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ジャンルにこだわらず読んだ本あれこれ。
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2020年8月の記事一覧

☆本#65 時代と仕事 「落下狼藉」朝井まかて著を読んで

数年前台東区の吉原近辺に行ったことがある。大門跡はあるけどもちろん当時の面影はない。 こ…

☆本#63,64 こころがカサカサして感情の潤いが欲しいひとにお勧め 「柳橋物語」山本周…

おせんという17歳の少女の約束から始まる物語。 短編なので、あらすじを読まず先入観なしで読…

☆本#62 命と使命の重さ 「樅ノ木が残った」山本周五郎著を読んで

期待を裏切らない江戸時代の大河ドラマだった。 青空文庫で読める。 この作品は山本周五郎の…

☆本#61 現在お試し中 「1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真」眼科専門医 …

ゲームや読書等至近距離をずっと見てると目の周りの筋肉が固まり遠くが見えづらく感じる。でも…

英語中級以上 リスニングを楽しく強化できるポール・オースターのオーディオブック

英語上達への道は日々英語に接すること、少しでも。オーディオブックは移動時等でいつでも隙間…

☆本#60 好きなことできること 「眩くらら」朝井まかてを読んで

90歳まで生きた葛飾北斎の娘お栄の史実ベースの物語。 親がなにかに優れた専門家だと、子供が…

☆本#59 はかなさ 「藪医ふらここ堂」「阿蘭陀西鶴」朝井まかて著を読んで

時代小説を読んでいつも思うのは、儚さ。若くして命を落とすひとが多い。貧しさや、病気や、出産や、武士の融通の利かないしきたり等で...。 この2冊は偶然どちらも父娘の話で、どちらも母親は病気で亡くしいて、多分5代将軍綱吉のころの話。 綱吉については、「最悪の将軍」(朝井まかて著)という本が出ている。将軍を支えていくように育てられてきた綱吉が、将軍にならざるをえなくなり、『将軍は「将軍の長男」が継ぐことになっている(もし死別している場合は次男)』ので、母違いの兄の養子になるこ

☆本#58 アンモナイトを探したくなる「東京『街角』地質学」西本昌司

都心のビルに使われてる石材は、ただの石ではなかった! 使われてる石は選ばれた石で、中には…

☆本#57 世界経営計画のサブシステム『「働き方」の教科書』出口治明著

テレビ番組でのコメントや雑誌のコラムで、この人はどんな質問にも回答を持ってるのかなと思っ…

☆本#56 「猫を棄てる 父親について語るとき」村上春樹著

猫になにが起こるかちょっと心配だったけど、杞憂だった。親子で海に捨ててきた猫が、家に帰っ…

☆本#55 朝井まかての時代小説

作品と江戸時代に興味があって、朝井まかて著の時代小説「ちゃんちゃら」「すかたん」「先生の…

☆本#54 英語を話すにはまず日本語を知ること 「英語コンプレックス粉砕宣言」鳥飼久…

ある番組で鳥飼久美子というひとが「同時通訳の草分け」の一人ということを知り、実は思ったよ…

☆本#53 「恋歌」朝井まかて著を読んで

最初に知った朝井まかての本は、たぶん書評で知った「実さえ花さえ」(現「花競べ」)かと思っ…