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めけめけの徒然なるままにアンチテーゼ
2019年6月15日 18:00
あなたに触れたいと思う気持ちを、僕は見つめている それを罪であると言い捨てるのはとても簡単だ 罪を認めても、償うことを前提に、僕はあなたを見つめている それは悪なのかもしれない 正しい選択が真理へと続くのなら この先に僕を待ち受けているのは嘘で固められた暗黒の塔なのかもしれない 僕はらせん状にどこまでも続く階段を上り続け そして結末はどこにたどり着くこともなく、地面に落ちてしまう
2019年2月1日 10:17
その少年と出会ったのは、小雨の降る夕方の公園だった。「ボク、ひとりかい?」 そう声をかけるまでの間、私はタバコを1本吸い、自動販売機で缶コーヒーを買って飲み干し、パンパンになった携帯灰皿に吸殻を押し込んでからのことだった。「うん」 6月。長梅雨の真っ只中。天気予報を見る気にもなれない。「こんな雨の中で、何をしてるんだい?」 小学校に上がったかあがっていないかくらいの男の子