見出し画像

もう一人の自分の力

自分を客観的にみることで

イライラしている人を見て、そんなことでいちいちイライラするのはもったいないと冷静になっている自分がいて思うことがあります。感情的になっている人を見ては、大したことではないのにと頭の中で呟いている自分がいます。

ですが、いざ自分のことになると見えなくなっていて、例えイライラしたくないと思っていてもイライラしてしまうことが多々あるし、一瞬にして感情的になることもあります。それで、後になって自分で反省するのでした。

振り返ってみて、こんな時にこそ、もっと冷静になって自分を俯瞰することが出来たらなと思うのです。そうしたら、もう一人の自分が、他人に対して言っているような言葉を自分にかけてくれるはずですから。

人は誰でも、心の中いる自分と頭の中にいる自分がいるものです。

自分を客観的にみることで、そのもう一人の自分の声が聞けるのだということです。

自分ともう一人の自分の関係

これまでの僕は、自分自身と自分の中にいる自分がいつも敵対していました。

ポジディブなことを思うといつも、不安を煽るようなことを言ってきます。
あれがしたいと思っても、そんなの出来ないに決まってると反対してくるのです。そんな声に負けてしまい、僕はいつも勇気をくじいてしまうのでした。

もう一人の自分に対して思うことが沢山あって、不満や不信感を募らせていたんです。

いつも不安にさせる。
いつも後悔させる。
いつも否定してくる。

そんなもう一人の自分にいつも負けてしまっていたのですから。

自分に打ち勝たなきゃいけない。そうやって、いつも自分に言い聞かせていました。負けたくないという思いから、もう一人の自分の声を無視してきたんです。ですが、聞かないようにすればするほど、もうひとりの自分の声は大きくなるような気がしたんです。その声に従うしかないほどまで。

それでも、意地になって抵抗しようとしたから、感情的になったりイライラするようになったんではないかと思うのです。そうやって、自分の声をかき消そうとしていたのかもしれません。

そんなある時、大きな挫折をしてしまいました。これまでにないくらい落ち込んでしまったことがありました。僕の中では、どうすることも出来なかったんです。やり場のない気持ちをどうしようも出来なくて、ひとり、夕日を見ながら黄昏ていたんです。

もうダメかもしれないと途方にくれていたんです。しばらくすると、もう一人の自分の声が聞こえてきたんです。「大丈夫?」「あれは、仕方なかったよ。」「辛かったよね。苦しいよね。」「きっと、なんとかなるから。」「これまでも、何度も乗り越えてきたんだ。今回も絶対に乗り越えられるよ。」確か、こんな言葉だった気がします。いつまでも落ち込んでいた僕に、敵対していたはずのもう一人の自分が寄り添ってくれたんです。

次第に、幾分か心が軽くなっていたのに気が付きました。

僕のことは、僕自身が一番分かっている。だから、その時に、欲しい言葉をくれる。そう思うと、もう一人の自分は敵対する邪魔な存在ではなく、本当は、一番の理解者であり味方だということに気が付いたのでした。

そうやって、もう一人の自分の存在を認めることが出来たから、これまでの声も僕の為であったことが分かったのです。邪魔をしてきたのではなく、僕自身に忠告してくれていたんです。

もう一人の自分という存在は、どちらかが良いとか悪いというものではなく、どちらも自分のことを思って発言してくれる存在だということ。

その存在を認めることが出来たときに、自分自身を客観的に見ることが出来れば、心を楽にしてくれる存在になってくれるのです。自分ともう一人の自分との関係性で、もう一人の自分の力は大きく変わっていくものだということです。絶大の信頼を抱いていれば、どこまでも自分を後押ししてくれる。その反面、不満や不信感を持てば持つほど、どこまでも自分の邪魔をしてくるのです。

自分との関係性を良好的なものにする為には、もう一人の自分の認めていくことこそが大事な一歩になるということです。それは言ってみれば、自分を受け入れていくことでもあり、自分という存在を認めていくことでもあるのです。

お知らせです

お悩み相談はじめました!

人生に迷った時、どうしたらいいのか分からない時、誰にも相談できずに、苦しみました。いつか、僕自身も誰かに寄り添い、背中を押すことが出来たらと思い続けてきました。
だから、あなたのお悩みに、寄り添いたいのです。
どの記事でも構いませんので、コメント欄にてお待ちしております。

詳しくは、こちらを読んでください。

相談される方は上の記事内にある注意事項を読んでから、ご相談下さい。



最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?