等も含む)なので、糞として体の外に出してるらしい。ただし汚染物質の蓄積等の二次的な影響は調査中)とか、犬は自ら家畜化したという説が現在では有力とか、温暖化の影響で動物の体の形や大きさが変わってきているとか、南極の氷が減るとペンギンの子育て成功率が高いとか、いろいろ興味深かった。

ダーウィンの種の起源を想起。環境に適応するものが生き残る。


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