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自分という人間を決めつけないために

人をくくりつける考え方

よくあることなのですが、人を判断するときに、何かにくくりつけて判断してしまうものです。

例えば、出身地を聞いて、その人の性格を決めつけてしまうことはないでしょうか。僕は、九州の福岡出身ですので、よく九州男子は頑固者だからと決めつけられていました。正直なところ、そんな風に言われるのが嫌に感じていました。決めつけないでって。ですが、その逆もしかりで、地方ならではの偏見も目にしてきました。東京の人はあか抜けてオシャレだとか、大阪の人は面白いだとか、その人と話をする前から、決めつけている人が多かったです。それは、僕自身もそう考えてしまうのでした。

また、良く言われていたのが、年齢でくくられることです。若い頃、おじさんたちには、散々言われてきたものです。最近の若い者は根性がないだとか。そうやって、虐げられたこともあります。それに対して、若い時の僕らも、同じようにおじさんたちをくくりつけては、おじさんは空気が読めないと馬鹿にしていたものです。

男性だからとか、女性だからとか。既婚者だからとか、未婚だからとか。貧しいからだとかお金持ちだからとか。良い大学に行っているとか、高卒だからとか。人は皆、様々なもので、人をくくりつけては判断してしまうものなのです。

それは、本当に無意味なものだと思うのです。

若くても、誰よりも根性がある方もいるし、おじさんであっても、とにかく気が利く方もいらっしゃるじゃないですか。貧しいから卑しい訳でもないし、お金もちだから性格が悪いわけでもありません。

確かに、人とコミニケションを取る時に、何の情報もないと、どうすれば良いのか分からないものです。だから、不安にもなるから、ある程度、どんな人なのかを予想してしまうのは分かります。それによって、思考も疲弊して単調になってしまうのも分かるのです。

ですが、人はみんなそれぞれれなのです。人をくくりつけずに、決めつけないで、その人そのものを見て判断する必要があるのです。

人を決めつけてしまうと

かつての僕は、人をくくりつけては判断していました。どれだけ、自分と親しい人であってもです。ひとりひとりと向き合おうとせずに分かっていた気になっていたんです。

あの友人のことも、彼はお金持ちの息子だから、きっと、楽して生きているのだろうって。でも、実際は、早くに親父さんをなくして、若くして本当に苦労をされていました。誰よりも努力して、ひとつの会社を経営していたんです。ですが、僕は親のすねをかじっていると決めつけては、馬鹿にしていたんです。

別の友人に対しても、彼は学校の先生をしているいから、頭が固いって決めつけては、面白みがないとか言っては馬鹿にしていたんです。

そうした、自分を今は、愚かだと反省しています。全て自分に返ってきたのですから。

それはどういう意味なのかというと、人をそういったくくりで見てしまうということは、自分自身をも、そうしたくくりでみてしまうのです。

僕は、自分をそういう視点で見ているだなんて、全くもって気が付きませんでした。しかし、ずっと心のどこかで、自分を決めつけていたのでした。それも、人のせいにして。

ごく普通の家庭に生まれて、何か得意なものもなければ、これと言った才能もない。ごく普通の人間の自分が、何かを成し遂げられるとか、夢を叶えるとか、輝かしい人生を送るとか、自分らしく生きるとか、出来るはずがないと決めつけて、諦めていたのです。

自分を何かにくくりつけては、可能性がないと決めつけていたんです。そして、自分の可能性を自ら潰していたんです。

人をくくりつけて、決めつけていた視点で自分を見てしまうのです。

先ほど、お伝えしたように、みんなそれぞれなんです。誰一人として、同じ価値観の人はいないし、誰一人として同じ考え方のひとはいません。誰一人として、捉え方も違う。心情も違う。思いも違うのです。ひとりひとりをきちんと向き合っていくことが大切なのです。

そうすることで、自分という人間も決めつけずに見ることが出来るのだと思います。

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