mel

furuyama saki 1993年3月生まれ 夫とふたり暮らし。 なんでもない日…

mel

furuyama saki 1993年3月生まれ 夫とふたり暮らし。 なんでもない日々のアウトプットを綴っています。 http://mel.mamagoto.com/ http://www.instagram.com/melfeuile/

最近の記事

共存

あまり好ましくない物事を、好ましくないからって憎んだり怒ったりするのではなく、共存していようと思う。 昨日よりは少し楽かなぁの腰痛と、庇って変な力を入れたらしい右腕まで痛い今朝。 いつもどおりに起きて、腰にバンドつけて、左手だけで掃除する。 痛いとか体調が悪いとかいうのは恥だと知っているけれど、体調不良は悪ではない。 実際すぐにはなくならないのだし、これ以上悪くならないようにしながら、できる範囲で、うまく付き合う方法を探る。 悲観するでも、もういいやってやけになるでも、負

    • 寒暖差に注意

      あれっと感じた違和感は、どうやら本当だったらしい今日。 寝て起きたら治ってるかもなぁと信じていたのだけど、治っていなかった、久しぶりの腰痛。。。 あまりに急に暑くなり、日に日に薄着に、エアコンつけて、もはや夏モードとなったところに、昨日すこし肌寒く、雨が降り、というこの、波に負けたらしい。 日記を辿ってみたら、前も、その前も腰をやられたのは、いつも季節の変り目。 片付けた腹巻きをひっぱりだして、靴下ももう一枚履いて、ブランケットも、 たぶん冷やしすぎなんだろうなと、温めた

      • 思い出話その6・たまごサンド

        単純にすきなたべもの、というのとはちょっと違う温度で、あぁ今これが無性に食べたい!というのが時々ある。 その率がずば抜けて高いのがたまごサンドで、ツナサンドでもハムレタスサンドでもカツサンドでもだめで、卵サラダでもオムレツでも、目玉焼きのトーストでもだめ。 たまごサンドのときは、もう、完全にたまごサンドだ。 中学生のころ、職業体験というやつで、小さなパン工場にお世話になった。 地元のスーパーに卸し、工場には近所の人たちがすこし買いに来るような、古く小さなそこで、ほんの三日

        • 思い出話その5・ムニエル

          大変に恥ずかしい話だけれど、わたしは食べ物の好き嫌いがとても多い子どもだった。 ごはんが楽しみだ!とか、今日の給食は何かな?とか、完食、おかわり、そういう記憶がほぼ、ない。 そんなわたしがたぶん、人生で初めておかわりした食べもの、ムニエル。 母の焼いた、白い切り身にこんがりぱりぱり、黄金のきらきら。バターのにおい、ほんのりレモンのにおい。 祖母たちの部屋の、和室の丸い机の上で、ママ、これもう1つ食べたい! ええ!?って、食べれるの?って、驚く母。うれしそうな母。 マイ、フ

        共存

          思い出話その4・母のお弁当

          幼稚園のころの、今でもしっかり、一番うれしかった、ある日のお弁当。 田舎のちいさな幼稚園、年長さん年少さん、先生、みんなで囲んで食べるお弁当の時間。いつものお弁当箱を開けたら、どんと、真っ黄色、大きなピカチュウがいた。 今では当たり前になったキャラ弁というやつも、当時はまだあまり流行ってなかったし、普段のお弁当というと卵焼き、唐揚げ、ミートボール、ハムでキュウリを巻いたやつ、ほぐしたタラコ、そぼろごはん、プチトマト。とか。ご飯には大体ふりかけ、たまにおにぎり。至って普通。

          思い出話その4・母のお弁当

          思い出話その3・家族旅行

          旅についてふたつ書いたけれど、子どもの頃は、旅行、というのは、実際、あんまり嬉しいものではなかった。 ほとんど毎年、夏休みになると、祖父母があちこち(しかし祖父が飛行機嫌いなので車で行かれる範囲がほとんど)、連れて行ってくれて、みんなでわいわい、おいしいものを食べ、温泉に入り、城とか遺跡とか遺産とかを見る。 宿題の日記にも書けるし、まさに完璧な家族旅行だったのだけど、ひとつ、問題なのが、そう、暑い。 それももう、ちょっと暑いなぁのレベルではない、一年で最も暑いであろう八月

          思い出話その3・家族旅行

          思い出話その2・あついうみ

          旅についてもうひとつ。 結婚前、だから20歳のとき、独身最後の旅をしよう!と、これまた大袈裟な名目でひとり、熱海に行った。 ゆっくり起きて、午後から電車を乗り継いで行ける距離で、海にいきたいなぁ。温泉もあるといいなぁ。と、ふらっと行ったあれは二月の終わり。 よく晴れてあたたかで、河津桜はもう散って、どこもかしこも、とにかく、寂れていた。 あの後、熱海駅は綺麗になったとかで観光客が増えたと聞いたのだけど、わたしが行ったあの日は人も少なく、犬の散歩の人がすこしいるくらいで、

          思い出話その2・あついうみ

          思い出話その1・名古屋

          こんな風だし、なんかちょっと現実と違うところの、思い出話とか自分のすきなものの話でも書こうかなぁと。 長いし、いったい誰が興味があるのやら、だけれど… 自粛生活でもう暇で暇で仕方がなくなったら、どうぞ。笑 毎日なにかしら、書きます。 ---------------------- 16歳の終わり、服屋でバイトしていたころ、一年で一番忙しいお正月の初売りを乗り越え、久しぶりにゆっくり連休がもらえた一月の末。 どこか行こう!となって、ひとり、夜行バスをとった。 四国から行ける

          思い出話その1・名古屋

          息抜きの日

          わたしだけではなく、なんとなくまわり全体が疲れてしまっているのを感じるこの頃。 息抜きに、夫と、数年前まで住んでいた街へ行く。 電車で一本、距離にしても時間にしても、ノスタルジーに浸るにはあまりに近すぎるのだけど、 ひさしぶりに見る景色は、ちっとも変わっていないようでもあり、まったく知らない場所のようでもあり。 そのまま、あのころの自分ごと。 たったの四年と半年にも満たないのに。 たくさんのすきだった場所がなくなってしまったけれど、なにひとつ変わらずに存在するものもある

          息抜きの日

          電波塔

          やわらかな水色と白に、褪せた赤とぼけた白は、遠目に、どこにでもある現実のくせにとてもとてもとおいものみたい見えて、 「あれが東京タワー!?」っていちいち嬉しかったなぁと思い出す。 ほんものはまだきちんと見たことのない、東京タワー。 おもちゃ箱の中みたいな、とおいとおい、小さな、東京タワー。

          電波塔

          メレンゲ

          はじめて自分でお菓子を作ろうと思ったのは、小学3年の冬。 図書室の本に載っていた、くまさんの形のガトーショコラ。 どうしてもあの可愛いケーキが焼きたくて、アルミホイルで型らしきものを作り、母のいない夕方に、本を見ながら見よう見まねに混ぜて焼いた。 でもガトーショコラ、にはなってくれなくて、焼きあがったのは、くまさんの形の、ぺらぺらに茶色く巨大なクッキーのようなかたまり。 あの落胆といったら。 ダイニングの左端の椅子の前で、ちょっぴり焦げたにおい、ちっともかわいくないくま

          メレンゲ

          それは放課後みたいなもの

          あれこれやりたいことのあるわたしにとって、そんなことをしている場合ではない、は、一種の呪いだなと思う。 お風呂と室外機とサーキュレーターと、後回しにしていたものたちを磨いたらすっかり気分の晴れた今朝。 今日こそは、きのうあきらめたお菓子も焼こう。 明日の朝はホットケーキにしよう。 それをたのしみに、まずは洗濯とミシンと片付けと夕飯の支度と。 気づけばもう九月。 子どもの頃、夏休みは、六時間は、あんなに長かったのになぁと思うけれど。 やってもやらなくてもいいようなことに救わ

          それは放課後みたいなもの

          音楽、コーヒー、スイーツ、映画。

          すきだなぁと感じるいくつかのものについては、 こんなすばらしいものを作ってくれてありがとうございますの気持ちで、何度も救われ、満たされ、全くと言っていいほど飽きることもなくて。 ふぅ。 わたしもがんばろう。

          音楽、コーヒー、スイーツ、映画。

          PM1:28

          ふとみた時計が夫の誕生日だとなんとなくうれしく、デジタル時計はこれからもずっと24時間でなく12時間表示にしていようと思った、まだまだ八月の、蒸し暑い真昼。

          PM1:28

          小さな音

          キッチンペーパーがいつものものに戻って、なにがって、そんな小さなことだけど、ホルダーから片手で剥くときの音の低さに、心底安心して。 わたしはいろいろなことを音で判断している気がする。 夫の動きとか。 きれいに縫えているときの音、とか。 機嫌の悪いときの声の色とか。 めりっ、とか、ばりっ、とか、言わないでほしいなぁとおもう。 BGMも小さく小さく。 またこのペーパーをずっと買えますようにと、そんな小さなことを心底願う。

          小さな音

          雨の朝

          朝の、起きたらもう降っている雨というのはわるくなくて、 窓越しのライトグレーと、雨粒、車の音。空気そのもの静かでやわらかな、弱い雨の朝。 なんとなく母のピアノを思い出す今朝。 なんとなく。 ショパンとモーツァルトをよく弾いていた気がする。 やわらかな音。 こんな雨ばかりだといいのにと思う。

          雨の朝