人それぞれに心の癖がある
僕にとっては逆効果だった瞑想体験
どうにもこうにも、自分の中で思うようにいかずに、ずっと憂う気持ちでいました。僕のひとつの決断したことを、周りから色々と言われたりはばかられたりして傷ついていたんです。
丁度その当時、マインドフルネスという言葉に出会い、瞑想することで心を安定させることが出来るのだということを知りました。そうした言葉に流されて、僕は自分の心を回復させることが出来るのではないかと、毎朝、瞑想するようになりました。
椅子や床に背筋が伸ばせるように座り、肩の力を抜いてリラックスし、自然なペースで呼吸し、呼吸に意識を向ける。ですが、どれだけ意識を集中させようとしても、嫌な言葉や自分のネガティブな思いが頭から離れませんでした。むしろ、そうしたものがどんどんと膨れ上がっていくように感じました。結局のところ、心の傷を癒すどころか余計に悪化させるものでした。
幾度となく試したのですが、どうしても上手くいかなかったのです。今、思うと、調べ方ややり方が悪かったのかもしれません。ですが、その時の僕の感想は、どうにも自分には合わないというものでした。
こうした経験を経て、心を回復させるために色んな方法を探し出しては試してみたんです。その結果、ほんの少しですが、見えたものがありました。
どうやら、ひとりひとりに心の癖があり、それに合わせた心の癒し方があるのだということです。
心には人それぞれ癖がある
ひとりひとり、得意なものや苦手なものが違うように、ひとりひとりの心にも特徴があり異なるものです。
感動するものもひとりひとり違うし、悲しみを感じる場所も違うものです。怒りのスイッチの場所も違います。楽しいと感じることもそれぞれで、イライラするポイントも様々なんです。
ひとりひとりが、環境も違えば状況も違うし、人間関係も決して同じものではないはずです。
こうしたことからも、ひとりひとりが異なる人間であることが理解することが出来ます。
だから、当然のように、心に傷を負った時に回復への導き方も様々だし、困難を前にしたときの対応の仕方も様々なんです。
ですが、僕は人それぞれだということを知っているのにも関わらず、多くの人の意見に流されて、思うように出来なくなってしまったんだと思います。
ある心理学者によるとストレスへの対処方法は大きく六つに分かれているそうです。
簡単ですがご紹介させていただくと、
「信念や価値に従うパターン」
自分が信じているものや価値観といったもので、ストレスへの対処し、状況を打破し、心の回復させていくもの。言えば、宗教の教えに従うことも、スピリチュアルで導かれることも言えるし、これが運命だと捉えることもそう言えるのです。ご先祖様に守られていると感じて、自身の心を回復していくものもこのパターンに当てはまるものだと言えます。
「感情に訴えるパターン」
喜怒哀楽といった感情に訴えかけて、心の回復を目指していくもの。辛い時は思いっきり笑うようにするとか。愚痴を言う。楽しいことを見つける。思いっきり感情を表すといったものです。
「情報を得る」
知識や情報をえることで、事実を知り、理性を認知して、心の回復を目指したり、ストレスに対応していくというもの。自己分析やリスクマネジメントをしたり、TODOリストを作って、それを遂行するといったものです。
「身体的なアプローチ」
心と身体は繋がっているものと言えるので、身体の面を整えたり、発散させることで、心の回復を目指すものです。運動をするはもちろん、美味しいものを食べるとかお酒を飲むもそう。瞑想することもそう言えるし、お出かけすることもそう言えます。
「社会的なアプローチ」
組織やコミニティと繋がることで心の回復を働きかけていくパターンです。人に相談する。大切な人コミュニケーションをとる。友達に会う。自分の役割を全うするといったものです。
「そうぞうりょくを使ってのアプローチ」
自分の想像を広げたり実際に創造してみたりして、心の回復を働きかけていくもの。想像が広がることで、自分の可能性も広がっていくし、何かを作り出す行為は何よりも自分を認めることに繋がるものです。「ドラマやアニメ、映画を観ること」「絵や物語を書く」「ゲームをする」「アート鑑賞」「オシャレをする」「写真を撮る」といったもの。
おおまかですがこのように分類することが出来ます。人間だから、こうしたものを本来は複雑に組み合わさっているものであると考えられるのですが、大まかでも自分の属性のようなものを知っておくことで、新しい自分の癒し方や心の回復の仕方、ストレスの対処法など、さまざまなことに応用できるので、是非一度、自分がどれに当てはまるのかを考えてみて下さい。
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今日も自分をご機嫌に。
メルシー
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