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☆本#57 世界経営計画のサブシステム『「働き方」の教科書』出口治明著

テレビ番組でのコメントや雑誌のコラムで、この人はどんな質問にも回答を持ってるのかなと思っていたのが著作を読むきっかけ。

出口

20〜30代、40代、そして50代に向けてアドバイスをしていて、なるほどと思う箇所あり。サラリーマンとしていろいろ悩んでいる人にはお勧めの一冊。

40代のマネージャーについて、こういうひといると共感。プレイヤーとしては優れていても管理者としてはイマイチ。こういう話はよく聞くけど、渦中の人が気付かないと意味ない。中間管理職は、上からの丸投げで物理的にいろいろきびしいのかもしれない。

仕事への比重30%ってのは同意。周りにそんな考えの人なんてなかなかいないけど。

文中、印象的なのが、スイス銀行の辣腕頭取オスペルが著者にした人員削減の説明。

"外に出してやれば、もう一度チャレンジして、自分の好きな仕事をすることができる。中略。人間は給料がもらえて名刺さえあれば人生が楽しいわけじゃない。自分に向いたやりたい仕事を最前線でやるからこそ楽しいのだ。"

これは、著者がサラリーマン時代の話。土壌が違うというか。でも、現在は「好きな仕事」を選んでいる若年層は多いと思う。土壌が豊かになってきたからか。

読んでいて、興味を持った本はこれ。Dan Zadra著。

「5年後あなたはどこにいるのだろう?」「5(ファイブ)」(海と月社)の本。「今のあなたが、残りの人生でいちばん若い」

ベストセラーとは知らなかった...。機会があったら読んでみたい。

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