見出し画像

明日

明日が来なくなる感覚とは、どのようなものか。

考えると恐ろしくなるのに、寝る前にそんなことばかり考えている。

残された好きな人は、私以外の誰かと幸せに過ごせるだろうかとか

友人は元気にケラケラと笑っているのだろうかとか

家族は相変わらず、くだらない言い合いをしているのだろうかとか

私はずっと、存在するのだろうか


いつ幕を閉じるかわからない。そう思うともっともっと走らなきゃと泣きたくなる。

そのくらい、今生きている。今まで以上に生きている。

幸せなことに五体満足だし、
大きな病気を持っているわけでもないのに、

考えても仕方ない、命の終わりをなぜか考えている。

明日が来る。

朝の低血圧も、

気怠い通勤も、

ちょっと気まずい人間関係も、

いつかの私にとって、求める日常なのかもしれない。

好きな人とのおやすみや、

仕事仲間と夢を語る時間や、

家族とテレビを見る時間は、

いつかの私にとって、泣きたくなるくらい幸せな瞬間なのかもしれない。


あぁ今日も、今日という日も、

いつかの私にとって、大事な1日なのかもしれない。

毎日、大切に、噛み締めて生きていく他ない。

たくさん笑ったり泣いたりして、

遠くまで走ってみる他ない。

もっともっと、

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?