目黒雀

晴耕雨読ならぬ「晴耕雨電脳で、暇なときには私電脳で電脳命令技巧に戯れている。」(訳:晴…

目黒雀

晴耕雨読ならぬ「晴耕雨電脳で、暇なときには私電脳で電脳命令技巧に戯れている。」(訳:晴耕雨PCのように、暇なときにはパソコンでプログラミングに戯れている)

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  • 日本語は縦書きが命

    俳句や短歌は縦書きが、情緒がより醸し出される

  • 回教は危険な宗教か?

  • AIって何?

  • 電脳(コンピュータ)って何?

    文系の文系による文系のための、電脳(コンピュータ)って何?

  • 類人猿から人への進化の道程

    人類二足歩行への道、人類が手にした四種の神器(道具)等について、既存の研究や常識など無視して俄人類学者(自称)が空想考察します。

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片仮名が恨めしい。縦書き無料アプリ公開中

「横書きを縦書きにする無料YokoToTateC格納場所(ベクター)」 趣味で休日の電脳命令技巧家(プログラマー)をやっている。今凝ってるのは、言語処理系である。ある時、言語学者の野田時寛(のだ ときひろ)氏が提唱した「現代日本語の漢字の意味分類」の漢字群を知り感銘を受けた。 これを利用して、文書の検索や分類を行うソフトを作ってみた。KanjiConceptorC(使用無料ソフト)と名付け、Vectorサイトに掲載した。 しかし、漢字が少ない文書では役に立たない。特に片仮

    • それは二人のガンマンが睨み合う、決闘直前状態にある。

      兵士民間人合わせて何千万も死んだ第一次、第二次世界大戦後も、戦争は恐ろしい、やだやだと言いながら人類は戦争を止めない。しかし、限定的束の間の平和もあった。それは嘗てのロシアを中心とした超大国、ソビエト社会主義共和国連邦、略称ソ連と、アメリカ合衆国、略称米国が、何万発もの核ミサイルを構えて睨み合った時である。 何故睨み合ったかと言うと、米ソが戦えば両国とも核戦争で滅びる事が明白になったからだ。そして、米ソの何れかの陣営に完全に加わった、東欧西欧、及び東アジアの国々にも束の間の

      • それは戦争は儲かると考える人がいるからだ。戦争で儲けると言う欲望が有れば、自分に被害が無ければ戦争は楽しい。

        人類に不幸、苦しみ、そして死を齎すものが戦争である。しかも、戦争は自らが起こす災いである。「人は何故戦争をするのか」と、老いも若きも昔から繰り返し自問してきた。答えよう!それは戦争は儲かるからだ。無論、人類の闘争本能や殺戮本能が根底にあるが、人類の歴史に鑑みれば、戦争をして富を独占することが、動機になっている事は明白だ。 現在進行系のロシアによるウクライナ侵略戦争、ハマスとイスラエルによるガザ地区戦争も、いずれも領土を独占しようとする戦争である。映画やTVの歴史物戯曲では、

        • 独裁者は国を豊かにしない。林立する高層建築、高速道路は豊かさの証ではない。

          国が豊かになる二つの流れがある。一つは、人材を育て金融を充実させ産業を起こし、優れた製品を造り生産性を上げて、それらを輸出して外貨を稼ぐ事である。それにより第一次産業も力を得る。 二つ目は、一つ目の流れの中で豊かになって行く人々が、自由に活動し、様々な社会活動を通して、物質的にも精神的にも豊かになる事である。この二つの流れは同時進行して相互作用により、更に豊かさに向けての好循環が生まれる。独裁国家は、これらの一方、あるいは両方を作り出すことができない。 ロシアは天然資源も

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        • それは二人のガンマンが睨み合う、決闘直前状態にある。

        • それは戦争は儲かると考える人がいるからだ。戦争で儲けると言う欲望が有れば、自分に被害が無ければ戦争は楽しい。

        • 独裁者は国を豊かにしない。林立する高層建築、高速道路は豊かさの証ではない。

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        記事

          それは、自分の老後を心配したからである。

          ウラジーミル・プーチン、1952年10月7日, ロシアのサンクト・ペテルブルグ生まれ。嘗て存在したロシアを中心とした大国、ソビエト社会主義共和国連邦、略称ソ連の国家保安委員会(KGB)で対外情報部員として東独で勤務。ソ連崩壊を機に16年間働いたKGBを辞職。1994年頃から政治に関わるようになる。 プーチンが大統領に就任した頃の英国の報道番組によると、ソ連崩壊で共産党系の役人は多くが職を失った。崩壊後のロシアの混乱で、これらの人々は「共産主義時代の昔は良かった」派となった。

          それは、自分の老後を心配したからである。

          それは核兵器が人類滅亡の兵器で無くなったからである。

          米国は1945(昭和20)年の8月6日と9日に、それぞれ広島と長崎に原爆を人類史上初めて投下し、合わせて十数万の市民と建物を一瞬で熱風焼却した。その時の核保有国は米国のみであった。世界は核で滅びるなとどは、誰も夢にも思わなかった。 それから17年後の1962年秋、当時米国と対峙した軍事大国ソビエト(ロシアを中心としたソビエト社会主義共和国連邦、略称ソ連)が、米国の直ぐ側に位置するキューバに、ミサイル基地を建設し核ミサイルを持ち込もうとした。これは米国がトルコに置いたミサイル

          それは核兵器が人類滅亡の兵器で無くなったからである。

          停戦停戦と叫んでも戦争は続き人は死ぬ。何千万も死なせた毛沢東が言った様に「平和は鉄砲の弾から生まれる」しかないのだろうか。

          イスラエルの政府や軍部の広報を聞いていると、ロシアのそれに対する侮蔑を禁じ得ない。ガザの一般市民、特に子供の悲惨な状況は見るに耐えない。しかし、全体としてパレスチナに同情心は湧かないし、ハマスはテロリスト組織だ。 欧米の大学でイスラエルに対する抗議運動が広まっている。しかし、構内に翻るパレスチナの国旗を見ると、何か腑に落ちない思いが浮かぶ。昨年、ハマスが2000発ものミサイルを無差別に、イスラエル側に打ち込んで大勢を殺した時、今大学でパレスチナ支持を叫んでいる学生は、何を思

          停戦停戦と叫んでも戦争は続き人は死ぬ。何千万も死なせた毛沢東が言った様に「平和は鉄砲の弾から生まれる」しかないのだろうか。

          防波堤による絶対安心は幻想である。津波対策は津波が来ない高台に住むことである。

          2011年3月11日の三陸沖大地震と巨大津波が来る前に「日本一の防潮堤」や「万里の長城」と呼ばれた巨大防潮堤が、岩手県宮古市田老地区に在った。高さなんと約10m、上部は幅3m、しかも海側と内側に二重に建設。総延長約2.4km、正に万里ならぬ海岸の長城であった。不倒不滅の巨壁であった。外国からも多くの見学者が訪れ、誰もが完璧かつ絶対安全の防潮堤と思った。 しかし、三陸の巨大津波は、二重の防潮堤を易々と乗り越え、海側の堤を500mに渡って、あっさりとひっくり返してしまった。何百

          防波堤による絶対安心は幻想である。津波対策は津波が来ない高台に住むことである。

          石碑の警告は無視された

          2011年3月11日の三陸沖大地震と巨大津波が起こる前から、歴史学者達はこの地の石碑や供養塔を研究していた。石碑は主に地震津波に対する警告で、多くは「この地点まで津波が来た」とか、「多くの人命や家屋が流された、この地に住むべからず・・・」と言うものであった。 これらの石碑の位置を地図上に印し、三陸沖大地震による津波の到達範囲を比べて見ると、石碑の警告に従っていれば、多くの被害、特に人的被害が相当軽減できた事は、疑う余地が無い事が分る。 一方、先祖の言葉を忠実に守った人もい

          石碑の警告は無視された

          喉元過ぎれば熱さを忘れる

          陸前高田 2011年3月11日、三陸沖大地震と巨大津波により壊滅的被害を受けた陸前高田市、その惨状を空からの映像でテレビ放送局が伝えていた。町の半分が津波でざっくり持っていかれていた。残った部分は高台の土地になっているようだ。高台に住むか低地に住むかで運命が異なったのだ、とその時は思った。しかし、後に新聞記事や報道番組で陸前高田市が取り上げられると、単に運の問題ではないと分かった。 前回では宮城と福島の地震津波の記録を示した。陸前高田市も何度も地震津波の被害に見舞われている

          喉元過ぎれば熱さを忘れる

          青天の霹靂ではない。無知無為の代償は大きい。

          気象庁の電網主頁で、「宮城県に被害を及ぼした主な地震・津波」の項を見ていて驚いた。以下は、その項目の一部である。人的被害の多いものに◎を付けた。 ◎1933(昭和8)年3月3日、三陸沖、M8.1 (死者・行方不明者3,064名) 1936(昭和11)年11月3日、宮城県沖、M7.4 1938(昭和13年)年11月5日、福島県沖、M7.5 1938(昭和13年)年11月6日、福島県沖、M7.4 1956(昭和31)年9月30日、宮城県南部、M6.0 (内陸地震、津波無し) ◎

          青天の霹靂ではない。無知無為の代償は大きい。

          縮まらない賃金格差や資産格差、そして身分社会が始まる

          政府は物価上昇と連呼するが、住宅価格は上昇し、借り入れの金利は上がり、都市中心部のマンションや戸建ては、一般庶民には手の届かない価格に既になっている。買えるのは富裕層と海外の投資目的の金持ちばかりである。都市は、ニューヨークの様に給料が上がっても、庶民には住めない町になるだろう。 しかも富裕層の親は富裕層である。裸一貫で上京して一代で財を成す夢物語は、百万人に一人いるかいないかの、一般人にはとっては全く夢の夢物語だ。富裕層の獲得資産は金銭、頭脳ともに子供に継承される。 M

          縮まらない賃金格差や資産格差、そして身分社会が始まる

          来るのは物価が上がり、実質賃金が下がる、悪循環である

          物価が上がり、賃金が上がる好循環などと言うものは、高齢化していない若い人が多い、かつ貧しい国に起こる話だ。日本のように超高齢化が起こり、子供の数が減っている国では夢物語だ。 この好循環は米国を念頭に置くことが多い。しかし、これを実現するのに、米国では当たり前の事が日本には無い。それは企業の業績悪化による解雇である。解雇できるので、経営者は人を雇うのも賃金を上げるのも怖くない。勝機と見れば起業家は果敢に投資して事業を拡大する。人を集めるために高賃金も払う。事業が思わしくなけれ

          来るのは物価が上がり、実質賃金が下がる、悪循環である

          やっぱり漢詩は縦書きに限る

          ベクターの目黒雀掲示頁ホームページ(色々ある、全部無料)   此 周 胡不 俄 不 自 栩 昔 夢   之 与 蝶知 然 知 喩 栩 者 為   謂 胡 之周 覚 周 適 然   胡 斉 物 蝶 夢之   也 志 胡 荘 蝶 物 化   為夢 則   与 蝶 周   論   則 周為 蘧     也         必 与胡 蘧       夢       有  蝶 然       為       分  与 周       胡       矣    也       蝶 荘

          やっぱり漢詩は縦書きに限る

          横文を縦文にするYokoToTateC(無料)の不都合

          ベクターの目黒雀掲示頁ホームページ(色々ある、全部無料)  が せ 横 の い た が 料 装 横  あ よ 文 体 こ が 、 Y 具 文  る う 字 系 と で 何 o P を  の と 置 環 も き が k C 縦  だ し き 境 あ な 出 o ソ 文  。 て を 、 る い 来 T フ に    い 縦 シ 。 事 る o ト す    る 置 ス 元 、 か T ウ る    の き テ 々 都 を a ェ 電    で に ム 横 合 説 t ア 脳

          横文を縦文にするYokoToTateC(無料)の不都合

          災害は語り継ぐ事はできない。経験に訴える災害の語部は長期的には役に立たない。

          戦争の人為的災害、地震や台風などの自然災害。これらの被害者や経験者の語りは、世代が変われば消える。直接経験者の語部が亡くなったら、そこで終わりである。20年前の平成16(2004)年、新潟県中越地震ついて、能登では何人の人が、これを覚えていただろうか。 非経験者の語部がいるが、単なるお話であり、尾鰭が付く事が怖い。事実に基づく確率的、合理的思考とそれに基づく行動のみが、戦争や自然災害の回避を可能にする。 確率を理解しない人が多い。最も身近なのは天気予報の降水確率だ。降水確

          災害は語り継ぐ事はできない。経験に訴える災害の語部は長期的には役に立たない。