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違いを嫌う自分を変えるために

人間の性質

人間というものは、自分と似ている部分があると、親近感が湧き、引き寄せられるところがあります。心理学的なお話しにこんなことが証明されています。相手の身振りや仕草を、鏡のように真似をすると、相手は自分に好意を持つと言うものです。だから、自分と同じような思考や行動パターンを持った人同士が集まるという原理はここにあります。

だから、ポジティブな人はポジティブな人を好むし、夢を追いかけている人は、夢を追いかけている人を好みます。

しかし、この法則は、裏をかえせば、自分と対象である異なる部分を持っている人を嫌うということ。僕らというのは、無意識に違うことを嫌っていたのです。それが、人間の性質だからということです。

僕が、心までネガティブのどん底まで落ちてしまった時のことを考えれば、よく理解できます。賑やかなところにいくと、落ち着かなくなりました。明るい人が苦手でした。ポジティブな言葉が嫌いでした。その結果は、いつまでたっても、僕はネガティブな気持ちのままでした。まるでポジティブなことにアレルギーを持ってしまったようでした。


どんな自分を受け入れる

そんな僕が自身の経験から、どのようにポジティブなれたのかを見つめ直すことによって、自分と違うものや自分の知らないことに対して前向きにとらえることが出来て、積極的な自分になれるのかが見えてきました。

それは、今の自分を受け入れることでした。それは、自分にとって自分を大切な存在になる必要があるのです。自分という人間を好きになるのです。

いつも、自分をケアしてあげるのです。自分に優しくし、傷ついた心が癒えると思うことをしてあげるのです。

実際に僕は都会から、田舎に引っ越しました。出来るだけ自然に触れて自分を癒してあげました。自分に対して自分の時間を作るようにしました。ネガティブな自分がいたら、それでいいと言ってあげました。自分が自分を支えてあげたのです。

そうすることで、次第に自分を受け入れられるようになれたのです。すると、これまで嫌いだったポジティブな言葉も受け入れられるようになりました。明るい場所に自ら行けるようになりました。明るく元気な人と話したら、自分も前向きになれたのでした。

つまり、自分を好きになり、自分を受け入れられることが出来たら、色んなことが、受け入れられるようになれるということです。自分と違うことも、自分の知らないことも、受け入れられるのです。むしろ、新しいことに対して、ワクワクして、積極的にチャレンジできるものになれるのです。僕が、こうしてポジションに前向きになれたように。

自分自身が外の世界に対して、どんな態度をとっているのかで、自分を内観することが出来ます。以前、僕の自信を無くすようなことを言ってきた人がいました。それは、その人自身が自信がないからなんです。

自分と違うことを嫌うのは、自分が間違っているかもしれないという不安を隠すために嫌うからなのです。自分の知らないことを嫌うのは、新しい知識を得て、今の自分が変ってしまうことを恐れて嫌ってしまうから。だから、自分自身を好きになり、どんな自分をも受け入れられることが出来れば、自分と違うことも、自分の知らないことも嫌うことがなく、受け入れられるものになるものだと言えるのです。

もし、自分が何か受け入れられないことがあるのだとしたら、自分の中に受け入れられない感情の部分があることを理解してあげて下さい。そのことを、自分と向き合うきっかけにしてみて下さい。

そして、自分を認めてあげられるまで、とことん話し合ってみて下さい。どんな自分でも、見放さず付き合っていくと約束してあげて下さい。それが、時代がどんなに変わっていっても、人間関係に変化が起きたとしても、自分の理解を超える出来事が起きたとしても、自分との違いを受け入れられる唯一の方法なのです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー




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