信用と信頼
信用と信頼
信用と信頼の意味を、僕はずっと同じだと思っていました。ですが、その意味を調べてみると、大きな違いがあったのでした。
信用するとは、相手のことを条件付きで信じることです。例えば、あなたの実績を見て、成果が見込めるからあなたを信用して仕事をお願いします。もう一つ例を挙げるのなら、あなたはこれまで嘘を付いたことがないから信用して秘密を話します。こういった態度のことです。要するに、その人自身を信じているのではなく、その人の持つ条件を信じているということです。
では、逆に信頼するとは、人を信じることにあたって、一切の条件をつけずに、信じることです。無条件で信じるといったものです。
人間関係を信用と信頼で線引きすると、ビジネス上の関係は信用であるのに対して、利害関係はなく、決して強制されるわけでもなく、この人が好きだといった心によって、関係を築いていくものが信頼と呼べるものであるということでした。
自分自身を信頼することが出来なかった
僕は、厳格な母に否定されて育ってきました。だから、自分を否定的に見てしまう癖が出来てしまい、どうしても自信が持てずにいたんです。だから、何をするにしても躊躇したし、すぐに諦めてしまっていました。
それでは、描いていた未来とは大きくかけ離れたものになっていました。そんな情けない自分ではいけないと思い、変わりたいと決心しました。できるだけ多くの結果をだせば、僕は自信を手にすることが出来るのではないかと。それが、大きく人生を良い方向に変えられるのではないかと考えたんです。
だから、当時は、料理を仕事としていたのもあって、料理人として結果をだしていくことを第一の目標としたんです。他にも自分に自信をつけるために、必死になって努力をするようになったのです。
スキルアップすれば、自分に自信が持てるかもしれない。
お金持ちになれば、自分に自信が持てるかもしれない。
顔が広ければ、自分に自信が持てるかもしれない。
周りから認められれば、自分に自信が持てるかもしれない。
幅広い知識があれば、自分に自信が持てるかもしれない。
他にも、様々なことに向けて、自分に自信をつけるために、日々、頑張っていました。
それだけでも、これまでの情けない自分とは天と地の差があり、無鉄砲ではありましたが、僕の中で多少なりとも自信が持てているような感覚でした。
ですが、たったひとつの挫折によって、僕は一気に、自信を喪失してしまったのでした。まるで、僕の中の何かが、全て崩れ去ってしまったような感覚でした。
自分に絶望しました。周囲の人に申し訳なくなり、それでも嫌われたくないと焦り、嘘をついたりしては、より自分に失望するようになったのでした。そんな当時の事を思い出しても、ネガティブなことしか言っていなかったように思います。
自分を信じるために
自分のことを信用するために、条件を付けてしまうということは、その条件を満たすことが出来れば良いのですが、条件を満たせないと、たちまち、自分への信用を失ってしまうのです。
自分自身の場合は、信用を築くのではなく、自分との信頼を深めてあげることが大事だったんです。
自分自身に一切の条件も付けずに自分を信じることだったのです。例え、信じるに値する根拠がなくても、信じる。それだけのことです。
それだけだって?それは、難しいように感じるかもしれません。どうしても、自分の判断に自信がないから担保のようなものを求めてしまうものだからです。僕自身だって、もっとも、難関な課題だと感じていました。
ですが、やることは明確になっているのです。自分をただただ、好きになって、親交を深めていけばいいのです。焦ることはありません。何かを必死になって積み重ねる必要はないのです。すでに、あなたはもう素晴らしい価値があるのですから。そこに気が付いてあげるだけなんです。そのために、毎日、自分と交友をすればよいのです。
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メルシー
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