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寂しかった

あの時の君は面白かった 薬を飲み意識が朦朧とする午後3時 誰かに助けを求める僕の隣に君が居た 1番近くに君が居た 否定しない君は面白かった 生きづらい世の中に対する思…

melt xlll
1か月前
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カフェオレ

苦い思い出を消すためについた嘘はミルクのようだ。舌を逃がしたくなるような現実に甘くまろやかな理想を張る。本当の事を話せと大人は言うけど、話したところで何も気にせ…

melt xlll
10か月前
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閉鎖都市

木の枝で休む鳥が鳴く音 葉が鳴らす緑の乾いた風の音 今自分が踏んでいる大地の音 全世界が繋がる空に響く飛行機の音 生命を与えてくれる水が滴る音 呼吸をする自分の体の…

melt xlll
1年前
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まι″ιょっ<

ここだけどここじゃない これだけどこれじゃない きみのいうそれはどれなんだろう ぼくのいうそれはそれなのに 特別になりたくて孤立した 一番になりたくて孤立した 人気…

melt xlll
1年前
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教奏

親のエゴに教えを乞う少女 絶対と思っていたそれが エゴだと気づいた思春期 教材代と偽り手にした三千円で 最寄りから終点まで揺られた 自分と同じよう親のエゴで疲れ果て…

melt xlll
1年前
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想鬱

羊を数える少年に悪夢を見せる少女 思えば想うほど傷を負う愛 鬱と云う響きに助けを求め依存する 枕に垂れる青色に暖かさを感じる 雨の後のアスファルト 右から結ぶ靴紐 …

melt xlll
1年前
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寂しかった

寂しかった

あの時の君は面白かった
薬を飲み意識が朦朧とする午後3時
誰かに助けを求める僕の隣に君が居た
1番近くに君が居た
否定しない君は面白かった
生きづらい世の中に対する思いを話す午前2時
誰かに共感を求める僕の隣に君が居た
1番共感してくれる君が居た
ある日君は面白くなくなった
僕と似た人を探し始めたから
ある日僕も面白くなくなった
唯一無二の人間でなくなったから
あの時の僕は面白かった

カフェオレ

カフェオレ

苦い思い出を消すためについた嘘はミルクのようだ。舌を逃がしたくなるような現実に甘くまろやかな理想を張る。本当の事を話せと大人は言うけど、話したところで何も気にせず飲み込むだけ。
だから7対3が僕のブレンド。

閉鎖都市

閉鎖都市

木の枝で休む鳥が鳴く音
葉が鳴らす緑の乾いた風の音
今自分が踏んでいる大地の音
全世界が繋がる空に響く飛行機の音
生命を与えてくれる水が滴る音
呼吸をする自分の体の音
意識すれば音はどこからでも聴こえてくるのに
僕達はヘッドフォンを首にかけて
酷く汚れた醜い電子の世界で音を探す

まι″ιょっ<

まι″ιょっ<

ここだけどここじゃない
これだけどこれじゃない
きみのいうそれはどれなんだろう
ぼくのいうそれはそれなのに

特別になりたくて孤立した
一番になりたくて孤立した
人気になりたくて孤立した
大胆に飛び降りて孤立した

今を大切にとみんなが言うから
過去が僕を壊してくるんだよ
未来を大切にとみんなが言うから
今が僕を焦らせてくるんだよ

教奏

教奏

親のエゴに教えを乞う少女
絶対と思っていたそれが
エゴだと気づいた思春期
教材代と偽り手にした三千円で
最寄りから終点まで揺られた
自分と同じよう親のエゴで疲れ果てた
小学生を肩で寝かせながら揺られた
初めての自由だ
瞬きをする度に変わる雲の形と空の色
感情の安定しない春の風
手に入れた知識が千恵へと変わっていく
街が騒がしくなった頃駅に向かった
店の前で喧嘩する大学生を横目に歩いた
駅のベンチで

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想鬱

想鬱

羊を数える少年に悪夢を見せる少女
思えば想うほど傷を負う愛
鬱と云う響きに助けを求め依存する
枕に垂れる青色に暖かさを感じる

雨の後のアスファルト
右から結ぶ靴紐
ポケットからだす鍵
2Bの鉛筆とスケッチブック
熟した林檎を噛じる
何も無い日々に息を呑む
描けない自分に嫌気がさす

死ねないのに締める首
まわらない舌と脳
逃げる周りからの目
昨日みたいな日々を過ごす

感情を校閲される社会
苦し

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