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夢を叶えてわかったこと

人はどこまでも欲深いものです。例え、今追いかけている夢が叶ったのなら、もう何もいらないと思っていても、次から次へと叶えたい夢を持ってしまうことが多いのかもしれません。

夢を失ってみて分かったこと

夢が叶えれば、幸せになれるものだと思っていたんです。これ以上ないくらい自分を満たすことが出来るものだと想像していたんです。だから、僕はどんなことがあっても、どんなことをしてでも、必ず夢を叶えなければならないと考えていました。

その当時は、本当に必死だったと思うのです。なりふり構わず、突き進んでいくつもりでいましたから。ただ、どうしても他に色々とやりたいことが浮かんでくるのでした。あれこれとしている周りが羨ましくなることもよくあることでした。ですが、今の自分が追い求めているものこそ、本当にやりたかったことだからと、自分に言い聞かせてはどれも我慢していました。それは、夢を叶えるのに必死だからという言い訳を言って、色んなことから目を背けていただけだったのかもしれません。

結果的に、夢を追いかけられなくなってしまったときに、何一つ残っていなかったんです。友達も家族からも、見放されていたんです。住む場所もないくらいでした。たった一つの挫折だといえるもので、人生のどん底だと思えるくらいまで、転げ落ちてしまったのでした。

夢を失ってみて分かったんです。夢を叶えた先にあるもので、今の自分を満たそうとしてはいけないということ。夢を叶えようがそうでなくても、幸せを感じられるように、今の自分自身が幸せであることに気づいていかないといけないということでした。

夢を叶えた先に待っていたもの

そうしたことを学んだはずなのに、当時の僕は何処かで、自分の気持ちを変えることができずにいました。夢さえ叶えれば、このどん底な自分を救ってくれるものだと思うようになっていたのです。負けてばかりの人生を、一気にひっくり返すことが出来るはずだって。

あれほど、夢に没頭してとらわれてしまったことを後悔していたのに、また、夢を叶えければいけないと、とらわれるようになっていきました。今度は別の夢ではありましたが、今度こそと、なりふり構わず突き進んでいったのでした。朝5時に出勤しては、19時に退社して、そこから、深夜までバイトするような生活をしていました。今の自分がどれだけやりたいこと我慢したって、どれだけしんどくて辛いと感じていても、夢さえ叶えれば、これまでの気持ちは全てが報われるのではないだろうかと思っていました。夢を叶えた先には、自由な未来が待っているんではないかと期待していたんです。

そして、遂に無謀な努力の甲斐あって、夢を叶えることが出来ました。自分の会社を持つことでしたのでした。これで、僕は幸せの人生を満喫できるはず。自由に生きていけるものだと思っていたんです。

ところが、満たされるどころか、不安なことが増えてはどんどん大きくなってきたんです。このままで大丈夫なのだろうかと考えるようになりました。その不安を解消するためには、また、新しい夢を持つことしかなかったんです。

再び、目標に向かう気持ちを整えていくのに時間もかかったし、多くの犠牲を払ったまま、再び夢を追いかけるしかありませんでした。

ふと冷静になったとき、夢を叶えた先には、また新しい夢が出来るだけなんだということ。夢を叶えたからといって、永遠の幸せは手に入らないということでした。だったら、今の自分をちゃんと見てあげなくてはいかないものだったんだということに気が付くことが出来たのでした。夢を叶えるためと言って、今の自分を疎かにしてはいけなかったのです。


夢を叶えた先のことばかりに意識を向けないで、今の自分を満たすことを考えていかなくてはいけないし、今の自分が幸せに感じることを見つけていく必要があるのだと。

夢を失い、夢を叶えたからこそ、見えてきたものでした。

今の自分をちゃんと幸せにしよう。それがようやく僕が導き出したものでした。

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