マガジンのカバー画像

ニュースをみるもの語るもの

118
投資に関するニュースを通じて世界をみていきます。 平日の朝に更新。
運営しているクリエイター

#中国

【3/8】何がそんなに市場をくすぶらせているのか?

【3/8】何がそんなに市場をくすぶらせているのか?

過度な世界経済後退の懸念は晴れておりますが日経平均は16500~17000、円は112~113を行ったり来たりしています。

なかなか上昇トレンドに移行する気配はありません。

一体日本市場、ひいては世界市場の上昇をくすぶっている原因は何なのか?

今回は市場におけるマイナス要因について記事にします。

■中国経済の後退

昨年からのマイナス要因です。

発表される経済指標からかつてリーマンショッ

もっとみる
【3/6】全人代開催、その内容まとめ

【3/6】全人代開催、その内容まとめ

5日に中国で全国人民代表大会(以下全人代)が開幕されました。

全人代は日本の国会に相当します。

今回は全人代の内容をまとめます。

■成長率目標は6.5%~6.7%

今年の国内総生産(GDP)の成長率目標を6・5~7%と発表しました。

目標に幅を持たせる異例の発表となりました。(一九九五年以来、二十一年ぶり)

政府も先行きが見通せない認識と目標割れを防ぐ苦肉の策といえるでしょう。

李克

もっとみる

【3/2】中国の未来を占う全人代の焦点

おはようございます。

券売機があるにもかかわらず、緑の窓口に人が大量に並んでいることに不思議を感じている米田です。

中国は5日から全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を開催し、2016─20年の第13次5カ年計画を正式に決定します。

中国の未来を決定する重要な会議です。

今回は全人代の頂点についてまとめます。

■供給過剰の抜本的改革

G20でも議題としてあげられた石炭や鉄鋼など国有企

もっとみる

【3/1】中国と米国、2国の製造業指数からみた労働市場の力の差

おはようございます。

桜が咲きそうと思ってたら、部屋の底冷えに凍えている米田です。

中国の2月製造業購買担当者景気指数(PMI)と米国の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が発表されました。

同じ製造業指数ですが、その内容は2国の労働市場の力強さの差が浮きでるかたちとなりました。

■中国は予想を下回る

中国国家統計局と財新/マークイットが1日にそれぞれ発表した2月の中国製造業PMIは

もっとみる

【2/7】円安ドル高に転換なるか、イエレン議長の議会証言に注目

先週はマイナス金利導入により、一時は対米ドル121円まで円安が進みましたが、原油価格下落や中国経済懸念、弱い米経済指標を受けて再び円高が進み、116円台になりました。

円はこれからどうなるのでしょうか。

キーである、米利上げ、中国、原油価格から分析します。

■10-11日のイエレン議長の議会証言に注目

5日に発表された1月米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を下回る

前月比+15.1

もっとみる