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自分本位だった自分から学んだこと

人間関係を一度失ってしまった

過去に、僕は何もかも失ってしまったことがあったんです。その時に、人間関係も破綻してしまいました。大切に思う家族も友人も、共に夢を追いかけていた仲間たちも、これまで必死に築き上げてきた関係も、全てリセットしてしまったんです。

当時の僕は、それを悲劇のように捉えていました。

自分は可哀そうな人間だと。

だけど、時間が経つにつれて、冷静になることが出来たんです。今となっては、その当時の捉え方が、がらりと変わっています。

そうしたことから、多くのことを学ぶことが出来ているような気がします。

自分本位だった過去の自分

一生懸命に何かを取り組んでさえいれば、必ず誰かが見ていてくれる。夢を必死に追いかけてさえいれば、自然と多くの人に応援される。そう思っていた部分が、かつての僕にはあったと思います。

実際の所は、そんなはずはなかったんです。多くの人は、僕の必死な姿を見て、大変そうだね。頑張ってと言ってくれていました。ただ、僕が追い込まれてしまったときや、どうしようもないくらい苦しくなっていても、助けを求めたとしても、頑張ってとしか言ってくれないものだったんです。

正直な所、多くの人は自分のことでいっぱいいっぱいだと思うのです。その中で、人に手を差し出すことは、よほどの理由がいるはずなんです。

だから、僕自身の考え方は自分本位でしかありませんでした。実際の所、当時の僕は誰かに手を差し出してはいませんでした。つまるところ、僕は求めてばかりいたんです。何かを与えるような人間ではなかったんだと言えます。

ある意味、自分勝手な人間で、思いやりに欠けていたのです。

人の話だって、聞くときはどこかでマウントを取ることしか考えていませんでした。何か、相手の為にと思いながら話を聞いていなかったんです。ただ、自分の方が勝っているって思われたかった。それは、強い承認欲求や強い劣等感の表れだったのです。

自分本位にさせる価値観がある

賢い人間に思われたい。人生の勝ち組だと思われたい。人よりも優れていると思われたい。こうした思いから生まれる意識があることを学びました。それは、損をしたくないということでした。僕は、何処かで「損をしないことが賢い人間」であるという価値観を生み出してしまっていたのです。

こうした価値観に縛られている人は少なくありません。

こんなことを思い出します。友人が飲食店を経営することになって、みんなで応援しようという話になり行きました。その時に、何のサービスもなかったことに、僕は腹を立ててしまったんです。後になっても、あそこは友達が食事に行ってもなんのサービスもなかった。もう二度と行かないと批判していたのです。

友だちはサービスしてもらえるのが当たり前だと思っていたんです。

それは、間違いなく自分本位の考えであって、相手のことを何一つ思いやれていなかったのです。自分が優れていることの証明とくらいにしか思っていなかったんだと思います。

この世界の誰もが、モノやサービスを売ったお金で生活しているものです。売る時に、値引きさせられたことを喜ぶ人はいません。それなのに、いざ自分が買うときは、どこか安く買えないかと思ってしまうものです。商売上手というのは、安く仕入れて高く売ることです。そういう認識があるのは、損をしないことが賢い生き方だと思っているからです。

ですが、果たしてそうなのでしょうか。

僕が、ある商売をしているときがありました。その時に、お世話になっている先輩が購入してくれることになりました。僕がサービスしようとすると、そんな必要はないと言われたんです。「だって、私は君を応援したいから。
応援したいから、ちゃんと正規の金額で買いたいんだ。」と、言って貰えたんです。

それが僕はとても嬉しく有難いことでした。今でも感謝しているくらいなのです。その方に何かあれば、すぐに駆け付けて手伝っていました。今でも声がかかれば、何かやれることは、自分にないかと考えて行動するに違いありません。

買い物を応援だという意味として考えることが出来たのなら、多少割高であっても、応援したいと思える人から買いたいと思うものです。

それは、誰よりも応援することが出来る人であるし、自分の得よりも、相手の利益を考えることが出来る人であると今では思うことが出来ています。

負けん気が強いことはポジディブとして捉えられて、自分の中でもそれが無意識にしみ込んでしまっています。少しでも自分が得をするように。出来るだけ勝てるように。負けたくない。損をしたくない。という縛りから、自分を解放できるように、人を思いやり、応援する気持ちで物事を意識していこうと思うようになりました。

そういう部分が持てるようになると、実際に応援する人が増えていくものです。それに従って、応援してくれる人は増えていくものだと思います。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー


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