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自分を信じることが出来なければ、人を信じることなんか出来ない

人は自分に都合よく考えてしまう

どんなに間違ったことをしてしまっても、人はそれを正しいと思いたいのだということです。そんなことが本に書いてあった時に、なんだか、言われたくないことを言い当てられた気持ちになりモヤモヤしました。

思い当たることが次から次へと浮かんでくるからです。

今もよくあるのですが、過去にお仕事で単純なミスをしてしまいました。ただの発注ミスとしか言いようがありませんでした。なのに、僕は人のせいにしたんです。注文先の勘違いだって言い張ったことがありました。結局、僕は自分のせいであるにも関わらず、謝ることはありませんでした。

今、振り返ってみれば、そんなことを周囲の人からみれば、僕がミスをしてしまったのはバレバレであったのではないかと思います。それなのに、謝罪もしなければ、人のせいにするなんて、信用を失ったに違いありません。

でも、当時の僕にとっては、何度考えても相手が間違っているとしか思えませんでした。自分が主張する矛盾を僕自身が理解しているようでしていなかったのです。それは、最初に申し上げたように、失敗を認めたくないあまりに、事実を捻じ曲げて現実を捉えていたのだというものだったのです。

自分を信じることが出来なければ、人を信じることなんか出来ない

では、どうしてそんなことまでしてしまうのか。

それは、僕の中で自分は絶対に失敗は許されないという概念があったではなかと考えられます。かつての僕は、自分の中で失敗した自分を受け入れることが出来ないでいたのです。その証拠に、当時、他の人が失敗したら、僕は激しく非難していました。

つまり、自分に失敗は許されないものだと思い込んでいることで、失敗してしまった自分の姿を受け入れることが出来ないということです。

こんなことが言われています。自己中心的な人は自分のことが好きだから自分ばかりを見ている訳ではありません。むしろ、その逆でありのままの自分を受け入れることが出来ずに、絶えまなき不安にさらされているからこそ、自分にしか関心がいかないというのです。

全くその通りだと思います。

自分に自信がなくて、いつも不安でいっぱいいっぱいだったんです。どうしようもない自分がそこにいて、周囲の反応や将来のことや色んなことが不安で仕方なかった。不安に押し潰されそうだからこそ、失敗してはいけないと自分に言い聞かせるようになりました。

ですが、そんなことは無理難題であって、人間なんだからどうしても失敗してしまうのです。言い逃れ出来ないこの状況であるのかもしれません。ですが、心が受け止めきれずにいるから、意識も思考も僕は自分に都合が良いようにしか、物事が捉えることしか出来なかったのです。その結果、僕は自己中心的な行動をしてしまったのだというのです。

周囲の人に対しても同じでした。自分が失敗してはいけないという決心が、いつも破られてしまうのが、たまらなく許せないのです。そして、そんな自分が信じられなくて不安なのです。そうやって、自分の中で今にも折れそうで迷い悩んでいながらも、踏みとどまっているのです。だから、自分以外の人の失敗を許してしまうと、自分の気持ちも心が揺らいでしまいそうになるから、人の失敗も許せなかったのです。

こうした深層心理を学んだのです。

つまり、自分を信じることが出来なければ、人を信じることなんか出来ないものだということでした。ですので、人と信頼関係を築きたいのなら、何よりも、自分を信じられるようにならないと、人を信用することができないということなのです。

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