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不幸であることすら自分自身が選んでいる
不幸と感じているのは
かつての僕は、幸せを実感出来ずにいました。何か幼少期に、こっぴどくひどい目に遭った訳でもありません。言えば、両親は今も健全です。家が特別に貧しかった訳でもありません。厳しくはあったけれど、大人になるまで、不自由なく育ててくれました。
大人になって社会に出てから、確かに酷いいじめに遭いました。それで、人生を捻じ曲げられてしまったといえば、そうなのですが、それだからといって、毎日生きるか死ぬかではないし、世の中を見渡してみたら、もっとひどい目に遭っている人は沢山いる。本来ならば、まだまだ幸せな方なのかもしれません。
なのに、これでもかって言うくらいネガティブに陥ってしまっていたし、何よりも僕は、不幸な人間だと思っていました。なんなら、この世界で一番不幸ではないかと思うくらい辛い日々を過ごしていたこともあったのです。
それは、どうしてなのでしょうか?
どうして、そこまで僕は自分を不幸に感じ、追い込まれてしまっていたのでようか?
それは、全て、僕自身が選んで望んだことであったのです。
どうして僕は不幸を選んでいたのか
それは、思いもよらないことでした。自己啓発の源流「アドラー」の教えを書かれた、「嫌われる勇気」によると、僕が不幸であると思うことやネガティブな自分であることの方が楽である方が、楽な気持でいられるからというものでした。
どれだけ、変わりたいだとか幸せになりたいだとかを願っていたとしても、心の奥底では、不幸を感じて、ネガティブな自分の方が、安心しているというものだったのです。
なぜなら、幸せを実感し、ポジディブな自分に変わることになってしまったら、僕の全て変わってしまうからです。思考も行動もライフスタイルも。そうなってしまうと、何も予想することが出来なくなってしまいます。新しい自分に何が起きるのか、未来においても想像することが出来なくなるから、不安になってしまうというもの。この不安を恐れてしまうからだというものでした。
この本によると、乗りなれた車を運転するような状態であるというものだそうです。多少ガタがきていても、織り込み済みで乗りこなすことが出来るから、新しい車を買い替えることに、抵抗を感じてしまうというものでした。
つまり、変わりたいのに変わることを恐れてしまっているということでした。今のに不満があっても、このままの方が楽であり安心するというものでした。それは、新しく変わる勇気がないものだと。
この部分を読んだ時に、僕は痛烈に苦い気持ちになりました。どこか自分の中で痛い部分をつつかれたような気分になりました。
そう言われてみれば、自分を不幸だとか、ネガティブな性格だということで、あらゆることに対して、しょうがないことや仕方がないことだと言い訳することが出来ていました。そうやって事なきを得ていたんです。
そうすることで、ただ単に勇気がなくて、怖くて、臆病な自分を隠すことが出来ていたのです。色んなことに対して、自分を傷つけることなく、がっかりさせることもなく、納得させることが出来ます。安心して、諦めることが可能だったのです。
それを勇気がないと言えば、本当にただ、勇気がなかったものだと言えるのです。
心の中の奥の自分。僕は普段からこの自分と向き合うことから逃げていたんです。本当な不幸を感じている自分やネガティブな自分であることに安心している自分。それを、言語化されたことによって、向き合うことが出来た気がしました。
どこかで、僕は自分自身にポジディブな自分になり、幸せになることに抵抗し、ストップをかけていたんだと言う事。それは、自ら不幸であることを僕自身が選んでいたことに気づくことができたのでした。
そんな自分と向き合ってみて、これまで以上に、自分の気持ちをちゃんと理解することが出来たから、許せたのです。自分に優しくなれました。そうだよね。変わるのって怖いし不安だよねって。それって、本当に苦しかったよねって、寄り添う気持ちになれたのでした。
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