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日々、努力しているからこそ

何もしないで何かあるはずがない

大人になって、しばらく引き籠りをしたことがあります。出かけるとしても、スーパーと銀行にしか行きませんでした。ほどほど、人との繋がりが嫌になってしまったのです。お金尽きるまで、何もしないでおこうと心に決めていました。何もする気にはなれなかったのです。

ただ、今となっては、そんな事でも良い経験になったと思う部分があります。学ぶことが出来たことがあるからです。

それは、何もしないから、何もないということ。

一日中、何もしないしていないでいると、達成感も充足感も喪失感もくやしさも何も得る感情は何もないのです。もちろん、得るものも何もありません。自分が存在していることすら、意味があるのかと思うくらいでした。

何もしないと何も得られないのです。逆に言えば、僕らは、普段何かをしているから、得るものがあると言えるのです。しかし、普段は、そうしたことを感じることや気づくことはないものです。

僕自身も何もしない時期を過ごしたから、かろうじて思い出すくらいです。普段意識しなければ、何かをしているからこそ、何かを得ているなんてことを考えてはいません。日々の日常に追われてしまっていますから。

何もしないと、何も得られないのです。

常に支えられている

子供の頃には分からなかったけれど、大人になり、ひとりの親となった時に分かったことがあります。子供に喜んで貰うのも、結構、必死になっているということ。誕生日だって、クリスマスだって、夏休みだって、思いの外、時間を作るために、必死になってその前後、仕事をしながら準備を進めなくてはいけません。必死になったからこそ、我が子の喜ぶ姿を見ることが出来ているということ。

それに、慌ただしい日常や、急な用事が出来てしまうと、すぐにお家の中が散らかってしまう。体調が悪くなったときも、気が付けば、散らかっている。洗濯物だって、埃だってすぐにたまる。日用品だって、無くなれば買い足さないといけません。要領がつかめないと、一日何回も買い物にいかないといけません。子供の頃、意識しなかったけれど、綺麗な家で不自由なく過ごせたのは、母の努力あってのことでした。

そうしたものも、当時は気が付かなかった。両親がきちんとしてくれていたから、不自由なく生活出来ていたんです。

この国、日本だってそう。誰かが何かを頑張ってくれているから、僕らの生活が成り立っているのです。誰も何もしなければ何も生まれないし何もないのですから。

感謝の気持ちを伝える大切さ

こうした、僕らの生活には、見えていないけれど、いつも誰かの努力の上でなりたっている。昨日食べた、うどんも、麺を作る人がいて、運ぶ人がいて、販売する人がいる。なかなか見えないものですが、そこには沢山の人の努力の上で食べることが出来ているのです。

そう思えた時に、僕の仕事も、スタッフひとりひとりの努力の上で成り立っています。そこで、みんなそれぞれにありがとうという気持ちを伝えてみました。喜んでもらえて、こちら側が、本当に嬉しくなりました。

先日、父の日でした。子供から、幼稚園で書いた絵を貰いました。本当に嬉しかった。僕の宝物になった。そこでも、気づいたのです。感謝を伝えることは、とても大切なことなんだと。

改めて思うことがある。僕らは見えない誰かの支えによって、豊かにくらしているのは間違いではありません。そこに気づくことが正しいことだとも言わない。ただ、もし、気づくことが出来て、ありがとうを伝える機会があるのだとしたら、ちゃんと伝える必要がある。

それは、どうしてなのか。

それは、誰かの努力していることに気づいてあげられることが出来る人は、それと同じくして、誰かにあなたの努力にも気が付いてもらえるものだから。

人生とはそういうものだと思うのです。

あなたは沢山の人から支えられていると同時に、沢山の人を支えている。これらが、得られているのは、毎日、同じような日々の中であっても、かけがえのないほどの努力をしている訳だからです。

そこを、味わうことは、豊かに生きる上でのカギとなると考えています。

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メルシー

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