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頑強

気管支に詰まる永遠、本能が散りばめた嘘や、歴史に沈潜する理由が流動しては、真実すら握りつぶす精神のしじまに備わるエゴを粉砕し、自らの栄養に変えるシャコの群れ、すべては、報われるべくして、報われるのか、と病み上がりの他者のような身体を引きずりながら、揺らぐカーテンを眺め、リビングに寝転がりながら、神のように生きるのだと、辿々しいエゴを齧りながら、自己が回避していく無理難題から超脱し、自己研鑽の果てに広がる永遠性を愛撫し、世界を切り裂いたモーターバイク、昼下がりの憂鬱を押し広げ、虚ろな感情を、シネマティックに変える蒸し暑い午後、田舎道を走るワンボックス、嫌いな食べ物で出来た恒星や、紊乱な衝動を齧るネズミや、記憶の中の団地に住まい、象形文字をなぞる俯瞰を支配する釈迦如来に指、窮屈なエゴの鞄の中で、トランス状態になっているシャーマンや、具現化するために、すべてを超越して、重複する思い出が加速して、流動する意思に擦り寄る過程や、その場で連結し、かけがえのないものを、監視するような社会を軽蔑して、迎合されるだけの気配や、下賎な奴らの道理が生み出した戦争や、建設的な妄想の波形や、経過をタンスにしまい、制限もなく破産した世界や、原型もなく、そこで、朽ち果ててしまうだけの今を引き止めるほどの価値なんてあるのかと、散々な現象の最中、補完されるための理由を利用し、領土を奪い合うための闘争や、今に倒錯するだけの結末を、ぼんやりと眺める痩せ細った核家族、終焉に巻き込まれる思い乾きを潤わすために、引きずる身体。

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