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思考は覚悟で決まる

本当に考えている?

自分の将来について考えることがあります。しかし、未来なんか誰にも分かりません。そんな不確かであやふやな未来の中で、将来について考えても、意味がないし、考えてみたところで何も思いつきませんでした。

僕は、自分の気持ちを押し殺してきました。優秀な弟と、常に比較され、否定されてきた幼少期。社会人になって、味わった酷いいじめや会社から人権を無視したような奴隷のような扱い。僕が、生き残るには、自分の心を押し殺して、何も感じないようにしないといけなかったからです。

だから、意識してでも、すぐ閉ざしてしまう自分の心と向き合うようにしています。でも、散々、自分でも否定してきた、僕の心が再び、心を開くことはありませんでした。

自分についてや将来について、考えてみても、分からないんです。それが、僕の悩みでした。そんな僕は、何かやりたいことがあっても、すぐに時間がない。今の環境では無理だ。お金がない。そんな風に感じてしまい、すぐに諦めるのでした。

結局、僕はなにも変わらないな。そうやって、自分自身に落胆ばかりしていました。そして、忙しさにかまけて、しばらく、忘れるのでした。しかし、何かを見たり聴いたりしては、またやる気になって、また自分を変えられなくて落ち込むのでした。それを、繰り返すばかりだったのです。

どうにかしたいと思い、お金をかけて、ちょっと高いセミナーにいったこともありました。しかし、結局は習ったことを実行することが出来ずに、諦めてしまうのでした。

確かに、毎日毎日忙しいのは確かなのですが、自分自身が情けないくらいに何も出来ないので、本当にダメでどうしようもないのだなと、感じるばかり。次第に弱気になっていくし、人生を変えるとか自分を変えることは、僕なんかには無理だと諦めて、日々を過ごすようになってしまった時期があったのでした。

そんな時期に「田坂広志」さんの講演会をYouTubeにて、拝見させていただきました。そして、そんな自分に心を突き刺した言葉にであったのです。

過去は、無い
未来も、無い
有るのは永遠に続く
いま、だけだ

いまを、生きよ!
いまを、生き切れ!
「すべては導かれている」 著者 田坂 広志

この言葉を何度も、読み直した時に、僕は自分に問うことが出来たのです。
本当に真剣に向き合っているのかと。

実際に考えてみた

実際に、考えてみました。テレビやスマホの電源をきって、ノートとペンだけを持ち、一時間と時間を決めて、自分のことについて、自分の将来について、そもそも将来って、なんなんだ、仕事のことなのか、それとも家族のことなのか。

考えられる項目はいくつもあって、具体的になんなのだろうか。いつのことなのか、一年後のことを考えるのか、それとも、10年後なのか。そういった疑問を一つ一つ挙げては考えてみて、自分なりに答えを集中し見つめたのです。

一時間はあっという間に終わり、思うようには行きませんでしたが、ほんの少しだけ、前進した気持ちになり、充実感を感じました。

今をいきるとは、まさにこのことではないかと思えるくらいでした。
その当時は、これが習慣化されるくらいに考えるようになったものです。

心を閉ざし切った、こんな僕でさえ、覚悟を持って、自分のことを考えていくと、前に進んでいくことが出来るのです。

向き合う事の怖さ

この体験から、過去の僕は、結局のところ、自分と向き合う事から逃げていたことに気が付きました。自分を内観することは、思う他しんどいものです。

その一つは、変わることへの抵抗感だと思います。自分の正直な気持ちを知ってしまったら、行動しなくてはいけないと思ってしまうからです。今の仕事や生活に満足していないと、自分の心が言っているのならば、がらりと変えてでも従わないといけないと感じてしまうからです。だったら、まだ、なんとなくモヤモヤしている方がましだと思ってしまうのでした。

だけど、モヤモヤはやがて不安になります。不安はやがて不満にかわります。不満はやがて苦しみに変わるのです。

向き合うことから、逃げることは、今の自分の気持ちから逃げること。
それは、今を生き切れていないことになるのではないでしょうか。

僕はそう感じたのでした。

覚悟を決めて考える

僕に足りなかったものは、覚悟だったのです。自分の気持ちを受け止める覚悟、自分が変りたいと言いながらも、変わることに対して覚悟を持てていなかったのです。

覚悟にフォーカスしてみると、他にも色んなことが見えてきます。この時代に、やり方が分からない。何から手を付けていいのか分からないのは、おかしな話です。何でも、簡単に検索できるのですから。しかも、いつもなんだかんだいって、操作しているスマホで、調べることができるのです。

出来ないや分からないは、厳しいかもしれないけど、覚悟が持てていないのです。本気になれていないのです。

今日という日を、僕らは、どれくらい満足して生きているでしょうか。何かの取り組みを覚悟を決めて考えてやっているでしょうか。本気になって考えてみて下さい。覚悟を決めて取り組んでみて下さい。思いつかない。分からないといった言葉で終わることはありません。なにかしら、打開策を打ち出すことが出来るのです。

そこを、見定めてみると、今を生き切ると言う言葉の意味がすこしだけ、理解できるきがしました。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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