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他人に認めて欲しいという思いが生きる喜びを奪ってしまう訳

生きることに疲れちゃった

いつからなのか、僕は結果を出さなければ、自分には価値がないと思うようになっていました。かつて勤めていた会社では、月の売り上げ目標を達成することが出来ると、僕は自分には価値があるような感覚でいました。人から必要とされるように感じることが出来たのです。

でも、売り上げが良くないと、誰からも必要とされていないから、自分には価値がないんだ。そんな風に思うようになっていました。だから、追い立てられるような気持ちで、毎日必死になっていました。しかし、現実は残酷で、思うような結果は望めませんでした。そうなってしまった時は、自分には価値がないと思うから、自分は意見や自分の気持ちや主張したいことを抑え込んでいたんです。会社の言いなりになっていました。休みを取り上げられようが、給料を下げらようが、絶対に無理な仕事を押し付けられようが、それは違うとか、自分には出来ませんだとか、納得できませんといったことが言えませんでした。

当時の自分に、じゃあ、あなたの価値は売り上げ次第なんですかと問われても、間違いなく「はい、そうです。」と答えたと思います。それほど、売り上げを作ることが、何よりの目標でした。全てを捧げていたのですから。

でも、そうやっていくと、自分の価値を感じられないことが、ほとんどでした。自分の価値を感じられないまま、生きることは、正直、とても生きにくいものでした。やる気なんて、やっとの思いで絞り出しても、ほんの少しでした。それでも、やらなくちゃいけないと、自分に鞭を打ちながらでも、やるしかなかった状況でした。そうした矛盾の中で、心は崩壊しました。思考も滅茶苦茶になっていました。何もかもがぐちゃぐちゃな状態が長く続きました。

そうした中で、ふとした時に、感じるのです。

寂しさと虚しさ。

当時の僕は生きることに疲れ切っていました。

他人に認めて欲しかったのが原因だった

こういう風になってしまった原因は、僕が目標と掲げていたものが、誰かに認めてもらいたいことが大きな原因となっていたなんて、知ることが出来たのはつい最近のことです。

厳格で厳しかった母が、僕のことを認めてはくれませんでした。そうした親子関係の中で、僕は誰かに認めて貰いたいという価値観を自分の軸にしてしまっていたのでした。だから、自分の大事な人生の選択も、何でもいいから、成功したいというものでした。外見ばかりをこだわりました。お金もないのに欲しくもないブランドを買って着飾っていたりしたのは、誰かに認められる期待でしかありませんでした。見せかけでもいいから、認めて欲しかったんだと思います。

会社の売り上げをあげることに、必死になっていたのも、会社に認めて欲しいことが前提だったのです。僕自身が、自ら掲げたものではありませんでした。

僕はここに目標を掲げる時の落とし穴があると思います。自分の望みのようで、他人の望みであったり、人から大きく影響を受けたもの。人に認められたいという思いが隠された目標になっているから。それは、間違いなく無意識に自分の気持ちを抑え込んでいるのです。

そうした思いの目標は、常に自分の望みを叶えられないという思いが常に付きまとうのです。ただ、これがはっきりしないのです。本人はただ、喜びを感じられないと、物事をネガティブに感じてしまっているに過ぎないからです。自分の人生が見えない何かに振り回されているとは夢にも思っていないのですから。

人の気持ちって、抑え込めば抑え込むほど、その思いは強くなると言われているじゃないですか。抑え込まれた正直な気持ちが、見え隠れしては、目の前の喜びを奪っていきます。自分に見えないブレーキをかけるんです。

他人に認めて欲しいという思いによって、自分の正直な気持ちやありのままの気持ちを抑え込んだ、目標を掲げてしまいやすいのです。それは、まさに生きる喜びを、自らが奪う行為になってしまうのではないでしょうか。

生きる喜びとは

では、こうしたことから生きる喜びが何なのかが見えてくるように感じるのです。それは、自分基準で生きることです。どんな行動を選択する時も、自分は価値があると言える意味をはっきりとさせることです。

こうした思いを持ち続けられた時に、他人から認められたいという価値観は必要なくなります。

だから、徹底的に断固として、みんながしているからやるとか、みんながそうしているからといって、自分の行動や考え方をするのを排除していくことが大切です。基本的には、自分がやりたいということにはどんどん許可を出していくことです。

こうしたことで、自分基準と言う意識を育てていけるものだということでした。

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メルシー

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