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人生初のバウム・テスト

先日、大学病院で受けた、臨床心理士による心理テストのお話です。
前回のお話はコチラ:

ロールシャッハの他には、バウム、あと名前は分かりませんが、
もう一つ、お絵描き系のテストを受けたのでした。

バウム、ロールシャッハ、謎のテスト…の順に受けました。
バウム・テストもお絵描きのテストで、1本の木を描くのですが、
実が生っている木を、鉛筆で描かなくてはなりません。

必ずA4サイズの紙に描くようで、投影法の検査だそうです。
心の内面、精神状態、性格なんかを表すのだとか。

描いた木の絵の写真を撮って、ブログに載せたかったのですが、
心理士の方にお断りされてしまいました。 残念。

わたしの描いた木は、紙の合わせたサイズのつもりでしたが、
相手を待たせては悪いと思い、急いで描いたのでアタリも取れず、
下描きも出来ずに描いたので、木の上側が切れてしまいました。
紙をハミ出てしまった…。

実(み)は、大量に描きました。
枝にくっついている物や、そうでない物。 半分ずつぐらい?
幹や根っこはシッカリと描き、ウロも描きました。

葉っぱは、全体的な丸いシルエットしか描きませんでしたが、
果たして、結果はどうなるのか?!

結果は今週の金曜日まで判りませんので、何とも言えません。
待ちきれなかったわたしは、ネット上で先に結果を検索して
しまいましたが…(笑)。

テストを受けた時、軽い躁状態でしたので、まんまとそれが
絵に出た感じでした。 木が紙からハミ出るのは、そういう事らしい。

実がいっぱいなのは、ドリーマーなのだとか。 ああ、当たっている!
でも枝にくっついている実の絵は、何か目標があって、それに向かって
ちゃんと努力している事を意味しているそうです。

わたしの場合、半分がそれで、半分が枝にくっついていない実なので、
どこか気が抜けているトコロがあるのでしょうね。

たとえば、例の出版用の闘病エッセイ漫画…。
半分以上は描けましたが、ココ数ヵ月間はお引っ越し作業と重なり、
放置になっておりますので、気持ちだけが急いでいる感じです。

『社会現象を起こして、NHKとかに取材されたい!』と思う気持ちもあり、
そういうのが、非現実的なドリーマーの部分なのでしょう(笑)。
でも、ただ夢見るだけではなく、きちんと努力もしております。
だから、枝にくっついているのと、そうでない実の半分ずつなのでしょう。

なかなか面白いテストですね。
実のある木だから、地面に落ちている実も描くべきかなと思ったのです。
現実的なアーティストとして。 でも、心がそれを拒否しました。

共感覚的には、『それは正しくない絵』に感じたので、描きませんでした。
なんか『絶望的』に感じたのです。

ネット上で調べた結果、それは『挫折』を意味する絵になるのだとか。
確かにわたしは何度も不幸と挫折を経験していると思いますが、
あくまでも『今』のわたしの気分としては、嫌だったのです。

『今』のわたしは、挫折なんかしていない…と思う。
だからわたしの中の共感覚が、その『絶望』を避けたのでしょう。

こういう心理テストは、共感覚の能力者には向かないのかもですね。
だって、結果を聴く前から、なんとなく『感覚で解ってしまう』から。
悪い点数を、無意識にも、意識的にも回避出来てしまう、みたいな。

学校のテストとかでもそうでしたが、共感覚や第六感にいつも
助けられて参りました。 『この答えは、なんか”悪い”気がする。』と
思えば、大体はその答えは不正解だったりするからです。

そういう危険回避能力がある程度備わっているわたしには、
こういった心理テストはあまり向かないと思うのです。
なんとなくズルをしている感覚に陥るからです。

まあそれは置いといて、残りのもう一つのテストのお話します。

もう一つのテストは、風景を描くお絵描きテストでした。
ただ、心理士の方がお題を一つずつ出し、それを一つずつ描き、
最終的にそれらが一つの風景に見えるように描かなくてはならず、
お絵描き初心者の方々には難易度が高そうなテストでした。

お題を一つ描き終えてから次のお題が出る…という感じでしたので、
パースも取れず、グチャグチャな風景の絵になってしまいましたが。

オマケに渡されたのは鉛筆ではなく、黒の油性マーカー……。
そりゃ上手く描けんわ。

わたしの描いた絵は、『日本昔ばなし』に登場するような、
山の多い、田舎っぽい、漫画っぽい風景となりました。

『田んぼを描いて下さい』と言われ、日本語がアレなモノで、
田んぼが何であったかを思い出せず、心理士の方を一瞬困らせて
しまいましたが(笑)。

そして最後に、時間が迫っていたけど、着色も求められました。
あとは、お題に登場していない物で、描き足したい物があったら、
自由に描き足して良いと言われましたが、時間が足りませんでした。

登場したお題は、人間、動物、川、花、家、田んぼ、道などでした。
果たしてどういう意味があるのか?!

何でも先に結果を検索しては面白くないと思い、このテストだけは、
先にネット上で結果の検索をしておりませんが、どういう結果に
なるのか楽しみです。

川の水を着色する時、川に映り込む太陽や夕焼けの色まで丁寧に
塗っていたからか、ちょっと心理士の方に『おおっ!』と驚かれました。
大半の患者さん達は、そこまで細かく着色しないのかな?

この風景のお絵描きテストが一番やり難かったです。
お題を一つずつ出されたのでは、やはり描き難いですし、
全体のバランスも取り難いです。

出来れば全部いっぺんにお題を出してもらえた方が良かったです。
それだけが心残りでした。

そんな感じで、全3種類のテストのお話でした。
やはりその中で一番面白かったのは、ロールシャッハですね!
その次にバウムかな。早く正式な結果が知りたいです。

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