ていねいにする
色んなことがなかなか出来なくなってしまったものだから、更に、日常は毎日同じことの繰り返し。僕自身も毎日、自宅と会社の往復であってひとつのルーティンみたいになっています。
そんな日常にちょっとした変化をつけていくことは大事なことだと多くの人は言います。確かにそうなのですが、何かひとつ大事なことを忘れてしまっていては、ただの飽き性だということになってしまうのではないかと思えてならないのです。
同じような毎日のように見えていても、感情の方はちょっとしたことで上がり下がりしてしまいます。例えば、雨が降れば気持ちが落ち込む人がいるように。心は空模様と例えられるくらい心は凄く変化するものなのです。
心がポジティブにな時はどんどん変化を意識していくことをお勧めします。しかし、心がネガティブな状態のときはどうすればよいのか。そこを考えていきましょう。
思い出したこと
心がネガティブな状態に陥る前は、心がざわざわするものです。焦っているときなんかはそう。間に合わないかもしれないどうしようと心がざわざわします。
心がざわついているときほど、ていねいにやっていくことが大事になってくるのではないかと思うのです。
僕の中で忘れていた大事なこと。
「ていねいにする。」
小学生のころ、習字の時間の時に書道の先生が優しく言ってくれた言葉。「ていねいに書きなさい。」その言葉がふとよみがえりました。それを胸の奥にしまっていたから、僕の中で筆で書かれた言葉をみると、優しく落ち着きなさいと言われているみたいで、心が落ち着きます。
これが、大人になった僕にとっては、とても必要な言葉でした。心が浮ついた時も沈んだ時も心を落ち着ける言葉。
しかし、いつしか忘れてしまっていたのです。
それをひょんなことから思い出したのです。
ていねいに生きてみると
毎日が同じだと嘆くなら、ていねいに過ごすことを意識しようと決意しました。ちなみにていねいにするのはなにも手順どおりにすることではありません。ひとつひとつの行動を意識してしっかりと心に耳をあてながらやっていくことです。それは日常を特別なものにしてくれます。
挨拶するときも、ご飯を食べるときも、人と話しているときも、行動のひとつひとつを意識してていねいにしました。姿勢を正してみたり、言葉遣いを丁寧にしてみたり。
そうすると、なんだか日常を特別なものに感じることが徐々に出来たのでした。そうしているうちにありがとうが増えていくのに気が付きました。
何かしてもらえた時だけでなく、お金を支払う時もありがとう。物を使い終わったらありがとう。仕事おわりにありがと。
次に僕は、ありがとうを言う時に、ちゃんと感謝しながら言うことを意識してみました。感謝もていねいにしようと心がピンときたのです。
そうすることで、普段何気なく過ごす日常の中でありがとうと言える感謝が増えていったのです。そうすると心の状態は、感謝の気持ちでいっぱいになり心があたたかくなりました。
こころが浮ついているときは落ち着けるものになるし、こころが沈んでいるときは前向きになることができるようになったのです。
ていねいにすることで、その瞬間瞬間がゆっくりとした時間に感じられるものになっていく。
言葉ではあらわしにくいものですが、瞬間にたくさんのものを感じ取ることが出来る。それは本質にたどりつけることを意味している。そのことので物事や人や物のありがたみに対して深堀りすることができ、これまで以上に感謝を感じられたのでした。
結果的にそれは、自分をクリエイティブにすることにもつながりました。物事の考え方に対しても、自分の意見をまとめられるようになったり、感じることがより鮮明になったのです。気付きや学びも深くなっていくのを実感しました。更に、自分自身も以前より認められるようになりました。
ていねいにいきるとは
これまでの意味でも、ていねいにすることは、自然と過去の自分にひっぱられることでもなく、未来の自分に不安を感じ焦ることでもない。今を大事にすること。
それは、今の自分が色んなことで満たされているのだということを再確認するものであり、自分自身のことを深堀りしていけることに繋がっているのです。
それは、人生を歩む中で足元を確認し地に足をつけるようなものだと感じました。
社会の状況も変化しやすく不安定のように思える時代の中で丁寧に生きることは最善の生き方であり、この不安になりやすい状況にこそ必要なことではないかと思いました。
最期まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー
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