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生きる目的こそ力の源になる

現実を変えることが出来るのは

譲れない夢がありました。何気なく選んだつもりでした。むしろ、はじめは仕方なくでした。いざはじめてみると想像以上のしんどさがあって、僕はすぐに、辞めようとしていました。しかし、何かひとつ出来る度に、楽しくなってきたのです。次第に、本気になってやってみようと思えてきたんです。そして、いつしか必死になって追いかけていたんです。

何でもかんでも、すぐに諦めてしまう僕だったのに、意気地なしで、すぐに根をあげていた僕だったのに、言い訳ばかり並べては何一つやり遂げたことがなかった僕だったのに、その時ばかりは、誰に何を言われようとも、僕は頑張っていました。

生きる目的を持つということで、現実を変えることが出来るというのは物語かアニメの世界のような、良く出来たお話しでしか、ないと思っていましたが、確かにあの時、のび太君のような人間だった僕は、確かに現実を変えることができていました。

大きな挫折を経験して

しかし、時にこの世界は残酷なものです。どんなに僕自身を変えるくらい頑張ったとしても、自分の運命を乗り越えようと懸命になったとしても、夢を叶えることが出来なかったのでした。

僕なんかよりも、大きな波を乗り越えてくる人はごまんといるんです。僕は夢を追いかけている途中で、それに気が付いてしまったのです。僕なんかよりも才能がある人間は無数にいるし、僕なんかよりも努力している人間は無数にいる。僕は明らかにその人たちに負けている。そこに、勝てる要素は、何もないって。

それが分かっていても、僕は、いつまでも必死になって、その夢にぶら下がっていました。失敗はできない。ここまでの苦労が全部水の泡になってしまう。多くのものを捧げてきたし、犠牲にしてきたんだから、諦める訳にはいかないって。しかし、遂に僕は、最後まで掴んでいたその手を放してしまったのです。

夢を諦めてしまった僕は、まるで、魂が抜けたようでした。生きようとすることもままならなかった。長い長いトンネルの中を歩いているようだったのです。とにかく、不安と後悔でいっぱいだたったのです。

目標が持てなかった時期

生きる目的がなく、ただただ生きることに対して義務感のみで生きるのとでは、人は免疫力も生命力も弱まってしまうということが、言われているそうです。

僕も、そうであると経験したために確信することが出来ました。確かに、あの時の僕は、ただただ、生きる為だけにいきていました。何もかも失って、夢も失った僕は、長い年月の間、目標を持つことが出来なかったのです。あるとするのなら、安心したかった。安定していると確信したかった。そう思えば、思うほど、過去がどんどん辛いものに感じるようになりました。苦痛な記憶が強まっていくように感じました。

それは、どうしてなのかというと、脳は逆に働いてしまうというもの。

例えば、お金が欲しいと強く思うことは、言い換えてみれば、お金がないと強く意識しているというと。お金が欲しいと思えば思うほど、脳はお金がないことを意識を強めてしまい、不安に陥ってしまうのです。

だから、この方程式に当てはめると、僕が目標なく、ただ安心が欲しいだとか思うことや、ただ安定が欲しいと思ってしまうことは、僕の心は不安でいっぱいであることを、余計に意識してしまうことになっていたのです。こうなってしまうと、不安のエネルギーばかり強く発するようになってしまうののだから、現実が思うようにいかなくなるのは当然だったのです。

今思うと、僕は僕や僕以外の人たちに、僕の人生が辛いものだって、アピールしたかったのではないかと思うのです。だから、すぐに病気になったり、無意識に事故を引き起こしたり、悲惨なニュースばかり気にして見て気持ちを下げたり、辛い現実ばかりを引き起こしていたのですから。そうやって、自分をネガティブにネガティブに追いやっているようだったのです。

不安から解放されたいのなら

今が不安でいっぱいだから、不安になりたくないと思う訳で、安心が欲しいと思えば思うほど、憂鬱になってしまう。この負の連鎖から抜け出すにはどうすれば良いのでしょうか。

その答えは、僕自身が既に分かっていることでした。ダメな自分を変えることが出来たと言う現実を変えた経験をしているからでした。このどうしようもない不安な気持ちを変えることができるには、もう一度、何か目標を持つことであると気づくことが出来たのでした。

何か、自分にとって、やりたいことを見つけよう。そう思い、探すようになって、色んなことにアンテナを張ろうと意識しだした瞬間から、視界が広がったような気がしました。その分、不安からも解放されたのでした。

つまり、僕らが人生を思い通りにしたいのなら、何のために生きるのかを考えて欲しいと思うのです。あなたの心の内側にある無限可能性を信じられるように。

僕はそのお手伝いが出来たらと思います。それが僕の生きる目的になっていて、今の僕の力の源です。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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