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自律神経の状態をセルフチェックしてみた!「生涯健康に暮らしたければ 「自律神経」を整えなさい」 新井 幸吉

セロトニンから始まり、興味は自律神経にやってきた。自律神経は健康の要なのかもしれないと思える。自律神経のレベルは40代からグッと落ち始めるらしい。女性より男性のほうがオチ幅が大きく、それが寿命の短さにも関係があるのではないかという説もある。ほとんどのスポーツ選手が30代で選手生命を終えるのも、自律神経のレベルが落ちることだ。

老化はどうしようもないけれど、自律神経を整えれば急激に体調を崩すことは避けられるようになる。自律神経を整えるには地味でコツコツした生活習慣・ルーティーンしかない。最近、お勉強を始めた自律神経本から一冊紹介してみよう。自律神経のセルフチェックができるのが良い本だ。

自律神経失調症の自己診断

4つのタイプの自律神経失調症がある。性格型自律神経失調症・神経過敏型自律神経失調症・自己中心型自律神経失調症・抑うつ型自律神経失調症。それぞれのタイプごとに、対処法が違うので、自分がどんな傾向を持つかを知っておくのが大切だ。

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(P71図表)生涯健康に暮らしたければ 「自律神経」を整えなさい 幻冬舎 (2017/2/14) 新井 幸吉 (著)

設問をチェックしてみたところ、私の自律神経は「神経過敏型自律神経失調症」の傾向が強いようだった。

「身体に現れる症状よりも精神面に影響が出やすい自律神経失調症のタイプです。不安や恐怖を感じやすかったり、周囲の言動に影響されやすかったり、細かいことを気にする面を持ちます。またちょっとした体調不良や痛みに対しても「悪い病気だったらどうしよう」「もっと痛くなるのでは」とネガティブな思考をしがちです。体調の変化を感じやすく、そのことがよりいっそう自律神経を乱すストレスになってしまいます。」(P73・74)

生涯健康に暮らしたければ 「自律神経」を整えなさい 幻冬舎 (2017/2/14) 新井 幸吉 (著)

診断結果もピッタリだ。病気不安にはずいぶん悩まされた(参考:不安障害は簡単には治らない。何度もぶり返し、繰り返す戦い。)不安傾向も、自律神経の乱れの一つのシグナルだと理解すると良いだろう。

自律神経のバランスチェック

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(P81図表)生涯健康に暮らしたければ 「自律神経」を整えなさい 幻冬舎 (2017/2/14) 新井 幸吉 (著)

さらに、もう一つの自己診断テストで交感神経と副交感神経のバランスをチェックすることができる。テストの点数により、交感神経優位の「オーバーワーク」タイプ、どちらも低い「ぐったり」タイプ、副交感神経優位の「まったり」タイプ、どちらも高い「スーパーマン」タイプに分類される。

自律神経はどちらかが高すぎて(低すぎて)バランスを崩すことも、どちらとものレベルが下がりすぎて不調になることもあるのだ。これもまた、それぞれのタイプに応じて対処法が違う。

私の場合は副交感神経優位の「まったり」タイプだった。このタイプは、ストレス過剰の現代社会では悪くないのだが、デメリットもある。覇気がないとか、元気がないと言われ続けてきたのはおそらく副交感神経が優位だからだろう。体温の低さや血圧の低さも、自律神経によるものだろう。

「まったりしすぎると倦怠感が募るようになり、やる気を失ってしまうこともあります。食欲のコントロールがうまくいかず、食べ過ぎて太ってしまう人もいます。のんびりは程々を意識するとともに、朝は交感神経の機能を高めるような行動パターンを取り入れましょう。・・またこのタイプの人はアレルギー疾患やぜんそくなどを大人になってから患いがちなので注意が必要です。」(P82-83)

生涯健康に暮らしたければ 「自律神経」を整えなさい 幻冬舎 (2017/2/14) 新井 幸吉 (著)

自律神経は訓練できる

絶不調の時期をすでに越えている。改めて自律神経のチェック項目を見ると、以前は確実に「はい」だったが、今は変化しているものがあることに気づいた。つまり自律神経の状態は日々?変化するのだ。これは、うれしい発見のひとつだった。

例えば、下記の項目にポジティブな変化が見られた。生活習慣の変化が心身に良い影響を及ぼしているのだ。

・息切れしやすい→かなり改善
・いつも胃の調子がよくない→朝毎に空腹感がある
・仕事の時間が不規則→在宅ワークになって規則的になった
・風邪を引きやすい→年に数回、発熱していたがほとんど風邪をひかなくなった。
・三日坊主→いろいろな習慣が長続きするようになった
・午前中はやる気が起きない→早朝から活動できるようになった。朝の散歩もかなり効果が高い。
・太り気味→体重が標準になった

その一方で、まだまだ改善点もある。下記にあげたような状態が変化し始めるなら、人生が変わるだろう。

・体温・血圧が低い
・疲れやすい
・見知らぬ人・場所に不安を感じる
・悪夢を見て目が覚めることがある

自律神経を変えるのは、コツコツした生活習慣だ。前述した本の中にある30の生活習慣は、シンプルなものばかり。でも続けないと意味がない。これからも、自律神経を整えることに目を向けて生活習慣を変えていこうと決意することができた。

アクセルばかりで、ブレーキの効かない車のように暴走していた30代。40代になると自律神経のパワーが落ちるのだから、ギアチェンジの時期だったのだろう。コロナ禍が良いきっかけになったと思いたい。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq