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見えている景色が違うことを理解する

立場が変われば、景色が変わる

かつての僕は、経営者やリーダーと言われる立場の人たちが、言っていることが、あまり理解することができませんでした。今、こうして会社を経営する立場になって、その方々の言葉が身に染みて理解することが出来ます。

両親のことも、学生の時は全く理解することが出来ませんでした。いつも、どうして僕の気持ちを汲んでくれないのかと、不平不満を並べていたのです。でも、今、こうして親となり、子どもたちの状況や、収入や先々の支出、家族の健康状態、社会の情勢などが、当時よりは見えている分、両親が言っていたことが、少し分るような気がします。

立場によって、見えている景色が変わるので、決断も行動も変わるというものだということです。

それなのに、僕たちは、誰かの行動や発言を、時に批判しかしないときがあります。

それは、立場が変われば、景色が変わることを理解していないだけなのかもしれません。

今の僕が見えている世界を大事に出来た話

ついこないだのことですが、海が見たくて自宅からは、離れた場所に行きました。そのついでに、海沿いのあるお店でお買い物したんです。そして買ったばかりの商品を自宅で開封してみると、なんと壊れていました。

それをお店に電話して、交換品を送って欲しいと伝えると、「えーっと、どうしようかな。あー。うーん。」と、とても困った感じでした。そして、長く待たせたあげくに、「大変申し訳ないのですが、お店まできて頂かないと交換できません。」と、断られたんです。

自宅が遠いので、行けませんというと、お店の方は、また、電話のむこう側で困った様子でした。結局、僕が折れて、返品交換は諦めたのでした。

こんなこと、以前の僕だったら、とても許せないことでした。イライラして、我慢出来ずに、怒って啖呵を切ってしまっていたのかもしれません。もちろんお店側に非があるわけで、正しさで判断すれば、怒ることは当然かもしれません。

でも、僕は人生を豊かに、自分らしく、理想を叶えたいと、日々成長を意識して、学んでいこうと、心に決めているのです。

その目線で、今の僕がそうした学びによって、見えているこの世界を大事にしたいと思ったのです。

それは、どんな自分でいることが、自分の心にとって、最高の自分とおもえるかどうかです。

それは、優しさを持って、許すことだと思えたのです。

もしかしたら、非常にお店の方は困った状況だったのかもしれません。簡単にそのお店を批判してしまい、もう二度と行かなくしてしまうのは簡単なのです。ですが、その時の自分はどういう状態になってしまうのでしょう。怒りや許せないといった感情を露わにするわけです。きっと、その状態の自分は色んなことに、良い影響を与えるものではないのです。

僕が、まだ未熟なのは、まだ、理不尽なことだと感じていることです。

だとしても、こんな理不尽なことでも、許すことが出来た自分。そんな自分を尊厳出来るし、肯定することも出来ます。

また、腹を立ててしまい、許さないでいることは、そこで一つの縁を切ってしまう訳で、今度、また海を観に行った時に、気分良く買い物できる場所を失うことにもなります。

あの時の嫌なお店と、また怒りを思い出すようなものよりは、早々に許してあげて、ネガティブな思い出を作らない方が良いものだとも思いました。

お互いを尊重し合うためには

これは、お店と消費者の立場で、非常に難しい関係でもあるので、皆さんそれぞれの意見はありそうなのですが、これが、最初の例えのように、自分を取り巻く人間関係でだったら、どうでしょうか。

相手の立場や状況も読まずに、批判や一歩的な意見をいってしまい、相手を傷つけたり、喧嘩したりしてはいないでしょうか。

よく夫婦喧嘩というものは、お互いに、自分それぞれの立場でものを言うから、よく衝突してしまうものです。家庭を守る立場の側は、そこから見える景色があるし、外で仕事をする立場の側は、そこからしか、見えないものがあります。だから、問題も共有するのですら難しいものなのです。

そうならないように、お互いの立場のズレを無くすしていくためには、お互いに尊重したり、感謝し合えることがベストだと思うのです。ですが、どれだけ相手の立場に立ってみても、そもそも見ている方向も違うものです。相手のことがどれだけ親しい関係であっても、相手の見えている世界は、想像する事しか出来ないのです。

でも、だからといって、人の気持ちなんか考えずに、相手の目線になろうとしないのでは、人間関係の衝突は免れないものになってしまいます。

お互いが尊重し合える関係になり、協力し合えるにはどうしていけばいいのでしょうか。

協力というものは、今こう言う問題を抱えていますといった共有から生まれるのです。そして、その共有が、安心と信頼を生んでいるのです。そこで何も語らなければ、相手は憶測だけで、判断せざるを得ないのです。

僕らは、お互いがそれぞえ違う立場や事情を抱えているために、みんなそれぞれ、見えている景色が違うことを理解しなくてはなりません。それは、どんなに近しい関係であっても、どんなに同じ方向を向いていると感じていてもです。だからこそ、自分のことを発信し続けなければいけないのです。

発信し続けることが、大変なのは理解できるのですが、そうやって、自分をさらけ出してまでも、発信し続けることで、相手は理解してくれ、共感し、協力してくれるようになってくれるのです。

それは、どんな関係であってもです。ですので、この「note」を読んで頂ける方の多くは、ご自身も発信されていると思うのです。そうやって、自分をさらけ出し、発信し続けることこそ、理解や共感が生まれるということなのです。

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メルシー

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