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その苦しみの原因は?

お金に対する苦しみ

高校生の時、父親の会社が倒産しました。これまで不自由ない生活だったのが変わってしまったのでした。多くを我慢したり、諦めなければいけませんでしたから。ですが、それでも両親はきちんと僕を社会に送り出してくれたわけです。

本当なら感謝しないといけないはずなのに、当時の僕はどこか心の中にモヤモヤしたものを抱えていたのでした。両親に不信感を持ち、あなたたちが不甲斐ないから、こんなにも苦労しなくちゃいけない。そう自分勝手な反発をしていたんです。そして、心の奥底から自分は失敗してはいけない。お金を絶対に稼がないといけない。そう感じていたんだと思います。

絶対に、成功してお金持ちになってみせる。漠然としていたものの、自分の中で、ここまではっきりとした目標を持っていたのは、そうした過去があったからかもしれません。

お金さえ手にさえすれば、全てがひっくりかえると思っていました。

これまでの悔しさや苦しさ。自分に自信がないこと。不甲斐無い自分からの脱却。虐げられた気持ち。それに、これまでの僕自身の過ちや後悔となっていることも全てを消すことが出来るはずだと思っていたんです。

だから、何がなんでも成功してお金を手にしようとしていたんです。とにかく働き詰めだったんです。周りのことなんか何も見てはいませんでした。自分の成功だけを願い、自分勝手に生きていたんです。人や物事も損得でしか、判断していませんでした。

結局、そのことで、僕は自分を追い込んでいたんです。どんどん自分を孤独へと追いやってしまったのですから。身も心もボロボロになってしまいました。後悔ばかりを残してしまうようになってしまったのです。それは、自ら命を投げ出すほどでした。

ここまで、自分の心が囚われてしまった原因は

結局のところ、僕は成功を手にすることもお金持ちになることも出来ませんでした。むしろ、あらゆることに手を出しては、無駄なことにお金も時間も費やしていたのです。そうなってしまうのは必然だったと言えます。

ですが、全くだとは言えませんが、あの時の自分ほど今の僕はお金に対しての執着を持ってはいないのです。確かに、将来を見据えてみれば、不安は強くなってしまいますが、どこか吹っ切れてたかのように、何とかなるんじゃないかと気持ちを切り替えることが出来ています。

お金を稼がないといけない。お金持ちにならないといけない。そうやって、お金に執着し、自分の心を囚われてしまっては苦しめていた原因は、間違いなく僕自身の欲深さであることに気が付いたからです。

何に対しても求めすぎてしまうのは、やはり、自分が欲深くなってしまっているからです。必要以上に、求めてしまっているのです。

美味しいご飯を食べた次の日に、また美味しいものが食べたいと思ってしまうように人の欲にはきりがありません。例え、自分にとって求めているものを手にしても、次から次へと求めてしまうようになってしまうものだということです。でも、そうした欲があるから手にすることが出来た部分もあるものです。

そうした部分を含めて、全ての過去を否定するものではなく、自分が欲深くなってしまっていることをきちんと認めてあげていくことが大事なんだということに気が付きました。

自分の欲深さを知るということは、自分の感情をしっかりと観察することです。人から言われて腹がたったこと。人に激しく嫉妬してしまったこと。妬みや恨みというのは気が付きやすいものです。

つい先日も、指示したことをきちんと仕事をしないスッタフに怒りを感じました。怒っている自分に気が付き、自分がどうしてそこまで怒るのかを考えてみたんです。どんなときも仕事はきちんとしないといけないとか、ミスはしてはいけないといった自分の中の過度なバイアスに気が付いたのでした。僕自身がそのスタッフの方に、こうして欲しいということを過度に求めすぎていたということです。極端な話で、求めすぎなければ、何も怒りを感じないわけです。求めすぎていたから、こうしないといけないとかこうするべきだといったように思考を狭めてしまい、それに当てはまらないことに腹を立ててしまうのです。

当時の僕も、見渡してみれば、沢山のことに恵まれていたのにも関わらず、お金に囚われて欲深くなっていたから、自分の豊かさに目を向けなかったのです。だから、後悔ばかり残してしまったのです。

今、あなたが苦しいと感じているのは、自分が欲深くなっているからかもしれません。必要以上に求めすぎてしまっているからかもしれません。本当に求める必要があるのは心の自由さであるのだということです。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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