知らないうちに自分を壊してしまっている
反射的に自分の気持ちを拒んでしまう
自分を破壊してしまう行動と言えば、アルコール依存症やギャンブル依存症、摂食障害、自傷行為などが挙げられます。ですが、何も、そうした明白なものだと言えるものばかりではありません。
心の奥底では、こうなりたいとかこうしたいという気持ちを持っているのにもかかわらず、意識がそれを拒んでしまっているといったことがあるのです。これも自分を壊してしまう行為であるのです。そうしたものは大抵、自分には無理だと思ってしまっていることが原因となっているのです。
自分では頑張っているけれど、なかなか満たされない気持ちになるとか、何故だか分からない感情が湧いてくる。生きづらさを感じているとか。そんな風に感じているのは、もしかすると、あなた自身が無意識にそうしている危険性があるのかもしれないということなのです。
これからご紹介させて頂くひとつの例は、過去の僕自身が自分の思いを拒んでいた事例です。大事なことは、そのことに気が付くことだと思います。何かそのきっかけになればと思います。
かつての僕は、料理の道で成功することを夢見ていました。どの世界にも言えることなのですが、本当に厳しい世界でした。そんな中で、紆余曲折はしていましたが、僕は自分なりに切磋琢磨していたように思います。
こんな僕でも、大きなチャンスが巡ってきたことがあったのです。
それは、海外に行って挑戦してみないかという話でした。それは、これまでやってきたことを認めていただいていると言ってもいいくらい嬉しい言葉でした。ですが、どうしたものか、素直に受け取れない自分がいました。当時のぼくには、迷う必要はどこにもなかったはずなのに、凄く後ろ向きな自分がいました。だから、少し考えさせて欲しいと言ってしまいました。実質、煮え切らずに、先方をひと月待たせてしまい、結局はこのお話を断ってしまったんです。どうしても一歩を踏み出すことが出来ませんでした。
このような決断を僕は、なかなか自分を許すことが出来ませんでした。怖気づいた自分を情けなく感じました。どうしようもないダメな人間だと自分をそう思うようになりました。思えば、あんなに希望を持っていたのに、あの頃から、僕の中で歯車が合わなくなってしまったような気がします。
自分の気持ちを確かめる
こうしたものも自分を壊してしまう行為であるのだと言えるような気がします。確かに、はっきりと断言できるものではありません。人によっては健全に感じるものかもしれないからです。
ただ、こうして、どこか目標を達成することや、自分が幸せを感じることに、どこか抵抗してしまい、ブレーキをかけてしまうことはないでしょうか。
自分を信じられれるのなら、これは少し冷静になる必要があるのではないかとも考えられます。何か、自分の中でしっくりこないように感じているのですから。まるで、心が警告を発しているようにも感じます。この気持ちは、自分に無関心であったり、問題の先送りのように見えてそうではないようにも思います。
もし、あの時に、あのまま無理やり海外に行っていても、僕は自分の中の抵抗感を強めてしまい、行ったことに後悔をしていたかもしれません。行動しなかったことが問題ではないのです。自分の気持ちを確かめなかったことに問題があったのだと思います。
当時の自分の気持ちに寄り添うのなら、どうして迷うのか、どうして心が抵抗しているのかに、フォーカスをする必要があったのです。
自分が本当に求めているものが、何か分かれば、自然と抵抗する気持ちはなくなり、全力で自分の背中を押してくれるようになるのではないかと、今は感じています。
これは、ほんのひとつの例に過ぎません。最初に述べたように、行き過ぎたギャンブルやお酒の依存などといった自分を破壊してしまう行為と比べると非常に見えにくいものではありますが、確かに自分を壊してしまう行動であるのは確かなものです。他にもこうした自分を壊すような行動や思考はたくさんあります。またいつか紹介させて頂きたいと思います。
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メルシー