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自分と向き合うために

自分の知らない自分

講演会を聞いたりラジオを聞いたりしているうちに、僕もいつかペラペラと話せるようになりたいと思うようになりました。

憧れがどんどん強くなっていったので、stand.fmに挑戦することにしたんです。はじめに1分程度の挨拶を録音して、確認しようと聞き直してみたんです。そうしたら、これは一体誰の声なのかと疑うくらい、おかしな声が聞こえてきたので、びっくりしました。

そんなはずはないと思い、何度も取り直しては聞き直してみると、やっぱり自分ではない声が聞こえてきたんです。結局、僕は納得できずに断念したのでした。その時は、自分の声を毎日聞いているようで、聞いていなかったんだと思いました。

ですが、それは自分が見ている自分と他人から見ている自分が、思いの外、食い違っているようなのです。録音した声を聞いたことで、他人としてきゃかん的に自分の声を聞けたことによるものだということです。

これは、僕の勝手な推測ですが、きっと、人は自分のイメージというものを強く持ってしまっていて、偏った視点でいつも自分を見てしまっているものだと思うのです。更に言えば、いつも自分と一緒だから、誰よりも自分を知っていると思い込んでいいるのです。それは、かなり屈折した視点になってしまうのではないでしょうか。それが原因で、他人から見た自分と食い違ってしまうのではないかと思うのです。

そうは言っても、人は今の自分の姿を自分の目では見えないようになっているそうです。僕が録音した自分の声を聞いて、ショックだったと言う経験は、多くの人も似たような経験をしたことがあるのではないでしょうか。自分の写った姿を自分だけが知らなかったような気持ちになった人は少なくないはずです。

自分と向き合うために

これまでの僕は、自分と向き合うことは、みんなそれぞれ自分ひとりで向き合っていくものだと思いこんでいました。自分の中での喜びや苦しみの中でしか、新しい自分に気付くことが出来るものだからです。

でも、そうではなかったのです。先ほどのように、自分では気付けない自分は、本当に沢山いるのです。つまり、僕らは自分のことを大いなる勘違いをしたまま自分のことを見ているのです。自分以外の人は、その人の物差しで見てくれているのです。人それぞれの価値観を持っているのです。それは、自分では気づけない自分をたくさん知っていることを意味するのではないでしょうか。

思い返せば、人間関係の中で、気付きや成長をしていることってたくさんあったような気がします。人に言われた言葉で、心動かされたり自分を省みたり。共感や反感もそうである気がします。人と関わり合うことで、心は良くも悪くも、反応しているものですから。

例えば、現在僕は、調理の仕事に携わっているのですが、自分では全く持って、自分のことが見えていないのです。自分の技術やスキルのレベルなんか、正直分からないのです。そんな時に、美味しいとか褒めてもらえるとそれが自信になるし、指摘されると省みるのです。そうやって、時には厳しい部分もありうましたが、支えてもらいながら、ここまでやってこれたんだと思います。ある時に、あなたには料理の才能があると言われて、はじめて、自分は料理の仕事が向いているのかもしれないと思えたのです。それまで、十数年間も、自分には料理の才能もなければ向いていないと悩み続けていたのにです。

結局のところ、自分の長所だと思えることも、そうした人との関わりの中で芽生えていくものだと思うのです。

僕は、自分が何よりもネガティブ思考だから、人と出会う度に、強く構えてしまうものだから、余計に感じるのかもしれないのですが、新しい人に出会う度に、自分を見直すきっかけを貰っている気がするんです。

つまり、人と出会う度に、自分と向き合うことが出来るのです。人と出会い人間関係を築いていく度に、学び成長することが出来ているのです。

だったら、僕らにとって大切で必要なものは、自分と向き合うために、新しい出会いを求めて、学び、経験を積んでいくものだと思うのです。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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