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自分で決める

勇気がでない

自分を信じることができれば、迷わずに選択することができます。反対に自分を信じられなければ、小さな選択でさえ迷ってしまいます。

僕はその後者でした。「好きなもの買ってきていいよ」「食べたいもの買ってきなよ。」とか、言われるものなら、今でも困惑してしまいます。自分で選らんだものが、「なんでそんなもの買ってきたの?」って言われるのが、怖いからです。

僕には、そうやって、脅かすような不安を煽るような人がいつも側にいます。それは、何を隠そう自分自身なのです。だから、きっと、迷わずに選択できる人には、背中をおしてくれる友人ような自分自身が側にいるのだと思います。

こうやって、自分の選択を信じられないのは、非常に苦労が絶えない人生になってしまうものだと思うのです。自分自身でさえ、味方ではないのですから、本当に苦しいものです。

自分で決めることが出来るというのは、自分の気持ちを尊重しているということ。単純ではありますが、自分という存在を何よりも大切にしていることになり、自分自身との関係性が、ぐっと良くなっていくのです。それによって、人間関係も豊かになれるし、感情も豊かになるし、生きることが楽になるものです。

決断できる人が無意識にやっていること

過去を振り返ってみても、これまで歩んできた人生には、様々な選択と決断の繰り返しであったと言えます。人生はいつも節目節目で、重要な選択も迫るものです。誰しも通る道であり、その中で学びを得て成長していくものでもあるのです。

しかし、誰もが同じくらい後悔したことが、あるのではないでしょうか。こっちを選んでよかったのだろうかと。

決断できる人というのは、この後悔というものが、極端に後悔が少ないから、次々に決断できるのです。そういった人がどういう意志決定をしているのかを知る必要があるのだとおもいます。

決断を早くすること。自分に迷う隙を与えないようにすることです。いくら、正しい決定でも、タイミングがずれてしまっては、結果が思うようにでないこともよくあるものです。優柔不断であることで、失敗に陥ってしまったケースは、僕自身も身に染みるくらい経験しました。決断を早めることは、適切なタイミングを逃さないためでもあると言えます。

そしてもう一つは、自分が決定できる範囲をきちんと把握していることだということです。僕は、以前こんな相談を持ちかけられたことがありました。夢をこのままおいかけるのか。それとも、家族との生活の為に、夢をあきらめてお金を稼げるような仕事をするのかというものでした。

僕は、安易に夢はあきらめるなと伝えてしまったのでした。よくよく考えてみると、僕が決めることではないことだということに気がつきました。なので、後悔に繋がってしまったのでした。その人が、その後、苦労しているとか、悩んでいるとか、そういう話を聞くたびに、僕の中で失敗だったと思うのでした。

私たちは、他人の決定を代行することはできないものだし、未来を決めることも出来ないものです。

選択に正しいはない

決断することにおいて、正しい決断だったのか、それとも間違った決断だったのかと考えるものですが、そのことに悩む必要はどこにもないのです。この世に正しい選択とういうものは存在しません。決断に正しさはないという事実を知っておいて欲しいのです。

だって、それが満足する決断か、後悔する決断かどうかは、決断した瞬間は誰にも分からないものです。クイズのように正解を見ることは出来ないのですから。

その時は、自分の中のベストな選択だと思っていても、後日後悔することは、ざらにあることだし、なんとなく決めたことでも、良い結果に繋がることだってあります。

それは重要なことが、どんな決定をしたのかではなく、決定した後にどうするかだからです。

つまり、どんな選択をしても、良いということです。どんな決断をしても良いのなら、自分が満足できる決断をした方が、その後に繋がるものだと言えます。満足していれば、他人に左右されることはありません、迷いに心揺れることはありません。自分を基準として行動することも出来ます。

そして、その満足できる決断というのが、自分で決めるということなのです。もっと詳しくいうと、自分の心が決めるということです。

どんなに論理的に決めても、こころが満足しなければ、モヤモヤし迷いや後悔に繋がります。心を満足できるもの、心からやってみようと思える決断こそ、良い決断なのです。

決定力を育てる

ここまでで、自分で決めることがいかに大事なのかをお話しさせていただきました。ですが、自分に決断力がないと感じているから、自分には無理だと感じてはいないでしょうか。

何も諦める必要はありません。

決定力は育てることが出来るのです。

最期になりますが、僕が学んだ決断力の育て方をいくつか紹介したいと思います。

「クリエイティブな活動をする」
ものづくりは、自分の想像や感情を表現しなくてはいけません。その表現にふさわしい方法を探し出し、決断しなくては、作品は生まれてこないのです。つまり、決断する訓練になるのです。僕自身、絵を描くのが好きだったために、ときどき、書いてみたりしています。このことが、決断力としても成長していけるとしたら、最高の趣味になります。

「天秤にかける」
選択肢の、良い点と悪い点を実際にあげていくのです。書き出してみると、冷静になり、物理的に俯瞰できるために、思考も俯瞰することができます。また、書き出してみるうちに、自分の気持ちにも気づくことができるものです。

「やりたいこととやるべきことを把握する」
悩んでいると、どうしたらいいのか分からなくなって、結局、何をしたら良いのか分からなくなります。それは、やりたいこととやるべきことが混同してしまっているために、分からなくなっているからかもしれません。そこを冷静になって、書き出して分けてみると、いまするべきことが明確になってきます。そうすることで、思考もクリアになり、決断しやすくなるものです。

「選択するのは、ひとつだと限らない」
選択しないといけないことが、ひとつしかないと思い込んでいるから迷うものです。条件があうのなら、両方やってみるのもいいのかもしれないと思えば、それを決断できるものになります。更には、他の選択肢を探すことも良いと思います。それでは、迷いが増えるように思われるのかもしれませんが、そうではありません。自分がこれだと思える方法を探すこと、この探求心は、自分への信頼につながるものです。自分を育てると考えたときに、色んなことを経験させるつもりで、やってみることは、決断の面でハードルも下がるのではないかと思います。

これらのことを踏まえると、迷っているときは何に迷っているのかを書き出すことで、冷静になれるし、自分の気持ちにも気づけるものです。

このように日常の中にも、選択はたくさん迫られています。そこを意識することで、自分の決断力を育んでいけるものですが、同時に自分に対する尊重する気持ちも育まれ向上していくものです。それは、意識することで可能なものです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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