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自分を決めつけないで

自分を知っていても

どうやら人というのは、何かの言い訳をしたい時に、カミングアウトしてしまうことが多々あるみたいです。例えば、早とちりをしてしまったとき、「私は、せっかちな方でして。」と、言うのです。寝坊したときだって、「私は、朝がとても弱くて。」と言うのです。簡単なミスをしてしまった時にだって、「私は、おっちょこちょいだから。」と言ってしまう。

例え、自分はせっかちであると知っていても、せっかちな人間だと決めつけないで欲しい。例え、どんなに朝寝坊してしまったとしても、自分が朝が弱い人だと決めつけないで欲しい。どれだけ、自分がおっちょこちょいであっても、どうしようもない人間であると決めつけないで欲しいのです。それに、どんなに思ってしまったとしても、そうしたことを、言葉にしないようにして欲しい。

だって、そうやって自分を決めつけてしまえば、その枠組みの中から、抜け出すことが出来なくなってしまうから。言葉にしてしまったら、より抜け出せなくなってしまいます。それは、自分自身の可能性を自分自身で奪っているのと同じことですから。

それこそ僕自身、何よりも自分の可能性を奪ってきた張本人でありました。自分はポジディブでありたいと願っているにも関わらず、自分自身をネガティブで出来ている人間だと強く信じてしまっていたのです。人から指摘を受け、アドバイスを受けていた時も、「僕は誰よりもネガティブ思考だから、すぐに落ち込んでしまう。だから、それ以上は言わないで欲しい。」そんなことまでいって、逃げ出したこともありました。

僕は、自分を弱い人間でどうしようもない人間。それでもって、意気地なしで、情けない人間。どれだけ、自分のことを決めつけてきたのだろう。終いには、そんな自分だから、幸せなんかになれるはずもないと決めつけてしまったのでした。

先ほどお伝えした通り、僕は自分の可能性を奪い、決めつけた枠組みから出ることが出来なくなってしまいました。現実に起きることは、幸せになれないことばかり。いつも、苦しくて、いつも辛い気持ちになってしまったのです。そのときに、たくさんのことを諦めてしまったのです。ずっと追いかけていた夢も、大切にしていたものも。

確かに、自分について良く知っていれば、多くのことを対処することが出来ます。でも、自分を決めつけてしまうことは、誰よりも自分自身を信じてあげられていないことなのでした。

自分を信じられるからこそ出来ることもある

いつだったか、忘れてしまったけれど、あるイベントで師匠と呼んでいた人の代理で参加したことがありました。師匠は、突然急用が出来てしまい、どうしてもと頼まれてしまったのです。自分なんかが変わりを出来るはずもないと思いながらも、日頃からお世話になっていることもあり、断ることも出来ずに承諾したのでした。

いざ行ってみると、沢山の人がいました。ざっと、200人は超えていたのかもしれません。それを見た瞬間、急に怖くなってしまいました。僕は、何よりも恥ずかしがり屋であったし、初めての人とは、上手く話せない人間だと知っていたからです。不安でいっぱいになり、気持ちもいっぱいいっぱいになってしまいました。

ですが、どうやら神様はいたずら好きのようで、いきなり、主催者側から、簡単なものでいいから挨拶をしてほしいと頼まれてしまったのです。普段の僕だったら、絶対に無理だと言って断っていたはずです。ですが、師匠の代理で来たために、断ることが出来ずに引き受ることになってしまったのです。頭が真っ白になって、めまいがするほど緊張しました。手に汗握るとは、まさにこのことだと感じました。不安でたまらなくなって、いつものように逃げ出そうとして、主催者の方に断ろうとしたときに、ふと声をかけられたのです。

その方は、笑いながら、「何も心配することはないよ。人前で話すくらい簡単なことじゃないか。」そう言ってくれたのです。もしかするとからかっていたのかもしれません。ですが、理由は分かりませんが、その言葉で覚悟が決められたのでした。

その時間まで、無意識ではありましたが、何度も何度も、僕は自分に言い聞かせていました。「僕は、出来る!絶対に出来る!」って。とても必死だったから、決して、いつものように、自分を決めつけませんでした。人前で話をするくらい、訳もないことだ。全然、平気なんだって。

結果的には、何度も噛みはしましたし、上手く喋れていなかったかもしれません。ですが、それでもやり抜くことが出来たのでした。

この経験は、自分のことを決めつけずに、自分を信じた分だけ可能性が広がるということ。僕にとっての証明となったのです。

だから、伝えたい。

自分を決めつけないでって。

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