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なぜ人はSNSでつぶやきたくなってしまうの?

SNSを辞めた過去

僕にはSNSを一度辞めてしまった過去があります。未だに、自分の思いを安易につぶやくのは怖いと思っています。僕自身のことについてや考え方や思ったことを発信するのは、この「note」だけと決めています。この「note」の世界は、ちゃんと受け止めてくれる早しい世界が広がっているのだと思うからです。僕の知る限り、みんながみんな優しい人だと感じるのです。

僕がSNSをはじめたのは、当時勤めていた会社が、SNSからも収益をあげるようにと言われたからでした。ただでさえ忙しい業務だったのに、追い打ちをかけたように、毎日、どんな発信をするのかを考えて投稿するといった業務が加算された訳です。それが僕にとっては重荷に感じるために、嫌で仕方ありませんでした。

僕は当時レストラン店長でした。その為に、その日おススメやお店の出来事を投稿したのです。はじめは、友人が何人か「いいね!」を何件か押してくれるていどだったものが、次第に沢山の人が「いいね!」を押してくれるようになりました。

そのことが、なんだか満たされたような気持ちになりました。言えば、僕はそれまでなにひとつ自分が認められたことはなかったように感じていたのです。それが、沢山の人に認められたように感じられたのでした。SNSを通して来店してくれたと、はじめて聞いた時は、何度もガッツポーズをするほど喜びを感じたくらいでした。

そうしているうちに僕は次第にSNSに依存していくのでした。

「いいね!」欲しさに、僕は現実の世界を誇張して発信すうようになりました。お店にないメニューなのに、こっちの方がばえるからと、きらびやかな料理をのせたり、とりわけ人気がある訳でもないのに、さも、注文で溢れているような言い方をしたり。ひとつ売れたら、注目されている。ふたつ売れたら、多くの人が注目されている。みっつ売れたら、大人気。今、思えば呆れてしまうことを、真剣にやっていたのでした。

そんな嘘はすぐに見破られるもので、次第に「いいね!」の数は減っていきました。すると、僕の気持ちはどんどん追い込まれた焦りを感じました。ついには現実の世界を疎かになるくらいSNSに依存していました。

そんな時に、ひとつの投稿をきっかけに、僕は一気に窮地に立たされることになりました。その日のランチは確かに、ご年配の方が一組来店しただけでした。なのに、とんでもなく待たされたあげくに、ひどい料理が出てきたと、あることないことを書かれてアップされていました。写真は確かに僕自身が働いていたお店の店内写真でした。

それから、SNS上では誹謗中傷の的になってしまいました。

僕は心に大きなダメージを受け、ひどく傷きました。

自分の偽った部分もあったために、負い目を感じていたこともあり、誹謗中傷を全て受けとってしまったのです。SNSをひらくことさえ、怖くてできなくなりました。自己否定しては自己嫌悪に陥ることを繰り返しました。自分を認めることは、それから一切できなくなってしまったのでした。

承認欲求こそは

こうした過去の苦い経験をしたからこそ、学んだことは多くありました。言えに、僕がSNSに依存してしまったのは、誰かに認めて貰いたいという「承認欲求」という心理が大きく関係しているのです。

承認欲求とは一見ネガティブなものに見えるのですが、僕らは生まれたときから備わっているものなのです。赤ちゃんがこっちを見てほしいということからはじまり。褒めてほしい。構ってほしい。抱っこしてほしい。こうした欲求を持つことです。成長するにつれて、人に褒めてもらいたい。注目してもらいたい。認めてもらいたい。評価して欲しいというもの発展していきます。

SNSが普及し、その承認欲求は案外、簡単に満たすことが出来るようになりました。しかし、僕のようにどんどん承認欲求が強くなってしまい、自分の投稿に反応がなかったりしたら、急に不安に陥ったり、自己嫌悪に陥ってしまいやすくなってしまいものにってしまったと考えられます。

簡単に心を満たせることが出来る分、その分、他人と比較しやすい物でもある為に、依存しやすいものなのかもしれません。

依存したことがあるから、分かったことがあるんです。このSNSに依存してしまうのは、自分自身が自分を認めることが出来ていないから、人に認めて欲しいのだと思います。そこに心の空きが出来てしまうのだということ。

何よりも、自分が自分を認めるようにならなくてはありません。

自分の思いや考えたこと。そして、行動のひとつひとつに、僕らは様々な条件をつけては、自分を認めていないんです。だから、だからこそ、どんな自分に「いいね!」って言えるように、受け入れて認めてあげることが、凄く大切なことであるということです。

皆さんは、自分に「いいね!」押せてますか?

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