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自分の人生に主導権を持つ

幸福であるためのメソッド

自発的な行動が幸福の50%を握っていると言われています。ポジティブな感情を作るためには、いかに人生において自分が主導権を握れるかが重要になっているかということなのです。

僕はこれまでの人生で、無力感を何度も感じてきました。それは、厳格な母によって、様々なことを決められていました。習い事も付き合う友達も制限されたり、私立の中学受験して入学したこともまさにそうでした。

決して、子供の僕自身はなすがままだったために、不幸を感じていたわけではないけど、中学高校と大人になっていくにつれて、人生このままでいいのだろうかと思い悩んでいました。それで、眠れない夜も過ごしたことがあります。

しかし、当時は、自分の世界が小さかった為に、気持ちを表現する方法も知らなかったのです。僕は反発するのでした。それを大人たちは反抗期として処理していきました。

こうやって理解できるのは、今の僕だからであって、大人になる過程の中で、自分の人生の主導権を、両親から自分に取り戻す過程は必ず起きるもの。避けては通れないものだと思うのです。

幼少期の頃は、誰もが、両親が人生の主導権を握っているものです。それは、幼き頃の自分が、無知であり、危なっかしい存在だからです。

しかし、大人であっても、無知である場合もあるし、危なっかしい時もあるものです。その時に、自分で選んでいるように見えて、選ばされていることが往々にして起こりえます。

僕は、料理人で一人前になることを目指していました。色んなことを乗り越えて、何とかくらいつき、キャリアを積み重ねてきました。しかし、そのキャリアの活かし方を知りませんでした。

知り合いの、知り合いが、料理人を探していると声をかけられて、ある会社を紹介してもらいました。凄く熱い思いと良い条件を並べられて、僕は言われるがまま、契約することになったのです。それが、悪夢の始りでした。

僕はフランス料理を学んで、そのことは伝えていたのですが、用意されていたのは、イタリアンのお店だったのです。そして、店長兼シェフとして働き、一ヶ月たった時に、売り上げや、評価出来ないと言われ、良い条件を全て変えられてしまったのです。給与も、新卒の初任給まで下がりました。

後になってから分かったのですが、契約も口約束だったために、どんなに訴えても、そんな契約は、初めからしていないときっぱり主張されたました。

そんな風に心の揺さぶりをかけて、追い込んだ僕に、その会社の社長さんは、呪いの言葉をかけました。そんな風では、家族を路頭に迷わすことになるぞ、成功するまでは死んでも働けと。

そこから3年間、僕は365日毎日、時には23時間勤務、もちろん残業代はなし。いいように使われてきました。最期は電卓をも打てなくなってしまい、自ら、命を絶とうとするまで働きつづけました。その間、僕は幸せだと感じたことは一度もありませんでした。

この3年間は、僕は幼き頃にように、人生の主導権を握られていたのです。確かに決めたのは、自分。でも、色んなことに無知であったために、決めているようで、決めさせられていたのは、間違いないと実感しています。

人生の主導権を握ることが、どれだけ大事なのかということを僕は伝えたい。どんなに歳を重ねても、どんなに無知であっても、人に人生の主導権を握られることは、こんなにもいいように利用されてしまう危険があるものだということです。

自分の中で、どうしたものかと無力感を感じていたり、いつの間にか幸福感を感じずに、虚しさを感じていたら、人生の主導権を何かに奪われているのかもしれません。

例えば、生活の多くをスマホに奪われていたり、SNSに依存してしまっていたりと、考えられるものはたくさんあります。自分の人生の主導権を取り戻していきましょう。

日常に主導権を

日々の生活の中でも、意識してみると、主導権を奪われていることが多いものです。時間に追い立てられたり、誰かに振り回されたりしているもしています。

そこで、自発的な行動を明確にしていくために、何のためにしているのかを確立していくと、自分の中で主導権を握ることができます。

例えば、早起きしようと決めた時も、ただ単に、早起きが良いと言われているからという理由ではなく、ポジディブな自分に変わりたいから、自己啓発や心理学の本を月に10冊読んでいくため。という風に、目標達成や自己成長のためにと理由を明確にすることで、自分の主導権であることを主張するのです。

スマホをみる時も、情報収集するためだとか、何か面白いことを探すため、楽しみたいだとか、理由を考えてから、スマホを触ってみると意識が変わります。どんなことも、目的と理由を考えて行動していくことは、日常の主導権を自分にすることが出来ます。

人生に主導権を

どんな成果も、誰かのせいだとか、誰かのおかげと思うことは、物事を他動的に受け取っているものです。それは、主導権という視点では、自分が握れていないように思えます。

そこで、どんなことも「主語」を自分にしてみるのです。チームで誰かがミスをして失敗したときも、自分がフォロー出来ていなかったからだとかという風にかんがえると、そこから、自分がどうすれば良かったのかと考えることが出来るはずです。それは、成長に繋がります。

どんなことも自分主体と考えて成長につなげていくことで、自分の人生をも、主体的に考えられるようになります。このことで、人生の主導権を自分に取り戻すことが出来るのではないでしょうか。

主導権を取り戻すために

ネガティブな感情に流されているときや、自分の豊かさを感じられないときは、何かに振り回されているものだと考えた方が良さそうです。

こうした思考に自分を導くためにも、自分の中のルールを決めておくことが大事ではないかと思います。自分の中のルールを決めること。まさにそのことこそが、自分の中で、主導権を握っているということ。全て、自分で決めて、自分の意思で遂行しているのですから。

自分の人生の主導権という視点にこだわってみて感じるのは、自分で決めるからこそ、色んなことが納得できるし、理解しようとする。これが、成長に繋がるものだから、幸福感に繋がっているものです。

ですので、まずは自分がどんなことに振り回されているのかをリストアップしてみて、その対策として、自分のルールを設定することが必要なことだとということです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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