【2/7】円安ドル高に転換なるか、イエレン議長の議会証言に注目

先週はマイナス金利導入により、一時は対米ドル121円まで円安が進みましたが、原油価格下落や中国経済懸念、弱い米経済指標を受けて再び円高が進み、116円台になりました。

円はこれからどうなるのでしょうか。

キーである、米利上げ、中国、原油価格から分析します。


■10-11日のイエレン議長の議会証言に注目

5日に発表された1月米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を下回る

前月比+15.1万人にとどまりましたが、失業率は4.9%に低下し、平均時給の伸びは市場予想を上回りました。

そのため、3月利上げ観測が強まっています。

10-11日にかけてイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言が予定されています。

インフレ見通しや世界経済の見通しや米労働市場の現状についての見解が表明されるでしょう。

内容によって今年4回予定されている利上げの可能性が高まり米ドル買いが進むでしょう。


■中国は春節

中国市場は春節によりお休みです。


■引き続き原油価格の動向に注目

減産協議の報道が出ては消えていくで、未だに改善の見通しはありません。

引き続き辛抱が必要な展開となるでしょう。


■日本企業の3Q業績報告が本格化

日本企業の3Q業績報告が本格化します。

そのため、個別銘柄ごとに浮き沈みし、全体として方向感のない展開となるでしょう。

好業績報告により、市場全体のアク抜けとなると良いのですが。