やっぱり!今に意識を向けることが大切だった
突然訪れた大ピンチ
もう、随分と気持ちが楽になれたのでお話しするのですが、僕は今、大ピンチと言っていいほど追い込まれた状況にあります。
小さな会社ではありますが、なんとかこれまでやってこれました。起業したころに思い浮かべていたものとは大きくかけ離れたものになってしまってはいます。ですが、ある施設で毎日3食の食事を作り、その施設で暮らす方々の栄養を管理するお仕事は、とてもやりがいのあるお仕事だと僕は感じています。ただ、何と言っても人手不足の問題が常に頭から離れません。
そのせいで、スタッフに無理をさせてしまうことも少なくありません。僕自身の休みは月に2回あるかないかといった状況も続いています。どれだけお金を掛けて募集をしても人が集まってこないのです。そんな中、先月の終わりだったと思うのですが、誰よりも頼りにしていたスッタフが自宅で転倒し、腰を骨折してしまったのでした。
本当に頼りにしていた方なので、一気に僕は窮地に立たされた気持ちになりました。報告を受けた時は、そんな冗談はやめて欲しいと信じられずに受け入れられませんでした。ですが、だんだんと状況を理解して、どうしようと色々と考えていくうちに、たまらなく不安になってしまったのです。
これまでも、何度も困難な目に遭ったことは、ありましたが、どうにか乗り越えることが出来てきたんです。ですが、今回ばかりは、どうにも出来ないと思ってしまったんです。
不安が次から次へと押し寄せて、僕は押し潰されそうになりました。いっそのこと昔のように、何もかも投げ出して逃げ出そうとすら考えました。過去に僕は全てを投げ出し逃げたことがあったからです。あの時のように、逃げてしまえば楽になるかもしれないと、悪魔のようなささやきが自分の中でこだましていまいした。
ですが、あの時ほど、後悔したことはないし、決して楽にはなれないということが分かっていたので踏みとどまることが出来たのですが、大きくなった不安をどうすることもできずに思い悩み、出てくる言葉はネガティブなことばかりだったんです。
人に頼ることも大事だった
かつて後悔したことから、学んだことがありました。それは、自分ではどうすることも出来ないと感じた時は、人に頼ることだということ。
ですが、不安な気持ちでいっぱいいっぱいになり過ぎて、いつの間にかそのことを忘れてしまっていたようです。
自分が会社のトップだということ。だから、頼られないといけない存在であるべきだという思いが、いつの間にか、強くなってしまったこともあったからだと思います。
自分がなんとかしなきゃいけない。そう考えてばかりいました。そもそも、どうしたらいいのか分からなくなっている状態なのに、その思いが自分をより追い込むものになっていたんです。自分だけではどうにも出来ない。頭を抱えていたときに、ふと思い出したんです。
こんなときこそ、人に頼らなきゃいけないんだって。
そのこで、スタッフひとりひとりに話を聞いてもいました。僕の大切な人にも話だけでもと聞いてもらったんです。
話をするだけで、どこか肩の荷が軽くなったことに気が付きました。依然として状況が変わらないはずなのに、話を快く聞いてもらえたこと。優しい言葉が返ってきたときに、寄り添ってもらえたような感じがしたんです。それだけで、心は安心するものなのかもしれません。
今に意識を向けることが、やはり大事だった
あるスタッフの方に不安に思うことをあれこれと話していると、「残ったスタッフみんなで協力してどうにかしていかないといけないね。」と、言ってくれました。その時に「私には、出来ることが少ないかもしれないけれど、とりあえず、目の前のことを頑張らないと。」そう呟いていたんです。きっと、たぶん本人は自分に言い聞かせるつもりだったのかもしれません。
それを聞いたときに、僕ははっとしたんです。そうだよね。今やれることに集中しなくちゃいけないよね。そう思えたんです。その言葉が確かに、自分の心に響いたんです。
そこから、僕は今目の前のことに意識を向けるように心がけています。
出来ることをやっていこう。と、自分に言い聞かせながら。
以前として、状況は何も変わってはいません。ですが、今やれることを探していくと、思いの外、出来ることが増えていったんです。どうしたらいいのか分からないと悩んでいた時は、何一つ思い浮かばなかったことなのにです。
それをやっていくうちに、抱えきれなかった不安がいつの間にか、頭の隅に追いやられていました。
今では、乗り越えてやるという気持ちになれています。前を向くことが出来ているんです。
自分の中では、理解していたつもりでした。今、この時に集中することの大切さを。ですが、今回改めて、その大切さを実感することが出来たようなきがします。
お知らせです
お悩み相談はじめました!
人生に迷った時、どうしたらいいのか分からない時、誰にも相談できずに、苦しみました。いつか、僕自身も誰かに寄り添い、背中を押すことが出来たらと思い続けてきました。
だから、あなたのお悩みに、寄り添いたいのです。
どの記事でも構いませんので、コメント欄にてお待ちしております。
詳しくは、こちらを読んでください。
相談される方は上の記事内にある注意事項を読んでから、ご相談下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?